インプラント治療で信頼できる歯医者の5つの条件 | 歯医者の選び方 | 歯医者がおすすめする歯科医院
2018年2月8日

インプラントを扱う歯科医院はたくさんありますが、本当に信頼できる治療を行う歯科医院は一体どれだけあるでしょうか。インプラント治療を行うのに特別な資格は必要なく、極端な話、講習を受ければどの歯科医師でも始めることができます。
誰だってそんな付け焼き刃のような治療は受けたくないですよね。ただでさえ健康保険が適用されないインプラントは、1本数十万もする非常にコストのかかる治療法です。さらに外科的な手術を要するため、医療ミスによる後遺症の心配もあります。患者にとってインプラントとは、一生モノの買い物であり、歯科医師に命を預ける治療といっても過言ではありません。
そこで今回は、後悔しないインプラント治療を受けるために知っておくべき、信頼できるインプラント治療を行う歯科医院の5つの条件を紹介します。

インプラント治療で信頼できる5つの条件

インプラント治療とは、顎骨にチタン製の人工物を埋め込み、失った歯の代わりとする補綴治療です。インプラントは審美性や機能性に優れており、自分の歯と遜色なく使うことができます。
インプラント治療成功のために参考にしてほしい、信頼できる歯科医院や歯科医師の5つの条件を紹介します。

事前に必ずCTを撮る

CTは、2次元のレントゲンでは捕らえられない、骨や血管、神経の位置関係を3次元で正確に把握することができる手段です。インプラント治療においてCT検査は必須ともいえます。
万が一、術中にインプラントが血管や神経に触れてしまえば、大量出血や神経傷害を起こしてしまう危険性もあります。
インプラント治療前にCT撮影を行うことで、医療事故のリスクを減らし、治療の安全性と正確性を高めることができるのです。

歯周病治療を得意としている

自分の歯を失い、インプラント治療が必要になる人の多くは、歯周病を患っています。しかし歯周病患者へのインプラント治療は禁忌といわれています。なぜなら歯周病の人にインプラントを入れると、歯周病のインプラント版「インプラント周囲炎」にかかってしまい、結局はインプラントもすぐに抜け落ちてしまうためです。
インプラントを長持ちさせるためには、しっかりとした歯周病治療が大前提となります。実際に、歯科医療先進国である欧米では、インプラント治療は歯周病の専門医の手によって行われています。インプラント治療は独立したものではなく、歯周病治療の一環として行われているのです。
歯周病治療を得意としている歯科医師であれば、歯肉や骨の状態を正しく判断できますし、必要があれば歯肉形成や骨を増やす骨再生術を行ってくれることもあります。歯肉の健康さは審美性の向上にも繋がるため、機能性だけでなく、見た目にも優れたインプラント治療が実現します。
歯周病治療からインプラント治療まで、一貫して担当してくれる歯科医院は、信頼できるといえます。

噛み合わせを重視している

インプラントをはじめとした補綴治療に欠かせないのが、噛み合わせの調整です。噛み合わせは、インプラントの機能性だけでなく、寿命年数にも関わります。噛み合わせが悪いと、噛んだときの力が一部に偏ってかかってしまうため、人工歯部分が破損してしまったり、抜けやすくなってしまったりする可能性があるのです。
噛み合わせのバランスが悪くなると、周囲の筋肉の緊張状態が続き、顎、肩、首、頭の痛みが出てくるようになります。さらに顔や身体全体の歪みにも繋がり、姿勢の悪化や、ひどい場合には歩行困難に陥ってしまう可能性もあります。
またうまく噛めないことで、胃腸にも負担をかけ、食欲も減退し、健康にも悪影響を及ぼします。
このように噛み合わせが全身に与える影響は非常に大きなものとなります。インプラント治療時に、噛み合わせをしっかりと診てくれる歯科医院を選びましょう。

歯科口腔外科を得意としている

いうまでもなくインプラント治療は外科的な手術です。歯科口腔外科の分野では、親知らずの抜歯、口腔粘膜や顎骨の疾患、外傷など、外科的な手術を扱います。インプラント治療中に起こる予期せぬ場面でも、外科的な手術の経験が豊富な歯科医師であれば、スムーズな対応が期待できます。また、重度の歯周病患者に対して行う歯肉形成や骨再生も歯科口腔外科の分野の一つです。
また歯科口腔外科は、歯科と医科、どちらの性質も持つ分野です。一般の歯科では対応が難しいような、全身疾患のある患者への治療も、医科との連携により安全に行うことができます。
歯科口腔外科医によるインプラント治療は、信頼できる可能性が高いといえるでしょう。

メインテナンスに力を入れている

インプラントは一生モノであるとともに、死ぬまでメインテナンスが必要な補綴物です。口腔状態は年々変わってきますので、それに合わせたインプラントの調整も必要となります。メインテナンスに力を入れている例として、インプラントの破損や脱落など問題が発生した場合の保証制度を設けている歯科医院もあります。
またインプラント周囲炎のリスクもあるため、定期的に歯周病ケアを行ってくれる歯科医院に任せると良いでしょう。歯周病ケアに関するメインテナンスを行ってくれるのは、主に歯科衛生士なので、腕の良い歯科衛生士が在籍していることも大切な要素の一つです。
術後も長く安心して使い続けるためにも、メインテナンスに力を入れている歯科医院は絶対条件となります。

まとめ

歯科医師の先生がどのような考えをもってインプラント治療にあたっているかを知ることはとても大切なことです。しっかりとしたCTによる検査、歯茎や噛み合わせの状態はどうか、メインテナンス体制は整っているか、これらのことを診療時にしっかりと説明してくれる先生は、信頼して良いといえます。
インプラント治療、歯周病治療、噛み合わせ治療は、どれも専門性の高い分野のため、一つの歯科医院で全て扱っていなくても、別の医院と連携を取っているなどして、治療の導線が整っているのであれば問題ありません。
また、欠損本数が多い場合や外科手術に耐えられないなど、インプラントよりも義歯の方が適しているようなケースもあります。必ずしもインプラントを勧めるのではなく、患者に本当にあった別の選択肢を提示してくれる歯科医院も良心的といえるでしょう。