歯の根の治療(根管治療)が長引くのはなぜ? | 歯医者の選び方 | 歯医者がおすすめする歯科医院
2017年4月15日

かれこれ半年以上歯医者に通っているのに、ぜんぜん根の治療が終わらない!という方もいらっしゃるのではないでしょうか。歯の根の治療(根管治療)中は痛みが続くこともあり、患者からしたら一刻も早く終わって欲しい治療です。治療中にも関わらず、痛みがなくなったからといってつい通院を中断してしまうことも多く見られます。
根管治療に時間がかかるのには理由があります。途中で治療を投げ出さずに、自分の症状を理解しましょう。

歯の根

根管治療とは

根管治療とは、歯の神経(歯髄)を取り除く治療です。虫歯を放っておくなどして細菌が神経にまで達すると、歯髄炎を起こしひどい痛みを感じます。一度神経が細菌に感染してしまうと自然に治ることはないため、神経ごと取り除くか最悪抜歯となります。
根管治療は歯を残す治療法ですが、神経を抜いた歯(無髄歯)は黒ずんだり割れやすくなることがあります。また再感染しやすく、ひどいと歯の根の先の部分に根尖病巣ができてしまう可能性があります。神経に至るほどの虫歯を作らないことが大切です。

根管治療が長引く理由

根管治療が長引いてしまう理由として下記のものが考えられます。

段階を踏んだ治療が必要

根管治療は、通常の虫歯治療とは異なり、削って詰めて終わりではありません。神経を抜くとできる空洞に、薬を詰めて蓋をするのですが、蓋をする時に、空洞の中を無菌状態にできるかが根管治療では非常に重要になってきます。
一般的な根管治療では、完全な蓋をする前に消毒薬を詰めて仮の蓋をします。この状態で1~2週間ほどおく必要があります。またこれを何度か繰り返すことで無菌の状態に近づけていきますので、必然的に通院回数も多くなります。

無菌状態での治療が行われていない

根管治療の成功率を左右する条件に、いかに無菌の状態で治療ができるかということがあります。唾液の混入、根管内の洗浄が不十分、器具の滅菌処理が不十分であるなど、何らかの不備によって根管内に細菌が入ってしまうと、炎症を繰り返しいつまでたっても治療が終わりません。

隙間が空いている

充填材が緊密に詰められていない場合や、クラウンなどの補綴材の作りが甘いと、できた隙間から細菌が入り込み再発の原因となります。神経が複雑な形をしていると充填ミスが起きやすくなります。また充填するときに器具の一部が混入してしまっているケースもあります。詰めた後は、レントゲンを通して慎重に確認する必要があります。

歯根嚢胞ができている

根の先に膿ができている場合、膿が出きってからでないと蓋ができないため、膿を出すための期間が必要になります。膿がでる状態で蓋をすると圧迫感や痛みを伴いますので、穴を完全に開放した状態で様子を見るケースもあります。しかし細菌が入り放題の状態になってしまうため、細菌を入れないようにあえて蓋をしてしまうこともあります。治療法については痛みの程度と歯科医師の判断に委ねられることになります。

保険診療内

保険診療の場合、診療する時間が限られてきてしまいます。一度の診療時間が短くなるため、何回かにわけて治療を行っている可能性があります。また多くの場合でラバーダムやマイクロスコープを使わずに治療を行うため、無菌状態での治療や目視できない部分の治療が難しくなります。

期間を空ける、途中で脱落する

治療に回数がかかるため、途中で通院をやめてしまうことも多く、余計に治療が長引いてしまいます。
また根管治療は治療後の経過観察が必要です。再発後の治療は成功率が5割にまで落ちるとされます。1回目の治療でいかに再発リスクのない治療を行って貰えるかが大切です。

根管治療が得意な歯医者へ

根管治療は、繰り返し通院する必要がある治療です。しかし自分の治療経過がどうなっているのかわからない、通院の必要性がわからないような場合には、歯科医師の先生に説明を求めるか対応に不安があれば病院を変えるのも一つの選択肢です。
根管治療は難しい治療です。術者の腕によって成功率が大きく変わってきてしまいますので、根管治療の治療実績がある歯科医院を選びましょう。