食べるたびに歯磨きでもだめ?間食は虫歯の原因 | 歯医者の選び方 | 歯医者がおすすめする歯科医院
2017年4月11日

仕事中に常にアメやチョコを食べていませんか?実は普段の食事よりも、その間食こそが虫歯に大きな影響を与えているのです。いくら歯磨きをしても虫歯ができてしまっていた原因は間食かもしれません。
虫歯ができる仕組みと、間食と虫歯の関係についてまとめました。

間食

口内環境のサイクル

虫歯ができるまでに、口内ではどのようなことが起きているのでしょうか。
口内の水素イオン濃度(pH)は、基本的に唾液によって中性に保たれています。しかし食事をすると口内のバランスが崩れpHは酸性に傾きます。口内が酸性に傾くと歯は虫歯に侵されやすくなり、さらに口臭も発生しやすい状態になります。このまま酸性の状態が続くと歯に穴が空き虫歯ができてしまいますが、しばらくすると唾液の自浄作用が追いつき、口内はまた中性に戻ります。
このように口内は食事をきっかけとして中性と酸性の状態が繰り返されています。酸性になり歯が溶けかかっている状態を脱灰、中性に戻り歯が再生することを再石灰化ともいいます。また、睡眠中は唾液の分泌量が減り、中性を保つ自浄作用が弱まるため酸性に傾きやすくなります。

食事の回数と虫歯

食事をすると口内は酸性に傾きます。そして時間をかけてまた中性の状態に戻るのですが、間食など短時間の間に食事を重ねると、中性に戻る前に再び酸性に傾いてしまいます。常に酸性の状態が続くと歯がどんどん弱まりやがて虫歯になります。睡眠前の食事は特に戻りが遅くなり酸性の時間が長くなります。
このように、食事の回数と虫歯のなりやすさには関係があるのです。

酸性の時間を減らすには

食事を一切しなければ酸性に傾くことはありませんが、そんなことをすれば死んでしまいます。虫歯予防において大切なのは、酸性に傾いている時間をいかに減らせるかです。その方法として下記の5つがあります。

歯磨きをする

酸性に傾かせているのは、歯垢(プラーク)内の細菌が発する酸です。そのプラークは、食べかすを栄養に虫歯菌が作り出した細菌や組織の塊です。
食後に歯磨きをすることで、プラークの原因となる食べかすとプラークもろとも洗い流すことができます。するとより中性に戻る時間が短縮され虫歯になりにくくなります。特に細菌が活発になる睡眠前後は優先的に歯磨きを行う必要があります。

シュガーレスガムを噛む

ガムを噛むと唾液量が増えるため中性に戻る力も強くなります。しかし虫歯の原因となっているのは糖分です。ガムに糖分が含まれていればガム自体が酸性に傾かせる原因となってしまいます。そのため、キシリトールなどの虫歯にならない糖が含まれたガムが望まれます。歯に効果的なガムについてはこちら

フッ素を塗布する

フッ素の塗布は歯質を強くする効果があり、口内が酸性に傾いても溶けにくい歯になります。酸性の時間というよりは脱灰(歯が溶けている状態)の時間が短くなることで、虫歯になる可能性を低くすることができます。

糖分はまとめてとる

間食は厳禁です。食事と食事の間にお菓子をたべるのではなく、食後すぐにデザートとして食べるなどタイミングの工夫をしましょう。食事と食事の間に何も食べない時間を設けることが大切です。どうしてもお腹が空いてしまう場合は、シュガーレスのお菓子やおしゃぶり昆布など糖分の少ないものにしましょう。

寝る前に食事をしない

寝る直前の食事は避けましょう。睡眠中は中性に戻るための唾液の働きが弱まるので酸性の時間が長くなってしまいます。

食事の回数とタイミングが大事

虫歯予防のためには間食を減らすなど一日の食事回数をできるだけ減らすことが大切です。また夜寝る前には食べないなどタイミングの調整も必要となります。自分の口内環境のサイクルを理解して、効率的に虫歯予防を行いましょう。
間食が多い、寝る前に食事する習慣がある人は、虫歯になりかけているかもしれません。フッ素塗布は初期虫歯の治療にも有効となります。虫歯はなってからでは遅いため、一度歯科医院の受診を検討されてみてはいかがでしょうか。