抜歯とブリッジの治療費はいくら?保険歯科診療の治療費一覧④ | 歯医者の選び方 | 歯医者がおすすめする歯科医院
2017年4月27日

虫歯が進むところまで進んでしまうと、歯が感染源となり全身に悪影響を及ぼす可能性があるため、歯を抜いてしまうしか方法はありません。歯を抜いたあとは、インプラント、ブリッジ、入れ歯などを使って補綴する必要があります。保険診療の場合は、ブリッジか入れ歯での治療となります。
今回は保険診療での抜歯とブリッジによる補綴治療の費用についてまとめました。
初診料やレントゲンについてはこちら→歯科の初診料はいくら?保険歯科診療の治療費一覧①

ブリッジ

算定方法

保険診療は治療の内容ごとにすべて点数が定められています。1点10円で換算され合計額の1桁目は四捨五入されます。表内では1桁目まで記載していますが、実際の支払額は合計を四捨五入された額となります。また年齢によって負担額が異なってきますが、今回は3割負担にて換算しています。

医療費負担割合

年齢 負担割合
6歳未満 2割負担
6歳以上 3割負担
70~74歳 2割負担
(ただし現役並所得者は3割負担)
75歳 1割負担
(ただし現役並所得者は3割負担)

重度の虫歯処置 抜歯

歯を保存する根管治療が難しい場合は、抜歯となってしまいます。

麻酔

通常の浸潤麻酔は抜歯の処置費用に含まれます。奥歯の抜歯は、別途顎全体の麻酔である伝達麻酔を用いる場合もあります。抜歯への強い恐怖感がある場合は、鎮静麻酔を打つことである程度抑えることができます。

伝達麻酔 126円
吸入鎮静法 30分 210円
(30分ごとに30円)
静脈内鎮静法 360円

抜歯

抜歯は歯の場所によって費用が変わります。前歯や臼歯において、歯根肥大や骨との癒着が起きていて、骨を削ったり歯を分割する必要があるような場合は、難抜歯としてプラス費用が発生します。

前歯抜歯 1歯 450円
臼歯抜歯 1歯 780円
難抜歯加算 +630円

ブリッジによる補綴

ブリッジは、両隣の歯を土台として橋渡しのように歯を補綴する方法です。ブリッジ治療は両隣の歯が健康であることが必要です。

保険適用条件

保険のブリッジには、適用できる範囲と状態が限られています。

歯の範囲 3番(犬歯)含む、連続した2本以内の欠損
3番(犬歯)含まない、連続した4本以内の欠損
4番以降は連続した2本以内の欠損

歯の状態 前後の歯が土台として機能すること。
一番奥の歯が欠損している場合は、前2本が問題ないこと。

補綴時診断料

補綴物を製作する際に、治療内容や補綴物についての説明を行った場合に算定されます。

新規製作時 270円
追加製作時 210円

歯冠形成

まずは支台歯とよばれるブリッジを支える歯の形を整えていきますが、ブリッジの種類によって削る範囲が異なってきます。 ブリッジには、従来のブリッジと接着ブリッジの2種類があります。従来のブリッジは、支台歯に被せるように固定する方法のため、支台歯を大きく削る必要がありますが、接着ブリッジは支台歯の裏側に接着することで固定する方法のため、ほとんど削らずに治療が可能です。ただし、1歯欠損、1歯以上の生活歯を支台歯とすることが条件です。
神経が生きている歯(生活歯)と死んでいる歯(失活歯)によって費用も異なってきます。

生活歯 失活歯
前歯3/4冠 2448円 1968円
レジン前装金属冠 2448円 1968円
臼歯4/5冠・全部金属冠 498円 558円
接着ブリッジ 2448円
窩洞形成(KP) 隣接面含まず 180円
隣接面含む 318円
う蝕歯無痛的窩洞形成加算
(レーザーでのKP)
120円

印象採得

ブリッジの型取りと装置が完成するまでの仮歯(リテーナー)の費用がかかります。1装置に付いている義歯の本数によって変わります。

5歯以下 6歯以上
印象採得料 840円 996円
咬合採得料 222円 444円
リテイナー 300円 900円
試適料
(前歯部に係る場合)
120円 240円
仮着料 120円 240円
仮着用セメント 1歯 12円

ブリッジ装着

ブリッジは、支台歯部分の被せ物と欠損歯上部のダミー歯(ポンティック)からできています。素材にはすべて金属が含まれていますので、金属アレルギーの方は保険のブリッジは難しいでしょう。

支台歯修復

支台歯の修復には、クラウン(冠)タイプとインレータイプがあります。インレータイプは強度や二次カリエスのリスクがあるためあまり使用されません。

インレー 前歯3/4冠 臼歯4/5冠 全部金属冠 レジン前装金属冠(4番のみ)
前歯
・小
臼歯
金パラジウム合金 1536円 1953円 1773円 2421円 4829円
銀合金 918円 1191円 1011円 1467円 3750円
ニッケルクロム合金 864円 1128円 948円 1386円 3573円

臼歯
金パラジウム合金 1785円 2106円 2841円
銀合金 942円 1044円 1503円
ニッケルクロム合金 864円 954円 1392円
14K 2730円 3456円
※生活歯のみ。

ポンティック

欠損している歯の上に来るダミー歯をポンティックといいます。ポンティックは、全て金属でできている鋳造のもの、頬側に人工歯を貼り付けたもの、前面が硬質レジンで覆われているものがあります。

前歯 小臼歯 大臼歯
鋳造 金パラジウム合金 2583円 3003円
ニッケルクロム
合金・銀合金
1419円 1419円
金属裏側装※ 14K 4023円
金パラジウム合金 2955円 3132円
ニッケルクロム
合金・銀合金
2340円 2340円
レジン前装金属 金パラジウム合金 4563円
ニッケルクロム
合金・銀合金
3690円
※塗装する人工歯の素材料は別途かかります。
前歯 小臼歯
レジン歯 39円 42円
スルフォン樹脂 90円 129円
硬質レジン歯 90円 120円
床用陶歯 276円 150円

ブリッジ装着料

5歯以下 6歯以上
装着料 450円 900円
装着材料 1歯 51円

ブリッジ維持管理料

保険でブリッジを作成した場合、維持管理料を支払うことで2年間の補償を受けることができます。ブリッジが取れたり欠けてしまった場合、または支台歯が虫歯になってしまった場合には無料で対応してもらえます。ただし、装着のセメント代と初診料・再診料は別途かかります。
維持管理料は任意による算定です。また、すべての支台歯がインレーによる固定の場合は補償の対象外となり、算定できません。

維持管理料

5歯以下 6歯以上
歯冠補綴物管理料 990円 1320円