舌の位置が口臭の原因に!正しい舌の位置はどこ? | 歯医者の選び方 | 歯医者がおすすめする歯科医院
2017年3月8日

突然ですが、今あなたの舌は正しい位置にありますか?
舌の先が下顎の歯の裏についている場合は要注意!舌の位置が通常よりも下がっていることにより口臭を始めとした様々なトラブルを起こしているかもしれません。

舌の位置

舌の正しい位置

口を閉じた時に、舌先が上顎の歯の付け根についていて、舌全体が上顎にくっついた状態が舌の正しい位置です。
舌が浮いていたり下顎にべったりと下がっている状態の舌を低位舌といいます。舌は筋肉の固まりです。普通は成長ともに鍛えられて上顎の正しい位置をキープできるはずですが、幼少時のおしゃぶり癖や口呼吸などの悪癖が原因となり、舌の筋肉が弱いまま成長してしまうことがあります。すると舌の重みを支えられずにダラっと下がってしまい低位舌を起こしてしまうのです。低位舌は舌の筋力低下から起きる症状です。

低位舌と口臭の関係

舌の位置と口臭にはどのような関係があるのでしょうか。次の2つの理由から、低位舌は口臭を引き起こすと考えられています。

舌の位置が低いと舌苔がつきやすい

舌についている白い汚れを舌苔といいます。舌苔は口内の死滅した細胞や食べかすから生成され、口臭の原因にもなります。舌が正しい位置にあると、常に舌と上顎が擦れるために舌苔が落とされますが、舌の位置が低いと上顎と触れないため舌苔も増えやすくなります。また低位舌は筋力の衰えでもあるため舌の動きが鈍く、食事の際の食べかすも落ちにくくなりより舌苔が増えてしまいます。
口を開けて舌を見てみてください。舌苔が多い場合は低位舌の疑いありです。それと同時に、残念ながら口臭を放っている可能性があります。

舌の位置が低いとドライマウスになる

低位舌の人は、上下の歯が開いているため口が開きやすく口呼吸になりがちです。口呼吸になると、口内が乾燥するドライマウスになります。ドライマウスは細菌の繁殖を抑える働きのある唾液の量が少ない状態であり、口臭の原因となります。
さらにドライマウスは虫歯や歯周病になりやすいため、さらに口臭を強める要素が増えてしまいます。

口臭以外に低位舌で起きること

低位舌の人の多くは幼い頃からの癖であるため、口内環境だけでなく形や機能にも悪影響を及ぼしている可能性があります。

歯並びが悪くなる

顎の成長期には、舌が顎を押す力でも骨が広がり成長が促されますが、低位舌の人の場合は下顎にばかり力がかかってしまうため、上顎は成長が不十分なまま下顎だけ過剰に成長してしまいます。すると、上顎は歯の生えるスペースが確保されずにガタガタな歯並びになってしまったり、下顎の方が出てしまう受け口になってしまったりするのです。

いびきをする

寝ている時にいびきをかいてしまう人は低位舌の疑いありです。舌の位置が低いと気道が狭くなり、いびきや無呼吸症候群を引き起こしやすくなります。

誤嚥しやすくなる

飲み込む時には舌の筋肉が使われます。低位舌の人は、舌の筋肉が発達していなかったり衰えていたりするため、うまく飲み込めずに誤嚥が多くなります。誤嚥は肺炎にも繋がり、特に高齢者になると生死に関わってきます。

滑舌が悪い

舌の動きが鈍いため、滑舌も悪くなってしまいます。

低位舌にならないために

低位舌は筋肉の衰えが原因ですので、他の筋肉と同じように舌の筋肉トレーニングをすることで改善することができます。
舌をよく口の中で動かしたり、鼻下に向かってベーっと何回か突き出しだす動きを繰り返しましょう。舌全体を上顎にくっつけたまま口を開き、「ポンッ」と音を立てながら離すポッピングも有効です。また、普段から意識して正しい位置に置くだけでも鍛えられます。
低位舌は子供の頃についてしまう癖でもありますので、癖がついてしまう前に適切な指導を受けることで防ぐことができます。
これらの指導はMFT(口腔筋機能療法)といい、歯科医院で指導を受けることができます。