虫歯に絶対なりたくない人に教えたい!たった5つの予防法 | 歯医者の選び方 | 歯医者がおすすめする歯科医院
2017年12月11日

虫歯になると痛い思いをしますし、症状が悪化してしまうほど治療にお金もかかります。
近年では、虫歯にならないようにするための予防歯科が活発になっています。虫歯を治療するために歯科医院へ通院するのではなくて、虫歯にならないために通院するのが予防歯科です。また予防歯科では、歯科医院への通院がメインではなく、生活習慣やセルフケアがより大切な要素となります。
今回は、絶対虫歯になりたくない人のための、5つの虫歯予防法について紹介します。

虫歯になる4つの条件

虫歯は、細菌・食べ物・宿主の歯質・時間の4つの条件が揃った時にできます。下記のように、虫歯の4つの輪で表されます。

細菌

虫歯はプラーク内の細菌によって起こります。口内に虫歯の原因菌がいることも、虫歯ができる条件の一つとなります。
虫歯菌は誰の口内にもいると思われがちですが、実は虫歯菌の量は幼少時に決まるといわれています。感染の窓と呼ばれる1歳半~2歳半の時期に、虫歯菌が子どもの口内に入ってこないよう気をつければ、大人になってからも虫歯になりにくい口内環境へ整えることができます。逆に、この時期に大人と食べ物や食器の共有をするなどして、唾液と一緒に虫歯菌が子どもの口内に入り込んでしまうと、その後もずっと虫歯になりやすい口内環境になってしまいます。
大人の心がけ次第で、子どもの虫歯のリスクを減らすことが出来るのです。

食物

虫歯菌の餌となる食べ物(食べかす)の存在も、虫歯を作る条件です。甘いものばかり食べていると虫歯になりやすいというのは本当のことで、食べ物に含まれる糖分が虫歯の直接的な原因となります。虫歯菌は、食べかすに含まれた糖分を原料に、巣となるプラークを作り出します。そしてプラーク内の無数の細菌が代謝をする際に出す酸が、歯を溶かしていき、虫歯を作り出すのです。
クッキーやキャラメルなど歯にくっつきやすい食べ物ほど、虫歯のリスクも高まります。また長い時間口内に留まる飴も、虫歯を作りやすい食べ物です。

宿主

歯質の強さや唾液の量、免疫力など、宿主の性質も虫歯のなりやすさに関係してきます。
例えば歯の表面のエナメル質の量が十分にあれば、それだけ虫歯も進行しにくくなりますが、治療済みの歯でほとんどエナメル質が残っていない場合には、虫歯も進行しやすくなります。
唾液の量が少ない人は、口内環境を整える能力も低いため、細菌が繁殖しやすく虫歯にもなりやすくなります。唾液の質や量は、年齢やその時の体調、糖尿病などの全身疾患、遺伝的な要素で決まります。また身体の免疫力も、口内の細菌の繁殖力に影響します。

時間

虫歯菌が糖分からプラークを作り出すには、約8時間かかります。また口内がプラークによって酸性に傾く時間が長ければ長いほど、歯の溶け出す時間も長くなり、虫歯になりやすくなります。
食事からの時間の経過も、虫歯を作る要素となります。

虫歯を予防する5つの方法

虫歯の予防には、虫歯になる4要素の円をできるだけ小さくしていくことが大切です。次のような予防法があります。

食後の歯磨き

食後に歯磨きをして、食べかすやプラークを除去することで、口内の虫歯菌の量を減らすことができます。プラークはうがいでは落ちません。ブラッシングをして機械的に落としていくことが必要です。
また歯磨きには唾液の分泌を促す効果があります。食事によって酸性に傾いた口内を、唾液の自浄作用で正常な状態に戻すことができます。
歯磨きの際には、フッ素が多く含まれた歯磨き剤を用いることで、虫歯が起きにくい歯質にすることができます。

