優ビル歯科医院 医療法人社団秀飛会 理事長 林 揚春 | 歯医者の選び方 | 歯医者がおすすめする歯科医院

抜歯即時埋入インプラントの第一人者である、林揚春先生に抜歯即時埋入インプラントについてと今後の展望についてインタビューさせていただいた。

林先生1枚目

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医療法人社団秀飛会優ビル歯科医院理事長
日本顎咬合学会副理事長
日本大学客員教授
日本ピエゾ臨床研究会会長

日本口腔インプラント学会
日本顎咬合学会
顎咬合学会(指導医)
ICOI diplomate

論文
前歯部インプラントを美しくする条件(2001),インプラントジャーナル
インプラントのための新しいテクニック―ソケットリフトおよび歯槽頂アプローチによるサイナスリフトの有用性(2001),インプラントジャーナル
歯槽頂分割法を用いた水平的歯槽堤増大(2002),インプラントジャーナル
抜歯待時から抜歯即時埋入インプラントへ―上顎前歯部単独インプラント 審美性を得る診断の鍵―(2003),インプラントジャーナル
オステオトームテクニック―オステオトームを用いたサイナスフロアエレベーションー(2003),インプラントジャーナル
自然治癒を考慮した抜歯即時埋入インプラント―成功のための診断基準とアプローチ法―(2004),インプラントジャーナル
Implants、共著(2004),医歯薬出版
GFR法を適応基準に考える。―Using membrane VS Natural healing―(2005),インプラントジャーナル
インプラントにおけるMinimum Invasive Surgeryの確立(2006),デンタルダイアモンド
これからのインプラント治療―抜歯即時埋入の臨床(2007),歯界展望
Immediate Implantology、共著(2007),ゼニス出版

書籍
歯の欠損から始まる病気のドミノ ―命の質と量を守るためのインプラント治療―
MAXILLA-ORIENTED IMPLANTOLOGY
月刊 審美領域の抜歯即時埋入インプラント
イミディエートインプラントロジー
Ultimate Guide IMPLANTS
スプライン インプラントシステム 臨床マニュアル

先生が歯医者を志したきっかけは?

林先生取材

あまり理由は考えたことがないのですが、まず、人に貢献できる仕事をしたかったというのがあります。
その中で歯医者を選んだ理由は、自分が幼少期に矯正をしていたりなど、歯に関わる治療を受けていたというのも影響しているかもしれませんね。
その時にずっと思っていたのが、なんでこんなに待合室で待たないといけないのか、待たせるのだろうかと幼いながらに思っていました。
また、なんでこんなに歯科医師は偉そうなんだろうとも思っていました。しかし、それが当時は当たり前でした。自分でやるならそんな歯科医師にはなりたくないなと思った記憶があります。

林先生の治療の特徴を教えてください。

今までのインプラント治療というのは、治療に2度の外科手術が必要で、抜歯後の炎症が治まるまで期間をおいてからインプラントを埋入となると全部で治療に約1年もの期間がかかってしまいます。しかも、歯が腫れたり、痛みが出てきてしまいます。
私自身も30年前はそういう治療をしていました。患者さんの気持ちになって考えると、じゃあ、なぜその場で歯が入らないんだという疑問を持たれると思いますし、3か月、半年待っていれば大丈夫というエビデンスがありません。
しかも、その期間QOL(Quality of Life)が下がってしまいます。
例えば、前歯を抜いてから、そのままにしておくのか、その間に入れ歯を入れるのか、それもすごいストレスになってしまいます。なので、そのストレスをはやくとってあげたい、QOLを落とさない治療がしたいというのに、1999年頃に気づきまして、方向性を変えました。 その試みをやってみたところ間違ってなかったですし実際に成功率も高かったです。
高齢者にとっての1年はすごい長いです。いつ寝たきりになるかもわかりません。そう考えると1日でもはやく咀嚼機能を回復させてあげたいという思いもありました。
いかに早く、いかに痛み腫れ少なく、いかに患者さんのQOLを取り戻してあげるかをコンセプトに治療を行っています。

林先生のこれからの展望を教えてください。

優ビル仮メイン②

今までやってきたこと、考え方を若い先生に伝えていきたいですね。
広めていくために毎週全国を飛び回って、研修を行ったり、講演やライブオペをやったりしています。
現在の日本は3人に1人が65歳以上の高齢者で、さらに人口はどんどん減り、高齢者は増えていきます。いざ歯が欠損になったときに、入れ歯は確かに噛めるようになるものの、入れ歯をしている人の悩みを聞くと、まず誤飲誤嚥の予防のために入院するときに外されて、QOLは下がってしまいます。
また、老衰の1番の原因は歯がない人の場合、歯科治療の遅さに起因していると言われています。ちゃんと噛めるようになったら、体重もアップしますし、筋力もアップします。また、奥歯でしっかり噛めれば転倒、骨折の予防にもなります。
そういうところをもうちょっとみんなに考えてもらえたらいいですね。
患者さんにどの歯医者が本当にいい歯医者か分からない、どうやって選べばいいか分からないと頻繁に聞かれます。歯科医師が実名で歯科医院をおすすめする
「歯医者の選び方」を通して、患者さんにとって本当にいい歯科医師に出会える
このサイトは今までにない新しいコンセプトだと思いますし、社会的に意義があると思い、今回参加することにしました。
なにかを変えようとすることはリスクが多いです。リスクが多いからといって、
患者さんのことを考えないで、今までのように石橋を叩いて渡って、歯医者が枕を高くして寝る時代でいいのかと思いますね。
リスクは歯医者なんだからつきもので、「歯を抜いてインプラントをしたら骨が固まるまで半年待ちましょう」や「インプラントを入れて、足りなかったら骨移植が必要ですね」で、結局1年かかってしまうことに疑問があります。
それを変えていきたいですね。そのために若い先生方に、私の考えを広めていきます。

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