歯茎が痛い時に考えられる5つの原因と治療法 | 歯医者の選び方 | 歯医者がおすすめする歯科医院
2017年3月29日

歯茎が痛い時には、歯周病、口内炎、虫歯、食片圧入、親知らずの5つの原因が考えられます。一時的なもの、何度も繰り返すものなど症状も様々ですが、放っておくと悪化してしまう可能性もあります。考えられる原因を検討して早期の治療を行いましょう。

歯茎が痛い

原因1:歯周病

歯茎の痛みの多くは歯周病に起因しています。歯周病は、プラークの細菌感染によって歯茎などの歯周組織に炎症を起こし破壊してしまう疾患です。
歯周病の初期症状として、歯茎が腫れる歯肉炎が起きます。歯肉炎段階ではあまり痛みはなく、歯茎にむずむずした違和感があります。症状が進行すると、歯周組織全体に炎症が拡大し歯周炎となります。歯周炎が神経にまで達すると痛みを感じるようになります。歯を支える歯槽骨を溶かし歯が抜け落ちてしまいます。

治療法

歯周病で痛みを感じるということは、かなり進行してしまっている段階のため、早期の歯科医院受診が必要です。歯周病治療では、定期的に奥深くまで入り込んだプラークを除去し口内の細菌を減らします。歯槽骨が溶けてしまっている段階では、外科的な骨の再生手術が必要となります。
治療を続けることで症状の進行を抑えることができますが、歯周病の原因となる細菌はもともと口内に存在している常在菌なので、治療を怠るとすぐに再発してしまいます。生活習慣の根本的な改善を要する生活習慣病の一つです。

原因2:口内炎

食べたりしゃべったりした時に痛む場合は、口内炎の可能性あります。口内炎は一時的なものと何度も繰り返す慢性化したものがあります。最も一般的な口内炎は黄白色の斑ができるアフタ性口内炎です。他にも外傷が原因のカタル性口内炎、ウイルス性のヘルペス性口内炎、カビ繁殖によるカンジタ性口内炎があります。どれもストレスや疲れによる免疫力の低下や栄養不足から起こります。

治療法

口内炎用の市販薬の摂取も有効ですが、十分な睡眠をとる、ビタミン群の摂取、口内環境を整えるなど生活習慣の根本的な改善が必要です。あまりにひどい場合は、口内炎治療を行っている歯科医院に掛かりましょう。

原因3:重度の虫歯

急に歯茎が腫れたり、噛んだ時に歯に違和感があったりする場合は、重度の虫歯が原因の急性根尖性歯周炎である可能性があります。
虫歯が歯の奥深く神経にまで達すると、強い痛みを感じます。多くの人はこの時点で治療を決心しますが、耐え続け放置すると、神経が死にやがて痛みを感じなくなります。神経が死ぬと痛みなどの症状がでないため、治ったと勘違いしがちですが、実は死んだ神経には細菌が繁殖し徐々に歯周組織を蝕んでいきます。細菌によって歯の根に膿がたまると、歯茎がパンパンに腫れて痛みを感じます。膿の出口がなく溜まり続ける状態の時は強い圧迫感と痛みを感じますが、やがて歯茎に穴が空き膿の出口ができると一時的に痛みが治まります。膿が出続けるために強い口臭を発するようになります。

治療法

自然治癒することはありませんので、歯科医院で歯の根の治療である根管治療を行う必要があります。最悪抜歯となります。

原因4:食片圧入

食べかすが歯に挟まった状態を食片圧入といいます。食片圧入により歯茎が圧迫され痛みを感じます。食事中に急に歯茎が痛くなったような場合は、食片圧入が考えられます。

治療法

デンタルフロスなどで取ることができればすぐに痛みは治まりますが、詰め物や被せ物の奥深くに入っている場合は、歯科医院で一度外して取り除き、新しく作り直して貰う必要があります。慢性的に食片圧入が起きるようであれば、不正咬合や虫歯・歯周病が疑われますので、一度診察を受けることをおすすめします。

原因5:親知らず

奥歯の歯茎が痛むようであれば、親知らずが原因である可能性が高くなります。親知らずが曲がって生えていて、少しだけ顔を出していたり、完全に埋まっていたりする場合、歯茎や隣の歯を圧迫して痛みを感じることがあります。まれに親知らずが埋まっている歯茎の中に、良性の腫瘍ができ神経が圧迫され痛みを感じることもあります。

治療法

歯科医院でレントゲンを取って親知らずの状態を確認する必要があります。親知らずが悪さをしているのであれば、抜歯することになります。

我慢は禁物

ここでは歯茎が痛む原因として考えられるものを5つほどあげましたが、実際にどの原因が該当しているのかは歯科医師の診察を受ける以外には判断することはできません。痛みは何らかの問題が起きているサインでもありますので、我慢せずに必ず歯科医師に見てもらいましょう。