痛みはある?インプラント矯正のメリットとデメリット | 歯医者の選び方 | 歯医者がおすすめする歯科医院
2017年3月31日

歯科矯正といえば、歯一本を動かすのにも数年かかる気の長い治療というイメージがありますが、最近ではインプラント矯正といった新しい矯正方法も存在します。インプラント矯正は、従来の方法よりも数ヶ月単位での短縮が可能となります。
結婚式など、急ぎでの矯正が必要な時に最適なインプラント矯正についてご紹介します。

インプラント矯正

インプラント矯正とは?

インプラント矯正とは、アンカーと呼ばれる小さいネジやプレートを一時的に歯茎や歯の裏側に埋め込み、それを支点として歯列を動かす矯正法です。アンカーインプラントともいい、一般的な人工歯を装着するためのインプラント(デンタルインプラント)とは別のものです。

アンカーの種類

インプラント矯正のアンカーは、顎を骨折した際に骨を固定するためのギブスを応用しています。アンカーには数種類あり、しっかりと固定できるものほど治療期間も短くなります。大きく分けてスクリュータイプとプレートタイプがあります。

ミニスクリュー型

ネジタイプのアンカーです。歯肉切開をすることなく簡単な処置で埋入することができます。歯間の僅かな隙間に埋め込む小さいスクリューの場合、動かせる本数と程度に限界があるため、歯の状態によっては数カ所埋める必要があります。
上顎の中心に埋め込む大きなスクリューの場合は、固定も強いため一度に多くの歯を動かすことができます。

ミニプレート型

プレートを埋入してスクリューで固定する方法です。スクリュー単独よりもしっかり強い力で固定されるため、大きく動かすことができ、治療期間も短くなります。

効率重視!インプラント矯正のメリット

歯同士を引っ張り合って動かす従来の方法と比べると、インプラント矯正ではしっかり固定されたアンカーを用いるため、動かしたい歯だけを効率的かつ自由な方向に動かすことができます。

治療の幅が広がる

これまでヘッドギアの着用をしたり、抜歯や外科的手術でないと不可能とされていた、奥歯を後方に動かしたり下方に沈めるといった動きも可能になりました。

短期間での治療が実現

症状にもよりますが、数ヶ月の単位での治療期間短縮が期待できます。

目立たない

動かしたい歯のみ矯正器具をつければ良いので、従来よりもコンパクトな見た目になります。器具がない分虫歯のリスクも減ります。

痛い?怖い?インプラント矯正のデメリット

インプラントを埋め込む際に麻酔もかけますので痛みを感じることはありません。術後は多少の違和感はありますが、何かが埋め込まれているような痛みはありません。
骨を削って異物を入れる恐怖感はあるかもしれませんが、スクリュー1本あたり5~10分程度の簡単な処理であるため、治療中の心配はそこまで必要はありません。また抜くときも麻酔がいらないほどあっさり終わります。
しかし場合によっては、下記のようなデメリットを生じることもあります。

外科的処置

プレートを深部にまで埋入する場合は、歯肉の切開手術が必要となります。術後には多少の腫れと痛みがある可能性があります。

インプラント周囲炎

口内を清潔にしていないと、インプラントの周囲の歯肉が細菌に感染し炎症を起こしてしまうこともあります。丁寧にブラッシングを続ければ改善されますが、最悪インプラントが抜けてしまうと治療をし直す必要があります。

脱落のリスクも

インプラント矯正と同時に、コルチコトミーやヘミオステオトミーという骨にヒビを入れて動かす方法を併用することでさらに矯正期間を短縮することができます。これらはスピード矯正といわれる比較的新しい治療法であるため、リスクを減らすためには症例数など十分な実績のある歯科医院で診療を受けることが大切です。