歯の詰め物が取れやすくなる食べ物まとめ【食べ過ぎ注意!】 | 歯医者の選び方 | 歯医者がおすすめする歯科医院
2018年2月27日

歯に入れた詰め物が外れてしまうことがあります。虫歯や悪い噛み合わせなど、歯科医院での治療が必要なケースもありますが、詰め物を取れやすくする食べ物が原因かもしれません。普段無意識に食べているものが、実は詰め物の寿命を縮めているかもしれませんよ。
今回は、詰め物が取れやすくなる食べ物に注目してみました。下記の食べ物を好んで食べる人は注意です。

詰め物が取れる理由

詰め物が取れる理由はいくつか考えられます。正しい判断は歯科医師でないとできないことを前提として、考えうる詰め物が取れる原因について紹介します。下記のうちのどれかが原因かもしれないし、すべてが原因かもしれません。 詰め物が取れてしまったときの対処法については、「歯の詰め物が取れたら放置しないで!外れた原因と対処法を紹介」を御覧ください。

詰め物の経年劣化

人工素材を使っている詰め物は、毎日使っている内にどうしても少しずつ劣化してきてしまいます。詰め物の素材の違いや作りの精巧さによって、耐久年数は大きく変わってきますが、大体5~10年程で寿命を迎えます。
歯に虫歯などの問題がなければ、再度作り直しとなります。

詰め物の下にできた虫歯

詰め物の適合が元々悪い、経年劣化といった理由で、歯と詰め物の間に隙間ができてしまうと、汚れが入り込んで詰め物の下に虫歯(二次カリエス)ができます。二次カリエスが出来ると詰め物の接着が失われて離脱してしまいます。
二次カリエスは神経に近い位置に出来るため、重症化する可能性が高く、多くの場合で神経を抜く根管治療が行われます。削る量も多くなるため、今度は詰め物ではなく被せ物での修復が必要となります。
神経が生きているうちは虫歯に強い痛みを感じますが、放置すると神経が死んでしまい痛みも無くなるため、治ったと勘違いしてしまうことも少なくありません。詰め物が取れて初めて虫歯に気づく、なんてこともあります。

噛み合わせが悪い

上下の歯の噛み合わせが悪いことでも詰め物は取れやすくなります。悪い噛み合わせは、歯ぎしりなど口腔癖が原因となるケース、受け口など歯並びが原因でなるケース、さらに詰め物の高さがあっていないことでも起きてしまいます。悪い噛み合わせにより特定の歯に偏って力がかかってしまうと、詰め物が取れてしまいます。噛み合わせの根本的な問題を解決しないと、何度詰め直してもまた取れてしまいます。
また、取れるだけでなく、歯や詰め物が欠ける(割れる)原因にもなります。レジンなど歯よりも柔らかい素材であれば詰め物が欠けてしまい、歯より硬い金属の素材であれば、歯の方が欠けてしまうこともあります。
ダメージを受けた歯は、歯冠部の欠損であれば保存できる可能は高くなりますが、歯根部が破折してしまうと多くの場合で抜歯となってしまいます。

食べ物

詰め物は、ある日突然取れるというよりは、食事をきっかけに取れてしまうケースが多くみられます。特に詰め物が取れやすいのは、硬い食べ物や粘着質な食べ物です。また、酸性食品も歯や詰め物にダメージを与えるため、外れやすくする原因となります。
歯や詰め物に問題がなければ、そのまま詰め直して治療は終了となります。ただし少し食べただけで何度も剥がれてしまうのは、そもそも構造に問題があるか、噛み合わせの問題がある可能性があります。その場合には、再度作り直しや治療が必要となります。

詰め物が取れやすくなる食べ物

日常的に食べていると、詰め物の寿命を短くしてしまう食べ物を紹介します。

粘着性の高い食べ物

粘着性の強い食べ物は、接着剤で固定されている詰め物を歯から剥がしてしまう直接的な原因になります。歯にくっつきやすく、砂糖が多く含まれていると虫歯のリスクも高くなります。

粘着性の高い食べ物の例
・ソフトキャンディー(ハイチュー、ぷっちょ、ミルキー、キャラメルなど)
・チューイングガム
・グミ
・ドライフルーツ
・お餅
・ニョッキ

硬い食べ物

硬い食べ物は詰め物の劣化を早めます。特定の歯で噛み砕く癖があるのであれば、歯根膜にも必要以上の負担をかけている可能性があります。歯根膜に炎症を起こして噛んだときに痛みが出たり、歯茎が後退したりする原因にもなります。

硬い食べ物の例
・おせんべい
・フランスパン
・氷
・飴(ガリガリ食べた場合)
・ナッツ類

酸性食品

徐々に詰め物を取れやすくしてしまうのが、酸性の強い食べ物や飲み物です。酸性食品は、金属の詰め物を酸化させてしまい歯から外れやすくします。また詰め物だけでなく、歯のエナメル質を溶かしてしまう酸蝕症※を起こします。歯が溶けると詰め物の形が合わなくなるため、離脱の原因となります。

※酸蝕症とは
食事をすると口内が酸性に傾き歯が溶けやすい環境になりますが、唾液の働きで徐々に時間をかけてアルカリ性に戻ります。しかし食間に酸性食品を摂取してしまうと、唾液の働きが追いつかずに、口内は常に酸性に傾いた状態になってしまいます。虫歯の場合には、細菌が砂糖を分解する際に出る酸によって歯を溶かしますが、酸蝕症の場合は酸性食品の酸が歯を溶かします。
酸蝕症は生活習慣病の一つであり、過剰な摂取やダラダラ摂取によって問題を起こします。逆に言えば、摂取する時間帯を決めるなどタイミングに気をつければ防ぐことができます。

酸性食品の例
・柑橘系の果物(レモン、グレープフルーツ、みかんなど)
・ドレッシング
・梅干し
・酢の物
・栄養ドリンク
・ビール
・ワイン
・コーラ
・スポーツドリンク
・柑橘ジュース
・果実酢
・ハーブティー

まとめ

詰め物は正しく処置がされていれば、普通ちょっとやそっとじゃ外れません。取れてしまう原因には、虫歯や噛み合わせの悪さ、そして普段の食事に問題が潜んでいるかもしれません。食べ物については一個や二個食べただけでは影響はありませんが、毎日一定量以上摂取することで詰め物を外れさせる原因となります。
食べ物というよりも、食べ方に気をつけましょう。できるだけ詰め物を長持ちさせるためにも、外れやすくする食べ物ばかりを偏って食べない、いつも同じ歯で噛まないことが大切です。