食後に爪楊枝(つまようじ)を使う人は注意!歯周病のサインかも? | 歯医者の選び方 | 歯医者がおすすめする歯科医院
2017年3月24日

サラリーマンの皆さん、食後に爪楊枝(つまようじ)でシーシーしていませんか?歯に食べ物が挟まりやすくなっているのは、歯周病など口内の病気のサインかもしれません。実は爪楊枝で歯をシーシーすること自体、歯に良くない行為なのです。

爪楊枝

爪楊枝と食片圧入のリスク

人が爪楊枝(つまようじ)を使いたくなるのは、歯と歯の間に食べ物が挟まった時ですよね。この、食べかすが歯と歯の間に入り込んだ状態を「食片圧入」といいます。
食片圧入が起きると歯間に不快を感じたり、噛んだ時に歯茎に痛みを感じたりします。いつも同じ場所に挟まるなど慢性的な食片圧入は、口臭や虫歯、歯肉炎・歯周炎の原因となります。
また、挟まった食べ物が歯周組織にダメージを与えて咬合性外傷を起こしてしまう可能性もあります。咬合性外傷は、プラークが原因でない歯周病変であり、歯周炎と併発すると歯槽骨の吸収が急速に進行してしまいます。

爪楊枝のヘビーユーザーは、食片圧入を頻繁に起こしているということであり、口臭や虫歯、歯周炎や咬合性外傷などの歯周病のリスクが高まっているともいえるのです。

食片圧入の5つの原因

食片圧入の主な原因として、次の5つが考えられます。

歯周病

食片圧入は歯周病を引き起こすリスクがありますが、逆に、そもそも歯周病が原因となって食片圧入を引き起こしている可能性もあります。
歯周病によって歯周組織が破壊されると、歯茎の後退が進んで歯根部分に隙間が発生してしまいます。すると食事をするたびに、隙間に食べ物が挟まってしまうのです。さらに重度の歯周病になると、歯がグラついてきます。咀嚼の際に歯が動いてしまい、余計に食べ物が挟まりやすくなってしまいます。

虫歯

歯間にできた虫歯の穴によって隙間や引っ掛かりが生まれ、そこに食べ物が挟まってしまうことも考えられます。

修復物・補綴物の不良

詰め物や被せ物がぴったり合っておらず、僅かな隙間に食べ物が入り込んでしまうことがあります。再度作り直す必要があります。

歯ぎしり癖

強い食いしばりや歯ぎしり癖によって歯が動いてしまい、歯と歯の間にものが挟まりやすい状態になってしまうことがあります。さらに食いしばりや歯ぎしり癖は、歯周病の進行を急速に早めてしまうため、ますます歯のグラつきが顕著になってしまいます。

歯並びが悪い

歯並びが悪いことにより、食片圧入が起こりやすいこともあります。歯列矯正による治療が必要です。

爪楊枝の使いすぎが良くない4つの理由

爪楊枝(つまようじ)は、歴史的に歯に挟まった食べ物を取る道具として用いられてきましたが、決して歯の掃除に適した形をしているわけではありません。爪楊枝を使い続けることで次のリスクが生じます。

歯茎の後退が進む

爪楊枝ほど強度のあるもので歯間や歯茎の隙間をなぞると、歯茎が傷つき後退していってしまいます。すると歯に隙間が生まれ、余計に歯に食べ物が挟まりやすくなり、ますます爪楊枝を使ってしまうといった悪循環が起きてしまいます。

歯茎を傷つける

爪楊枝の素材が硬いために、誤って歯茎を傷つけてしまうことがあります。傷口から細菌が入り込み炎症を起こしてしまうこともめずらしくありません。さらに炎症を放置すると歯根の方にまで細菌が感染し、腫れや膿が出る根尖性歯周炎に発展してしまう可能性もあります。
根尖性歯周炎の治療には感染部位の摘出が必要となり、最悪の場合抜歯となってしまうこともあります。

食べかすが奥に入ってしまう

爪楊枝は歯を掃除する道具にしては太すぎるために、かえって食べかすを奥に押し込んでしまうこともありえます。

歯が摩耗する

習慣的に使っている人は、爪楊枝によって歯の摩耗が起こりますます食片圧入を起こしやすくなっているかもしれません。

脱爪楊枝!2つの改善策

爪楊枝ヘビーユーザーにおすすめする2つの改善策を紹介します。

デンタルフロス・歯間ブラシの使用

歯間の掃除には爪楊枝ではなく、デンタルフロスや歯間ブラシを使用しましょう。歯茎や歯を傷つけることなく、効率的に汚れを取り除くことができます。

原因を取り除く

毎回食べかすをきれいに取り除くことも大切ですが、そもそも食べ物が挟まりやすくなっている原因を取り除くことも大切です。虫歯や歯周病の早期発見に繋がるかもしれません。

まとめ

つい爪楊枝でシーシーしてしまう、食片圧入を起こしやすい歯にはたくさんの問題が潜んでいます。毎日の習慣となってしまっているばかりに、できるだけ早いタイミングでの改善が必要です。取り返しがつかなくなってしまう前に、歯科医院の受診をしましょう。