治らない口内炎の正体は、口腔がん!? | 歯医者の選び方 | 歯医者がおすすめする歯科医院
2017年4月20日

口腔がんは口内にできるがんです。肺がんや胃がんなど他のガンに比べると患者数は少ないですが、初期症状は口内炎と勘違いされやすく、気がついたら手遅れ、というケースも多く見られます。後遺症や他の部位への転移もあり、年間3,000名以上の方が亡くなられている病気です。
口内炎がいつまでも治らないと思ったら口腔がんだった、なんてこともめずらしくありません。もしかして他人事ではないかもしれない、口腔がんの特徴についてまとめました。

口内炎2

口腔がんの種類

口腔がんは口内にできるガンを総称した言い方であり、細かく部位ごとに名前がつけられています。唇にできるものを口唇がん、舌にできるものを舌がん、歯肉にできるものを歯肉がん、頬の内側の粘膜にできるものを頬粘膜がん、上顎前方にできるものを硬口蓋がん、舌の裏側にできるものを口腔底がんなどといいます。
口腔がんの約半数は舌がんが占めており、早期発見ができれば8割以上は治る病気です。しかし悪化するとリンパ節、そして肺へと転移する可能性があり死に至ることもあります。

口腔がんに見られる症状

口腔がんは、ウイルス感染や口内粘膜への慢性的な刺激などが原因であると考えられています。また喫煙と飲酒についても他のがんと同様、発がんリスクを高める要因とされています。
口腔がんの症状は様々ですが、粘膜が赤や白に変色したり、ただれ、腫れ、しこりなど、目や感覚でわかる異常が現れます。しかし初期の段階では激しい痛みを伴わなかったり、多くが口内炎の症状に似ているため、進行するまで放置してしまうことも多い病気でもあります。特に下記の異常が現れた場合には、要注意です。

同じ口内炎が2週間以上治らない

口内炎は通常2週間ほどで治ります。治ったり再発したりを繰り返す慢性的な口内炎もありますが、毎回全く同じ場所にできるとはあまり考えられません。同じ場所に治らない口内炎がある場合は、口腔がんである可能性があります。

口内の粘膜に常に何かが当たっている

矯正器具が合わない、虫歯で欠けた歯がある、舌の縁に歯の跡がある、噛み癖がある、など、常に物理的な刺激がある箇所には病変が現れやすく、がんの原因となる可能性があります。

色が変

赤、白、黒などへの変色も口腔がんの症状の一つです。

口内の神経麻痺や運動傷害

ろれつが回らない、飲み込みにくい、しびれがあるなど、口腔機能に異常が見られた場合は、がんがかなり進行している可能性があります。ただちに、歯科口腔外科や耳鼻咽喉科で診てもらいましょう。

セルフチェックと歯科医院での早期発見を

口腔がんは目で見て確認できるがんであるため、口内の異常にすぐに気づくためにも日常のセルフチェックを行うことが大切です。何らかの異常を見つけたら、直ちに口腔がんと不安がることはありませんが、それをきっかけとして歯科医院で診てもらうことが早期発見に繋がります。