良い歯医者の条件「インフォームド・コンセント」とは? | 歯医者の選び方 | 歯医者がおすすめする歯科医院
2017年4月7日

インフォームド・コンセントとは「説明を受けた上での合意」という意味で、医療業界において医師と患者の関係性の中で使われる言葉です。医師は、患者の症状や処方する薬のメリットやデメリットについて十分な説明をしなければならず、患者もまた説明をしっかり理解した上で合意するか否かを選択しなければなりません。
歯科医療においては、「インフォームド・コンセント」が良い歯医者の条件として挙げられることがあります。歯科医療でのインフォームド・コンセントの重要性について説明します。

インフォームドコンセント

インフォームド・コンセントの効果

医者は患者への説明の際に、図らずも難しい専門用語を使ってしまったりして、患者の理解を損なわせてしまうことがあります。また患者も特に追求はせずに、よくわからないまま同意してしまうこともあります。
しかし患者の十分な理解が得られないままでは、治療の効果を最大限に発揮することはできません。インフォームド・コンセントにより、患者や医療従事者は次のメリットを得ることができます。

患者にとってのメリット

インフォームド・コンセントは患者の自由意志や選択する権利の保護の観点から提唱されるようになった考え方です。患者の主体性が尊重されますので、説明を受けて自身に合わないと感じた治療は拒否することができます。拒否もまたインフォームド・コンセントの実現であるといえます。
また服薬のメリットや症状を理解することにより、時間通りに薬を飲むなど自主的に治療に関わるようになります。症状の理解によってこれから起こりうることの予想もできるため、治療中の不安も軽減されます。
結果的に治療の効果が高まります。

医療従事者にとってのメリット

十分なコミュニケーションを取ることで患者の信頼を得ることがでます。患者の協力を得られることで、結果が出やすくなります。また、再来院のきっかけにもなります。
また、後遺症などのデメリットを事前に説明することで、医療訴訟を起こされるリスクの回避にも繋がります。インフォームド・コンセントの認識が広まるにつれ、インフォームド・コンセントの不足を理由とした医療訴訟がしばしば見られるようになりました。医療従事者は自己防衛のためにも理解させる努力を怠ってはならないのです。

歯科におけるインフォームド・コンセントの重要性

歯科の場合は治療の選択肢がたくさんあるため、インフォームド・コンセントが特に重要視されます。
痛くなくなったからといって通院をやめてしまい、症状が悪化するといったこともインフォームド・コンセント不足により起こることです。
症状の説明、保険診療と自費診療の選択肢、それぞれのメリットとデメリット、トータルの治療費、通院計画、術後のリスクなど、患者に対して説明されるべき事項はたくさんあります。
インフォームド・コンセントが行われることで患者のデンタルIQ(歯の知識)を高めることができますので、セルフメンテナンスの促進にも繋がります。そしてそれは将来的な歯の健康にも繋がります。
一度失った歯は二度と元通りになりません。後戻りのできない歯科医療だからこそ患者の理解は必要不可欠となるのです。良い歯医者の条件に「インフォームド・コンセント」がキーワードとしてでてくるのはこのためです。 歯医者を選ぶ一つの指標としてぜひ参考にしてください。