甘党必見!虫歯にならない糖がある | 歯医者の選び方 | 歯医者がおすすめする歯科医院
2017年4月10日

甘いものは好きだけど、虫歯が気になる。そんなあなたに朗報です。実は虫歯の原因にならない糖もあります。有名なキシリトールもその一つです。
キシリトールをはじめとする虫歯にならない糖は、砂糖の代用甘味料として幅広く使われています。
今回は、虫歯にならない、そして虫歯を予防できる甘味料について紹介します。

甘党

様々な甘味料

糖の中にも、虫歯になりやすい糖、虫歯になりにくい糖があります。虫歯になりやすい代表的な糖に、砂糖の主成分であるスクロースがあります。スクロースは、虫歯の原因菌であるミュータンス菌とくっつくとネバネバした歯垢(プラーク)を作り、歯を溶かす酸の産生を行うため、虫歯の原因ともなっています。
一方で虫歯になりにくい糖は、ミュータンス菌と合成してもプラークができにくく酸の産生も行われないため、虫歯の原因になりません。このような虫歯になりにくい糖は、スクロースの代用甘味料として特定保健用食品や機能性食品に使われています。
代用甘味料は、スクロースと同等かそれ以上の甘味があるのにも関わらず、カロリーも低く虫歯の原因となりません。下記は、特に歯科における特定保健用食品や機能性食品に用いられている甘味料です。

低う蝕原性・非う蝕原性甘味料

虫歯になりにくい糖
エリトリトール(糖アルコール)
キシリトール(糖アルコール)
ソルビトール(糖アルコール)
マルチトール(糖アルコール)
マンニトール(糖アルコール)
パラチニット(糖アルコール)
パラチノース(オリゴ糖)
アスパルテーム(合成甘味料)
スクラロース(合成甘味料)

非う蝕原性甘味料のキシリトール

上記のように、虫歯にならない(非齲蝕原性)糖の多くが糖アルコールです。中でも有名なのがキシリトールですね。キシリトールはスクロースと同等の甘味度があるのにも関わらず、カロリーも7割程度で虫歯の原因にもなりません。キシリトールは、他の糖と同じようにミュータンス菌に取り込まれますが、分解される過程で糖代謝を阻害する働きがあります。代謝機能が正常に働かず、キシリトールの分解では虫歯の原因となる酸の生成が行われません。すると、口内が酸性に傾かず虫歯のできにくい環境にすることができるのです。

キシリトールの優位性?

他の糖アルコールにも同様の働きがあると考えられていますが、キシリトール以外の糖アルコールは、スクロースと比較すると甘さが少なく、同じ甘みを再現するには多くの量が必要になります。しかし糖アルコール類の多量摂取は下痢などの副作用を起こすことがわかっていますので、むやみな使用はできません。
甘味度の点でキシリトールは他の糖アルコールよりも優位性があるといえます。

糖分との上手な付き合い方

食べ物に含まれるすべての糖分を、虫歯にならない代用甘味料にすれば虫歯はなくなるかもしれませんが、それは現実的に不可能です。食べ物を変えるよりも、食べるタイミングを変えたほうが現実的です。
普段の食事にはスクロースを摂取してもよいので、食後はしっかり歯磨きを行うことが大切です。そしてちょっとした間食や歯磨きが出来ない時には代用甘味料を用いたトクホ製品を選ぶなど、歯を守る工夫をする必要があります。