モンスターペイシェントになってない?歯医者に行くときに気をつけるべき7つのこと | 歯医者の選び方 | 歯医者がおすすめする歯科医院
2018年1月29日

歯医者には子供からお年寄りまで、常識的な人も非常識な人も、様々な人が訪れます。そしてここにも例外なく発生するのがモンスターペイシェントです。

歯科医師には、応召義務といって、正当な理由がない限りは診療の求めに応じなければならない、という決まりがあります。もしも正当な理由なく診療を拒否して、患者に損害を与えてしまった場合には、損害賠償を請求されたり、歯科医師免許の取り消しを受けたりする可能性もあります。
正当な理由の範囲は限られ、例えば、金銭を支払わない、標榜科以外の患者である、疲労困憊、といった理由では拒否できません。ちょっとやそっとの理由では診療拒否することができず、いわゆるモンスターペイシェントといわれる非常識な患者でも、診療をしなければならないのです。

当然嫌々した診療が良いものになるはずがありませんし、クレーマーな患者は自分の首を締めることになります。良い診療を受けるためには、患者として最低限のマナーを守ることが大前提なのです。
今回は歯医者のモンスターペイシェントにならないための注意点をご紹介します。

モンスターペイシェントとは

モンスターペイシェントとは、医師や歯科医師に対して、不合理で自己中心的な要求をしたり、暴言・暴力を振るったりする患者を指す言葉です。
モンスターペイシェントは、医療従事者のモチベーションを下げるだけでなく、医師や歯科医師がモンスターペイシェントの対応に追われることで、間接的に他の患者の診療を妨害してしまうことにも繋がります。
歯医者に嫌がられる、こんな患者になっていませんか?

予約通りに来ない

予約をしているのにも関わらず、無断キャンセルを繰り返したり、時間を守らなかったりする患者は、モンスターペイシェントと認識されても仕方がありません。
他の患者の予約を断ってまで確保している時間なのにも関わらず、自分勝手な理由でキャンセルされては、他の患者の診療機会を奪うだけでなく、歯医者に損害を与えることにもなります。
また完全予約制の歯医者に、事前連絡もなしに飛び込みで来る患者も迷惑以外の何者でもないでしょう。急に歯が痛くなってしまった場合には、予約なしでも診てくれる歯医者を探したり、事前に電話をしてから当日の予約を取ったりするなど、歯医者への配慮を忘れないようにしましょう。

治療に協力的でない

反抗的な態度を取る、いくら話しかけても無反応など、治療に協力的でない患者も歯科医師や衛生士のやる気を奪うモンスターペイシェントの一種です。
この患者は治す気がないと思われてしまい熱心に診療を行ってくれなくなるかもしれません。治療や予防を実現するためには、歯科医師や衛生士の技術だけでなく、患者自身の努力が必要です。

治療費を成功報酬だと思っている

医療行為は治療の成功を保証しているものではありません。それを成功報酬と勘違いしているのか、納得がいかない治療をされたから費用を払わない、というモンスターペイシェントもいます。
歯を削ったり抜いたりする歯科診療は不可逆的な性質です。歯科医師はできるだけ患者の歯を残す努力をしているものの、時にはやむを得ず抜歯になってしまうこともあります。抜歯になるまで放っておいたのは自分なのに、歯科医師の技術不足あるいは判断ミスと決めつけて、治療費を踏み倒そうとする患者もいるようです。
多くのケースで、納得するまで事前説明を求め、歯科医師とのコミュニケーションを十分に取ることで、トラブルを予防することができます。
もちろん実際に歯科医師がミスをするケースもあります。医療事件として、刑事・民事・行政の面から、責任を問われることになります。

インターネットの情報を鵜呑みにする

インターネットによって、誰もが簡単に歯科情報にアクセス出来るようになりました。自分の症状や治療法を調べて様々な知識を得る、いわゆる患者力の高い人が増えています。歯科への関心が高く、予防意識が高い面があるものの、中には誤った情報も含め、インターネットの情報を鵜呑みにしてしまう人もいます。
インターネットへの信頼度が高く、もしも歯科医師の判断とインターネットで得た情報に相違があった場合には、インターネットの情報を優先し、歯科医師に対して不信感をつのらせます。歯医者が怖い、信じられない歯科恐怖症の原因にもなります。
どんなに説明をしても納得しない、治療の方針をすべて自分で決めようとする、歯科医師の助言を聞かないなど、治療に対して、常に懐疑的で非協力的になってしまうと、歯科医師も匙を投げたくなるでしょう。治療は歯科医師と患者の信頼関係があってこそ成功するものです。
このタイプのモンスターペイシェントは、別の歯医者への転院を進められ、また次の歯医者でも同じことを繰り返し、歯科難民へとなっていきます。
また、気に入らないことがあるとすぐにインターネットの掲示板やSNS上で誹謗中傷をする書き込みを行うなど、精神的な不安定さも特徴として挙げられます。
インターネットの情報に踊らされないようにネットリテラシーを高めるとともに、自分を客観視できる冷静さが必要です。

