歯石ができやすい人は虫歯になりにくい?歯石と虫歯の関係 | 歯医者の選び方 | 歯医者がおすすめする歯科医院
2017年4月4日

歯石は、黄色っぽくて石のように固まっている歯の沈着物です。鏡で確認することは難しいですが、舌で歯の裏をなぞるとなんとなくザラザラしているのがわかります。このザラザラが歯石です。
歯石は歯周病や口臭の原因となる厄介者ですが、歯垢(プラーク)とは違い歯磨きで落とすことはできません。歯石のできやすさには個人差があり、それには唾液が関係しているようです。

歯石

歯石はなぜできるの?

歯石は口内の歯垢(プラーク)が唾液によって石灰化したものです。プラークを放置すると、唾液中の成分と結合し3日以内には歯石となります。歯石は下前歯の裏側や上奥歯の表面にできやすいですが、これは近くに唾液腺があるためです。
歯石ができるというと悪いことのように思えますが、実は口内環境を良好に保つためにはかかせない、唾液の自浄作用によるものなのです。
わたしたちが糖分を含む食べ物を食べると、口内は虫歯菌の脱灰によって酸性に傾き、虫歯なりかけ状態になります。この酸性の状態をアルカリ性に戻すのが、唾液の再石灰化です。溶け始めた歯も元に戻り、虫歯の進行を止めることができます。再石灰化は虫歯を防ぐための唾液の自浄作用なのです。
つまり歯石ができるということは、口内をアルカリ性に保つ自浄システムがきちんと機能している証拠でもあります。

歯石がある=虫歯ができない?

歯石は唾液が関係していますので、歯石ができやすい人の特徴として唾液量が多いことが挙げられます。唾液量が多いということは、口内の再石灰化が活発に行われているということなので、虫歯になりにくいとも考えられます。しかし、歯石ができる条件と、虫歯になりにくい条件が共通しているだけであって、歯石と虫歯に直接の因果関係はありません。

歯石がたまると・・・

歯石そのものが何かの悪さをするわけではありません。しかし歯石はでこぼこしているためプラークが溜まりやすく、結果として歯周病を引き起こす原因となっています。またプラーク内の細菌が出す毒素が口臭にも繋がりますので、そのままにしていて良いことはありません。

歯石は歯医者でのクリーニングで

歯磨きで食べかすや歯垢(プラーク)の除去はできますが、一度できてしまった歯石を自力で落とすことは難しいでしょう。歯周病や口臭防止のため、歯医者に通い歯科衛生士さんに隅々まできれいにしてもらいましょう。口の中を定期的に診てもらうことは、初期虫歯の早期発見にも繋がります。