糖質制限

糖質を全く取らなければ虫歯になることはありませんが、生きていくためには物理的に不可能です。そこで食べ物や飲み物の糖分を意識して、摂取する量をコントロールすることで、虫歯になるリスクも減らすことができます。
また糖の種類にも様々あります。摂取する糖を、虫歯の栄養にならない糖に変えることで、口内の環境を維持することができます。代表的なものにキシリトールがあります。キシリトールを始めとした虫歯になりにくい糖は、虫歯菌が食べてもプラークができないため、酸の生成も行われません。口内が酸性に傾かずに、虫歯菌の生きにくい環境にすることができるのです。
通常の砂糖と同じくらいの甘味があるのにも関わらずカロリーも低いため、虫歯だけでなく生活習慣病の予防にもなります。虫歯のできにくい代用甘味料は、キシリトールの他にも、エリトリトール、ソルビトール、マルチトール、マンニトール、パラチニット、パラチノース、アスパルテーム、スクラロースなどがあり、その多くは特定保健用食品や機能性食品に用いられています。

よく噛む

食事の際によく噛むと、たくさんの唾液が分泌されます。唾液の働きによって再石灰化も促されて、虫歯もできにくくなります。さらに子どもの場合には、よく噛むことが顎の成長にも繋がります。顎がきちんと成長すると、歯の生えるスペースが確保されて歯がまっすぐ生えますので、食べ物が挟まりにくい、つまり虫歯になりにくい歯並びに整えることができます。見た目にも良い影響を与えますので、よく噛んで食べることを小さい頃から習慣付けておくことが大切です。
また、早食いは胃の調子を悪化させます。胃の不調により自律神経が乱れると、唾液の量も減り口内環境の悪化にも繋がります。

間食をしない

わたしたちが食事をする度に、口内の虫歯菌は勢力を増し歯を溶かしはじめます。そしてそれを抑えようと唾液が時間をかけて口内を自浄化していきます。虫歯菌が歯を溶かすことを脱灰といい、唾液が元の正常な状態に戻すことを再石灰化といいます。口内では、絶えずこの脱灰と再石灰化が繰り返されているのです。

しかし間食をして食事の回数が増えると、唾液の再石灰化が追いつかずに脱灰の時間が長くなります。すると、歯は溶かされ続けて虫歯ができてしまいます。
間食が口内環境を悪化させるのは明らかであり、食事と食事の間には一定の時間を設けることが必要です。

定期的に歯科医院に通う

上記のことをした上で、定期的に歯科医院に通うことができれば、虫歯のリスクをかなり低くすることができます。

普段の歯磨きではどうしても取りきれなかったプラークは、やがて歯石へと変化します。歯石になってしまうと、いくら歯ブラシで磨いても取ることができなくなるため、歯科医院でプロによる歯石のクリーニングを受ける必要があります。合わせて歯磨き指導を行ってくれますので、より効率的に自宅でのケアを行うことが出来るようになります。
虫歯になりにくい歯質にすることができるフッ素の塗布を行ってくれる歯科医院もあります。特に子どもへのフッ素塗布は効果的です。

検診がてら、3ヶ月に1回、最低でも半年に1回を目安に歯科医院に通うことができれば、虫歯だけでなく歯周病の予防にもなります。都度通院の費用はかかってしまいますが、虫歯や歯周病の治療費の方が大きくなることは確かですので、長い目で見ると治療費の削減にもなります。
痛い治療を受けるリスクも減りますので、身体的にも負担が少なくなります。

まとめ

虫歯を予防するには、歯磨きをして虫歯菌を減らすこと、糖分に気をつけること、虫歯菌を増やさない口内環境を保つこと、虫歯菌が活動する時間を与えないこと、そして定期的にプロに診てもらうことが大切です。
文章で長々と書いてはいますが、実はなんてことない当たり前のことだったりします。今一度大切さを理解して、実践してみて下さい。