歯医者に行く前に気をつけるべき7つのこと

上記のようなモンスターペイシェントとまではいかなくとも、歯医者のスタッフが嫌だなと思う患者の行為は他にもあります。 ちょっとしたマナーに気をつけるだけで、患者も歯医者のスタッフも気持ちよく治療を進めることができます。歯医者に行く前に気をつけるべき7つのことを下記に挙げました。

予約の5分前には行く

予約ぴったりの時間に歯医者に着くのではなく、遅くとも5分前までには来院し、受付を済ませましょう。早めに着くことで、患者もスタッフも余裕をもって診療に移ることができます。
初診の場合には、問診票記入がありますので10~15分前までに行くと安心です。逆に30分以上前など早すぎても迷惑となりますので注意しましょう。

歯磨きをする

診療前には歯磨きをしていきましょう。また、直前に臭いの強い物を食べるのは控えましょう。お仕事とはいえ、強い臭いを放つ口内の診察は誰だって嫌に思うものです。どうしても歯磨きができない場合には、マウスウォッシュなどで口を濯ぎましょう。 ただし、医院によっては診療の一環で普段の歯磨きを再現させることもありますので、指示に従って下さい。特に何もなければ歯磨きをしてから行くのが良いでしょう。
最近では、歯磨き指導の際に使用するマイ歯ブラシの持参を推奨する医院もあります。いつでもどこでも歯磨きが出来るよう、エチケットとして歯磨きセットを持ち歩くことをおすすめします。

口元のメイクは落としていく

口紅やリップクリームをベタベタに塗っていくと、歯科医師や歯科衛生士が触ったときに不快に感じることもありますし、器具に付着して不衛生です。また唾液検査をする際に、口紅やリップクリームの成分が入ってしまい、正しい結果が得られない可能性もあります。歯科診療を受ける前に、落とすことを心がけましょう。
ただし、唇が乾燥していると、口を大きく開けたときに唇が切れてしまうことがあります。予防のために少量のリップクリームを塗る分には問題ないでしょう。色のついていないリップクリームが望まれます。

髪型に注意

髪の長い方や女性は髪型にも注意しなければなりません。髪を後ろに束ねたポニーテールやハーフアップなどは、椅子にもたれたときに髪が邪魔になります。診療室で髪型を直したりすると、髪の毛が落ちてしまう可能性もあり不衛生です。事前に化粧室でサイドに束ね直すなど、気をつけましょう。
また、ヘアピンやバレッタ、カチューシャなどの髪飾りも、あたりによっては頭部に痛みを感じる原因となります。できるだけ取り除いてから診療に臨みましょう。

服装に注意

インプラントなど治療内容によっては、長時間の診療になることもあります。体を締め付ける服装で治療を受けると、血流が悪くなり、気分が悪くなってしまう可能性もあります。できるだけ楽に診療が受けられるよう、事前にネクタイやベルトを外す、ゆったりした服装を選ぶなど、工夫が必要です。
また首元が広すぎる服装は、インナーが見えてしまうこともあります。逆セクハラになりかねませんので、露出の多い服装は避けた方が良いかもしれません。

携帯はマナーモードにする

診療中に携帯電話の着信音が鳴ると、歯科医師の集中が切れて診療の妨げになりますし、他の患者にも迷惑をかけてしまいます。診療前には必ずマナーモードにしておきましょう。

ハンカチを持参する

診療中には何度か口をゆすぐ場面がありますので、ハンカチなど口元を拭えるものを持っていると便利です。特に麻酔をしていると、うまくゆすげずにいつも以上に口元が濡れてしまうこともあります。診療時に手に持っていると安心です。

まとめ

歯科医師や衛生士、働くスタッフも人間です。嫌だなと思われてしまえば、治療のモチベーションが下がってしまうこともあります。患者にとってもマイナスになるので、最高のパフォーマンスを発揮してもらうためにも、最低限のマナーを守って診療を受けましょう。