やたらと口が渇く!ドライマウスの原因と対策法 | 歯医者の選び方 | 歯医者がおすすめする歯科医院
2017年5月1日

口寂しくて、一日にたくさんの水分を取ってしまう、常にアメやガムなどを口に含んでいる、ということはありませんか?その行為が、実はドライマウスの原因となっているかもしれません。ドライマウスは口臭や水分の過剰摂取によるむくみを引き起こします。正しい原因と対策を学んで、ドライマウスを解消しましょう。

やたらと喉が渇く

ドライマウスの原因は複数ある

ドライマウスは、唾液腺に何らかの異常が起こっている場合と口内や体内の水分量が少なくなっている場合、両方を引き起こしている場合が考えられます。その原因として、普段の生活習慣やストレス、別の疾患が起因しているものなど様々なものが挙げられます。

口周りの筋力低下

年齢と共に筋力は衰えてきます。また若い人でも食べ物を食べる時によく噛まないと顎の筋力が低下してしまいます。顎や舌の周りには唾液腺があるため、筋肉が収縮することで唾液が出にくくなってしまいます。

咬合異常

噛み合わせの異常などで顎に歪みがあると、唾液腺にも異常を起こしていることがあります。また咀嚼の減少にも繋がります。

口呼吸

鼻詰まりや低位舌から口呼吸となっている人は、口内の水分量が慢性的に少なくなっています。

喫煙、飲酒の習慣

タバコの煙に含まれる有害物質によって血流が悪くなり唾液腺の機能が低下してしまいます。またアルコールには利尿作用があるため、飲み過ぎは脱水症状を引き起こしドライマウスとなってしまいます。

精神的ストレス

緊張状態が続くと、自律神経のコントロールにより唾液量が抑制されます。

薬物の副作用

多くの内服薬の副作用に「口渇」という症状があり、一時的に唾液の分泌量減ることがあります。服薬が多い人はこれが原因かもしれません。

唾液腺の病気

唾液腺に腫瘍ができていたり炎症が起きていたりしていると、唾液腺の機能が低下してドライマウスを起こします。

シェーグレン症候群

免疫異常により唾液腺や涙腺などの組織を自ら破壊してしまう疾患です。中高年の女性に多くみられる疾患です。

ドライマウスによって起こること

ドライマウスによって次のようなことが起こります。

口臭が出る

口内の唾液量が減ることで口内の細菌が活発化し、細菌が繁殖する際に発生する毒素が口臭として現れます。

虫歯になりやすい

唾液が減ることで歯の再石灰化が行われなくなり、虫歯になりやすくなってしまいます。

歯周病になりやすい

唾液による口内の自浄作用が低下すると、プラークも生成されやすくなり、歯周病の進行が早まってしまいます。

カンジタ性口内炎になりやすくなる

唾液減少により口内の粘膜の免疫力が低下し、常在菌の一つであるカンジタ菌(カビの一種)が粘膜に炎症を起こしてしまいます。カンジタ性口内炎といって、口内の粘膜に白い膜を張ったような症状が現れます。

味覚障害を起こす

重度のドライマウスによって、食べ物の味を正しく認識できなくなってしまうこともあります。唾液量が減ると舌や軟口蓋にある味蕾という器官に異常をきたし、味を感じにくくなったり、逆に強く感じ過ぎたりすることがあります。

食べ物が飲み込めなくなる

咀嚼しても唾液が分泌されずに、食べ物がパサパサして飲み込みづらくなってしまいます。

誤嚥性肺炎

唾液が減って口内の細菌量が増えると、食べ物を誤飲してしまった時に細菌も一緒に肺に流れ込み誤嚥性肺炎を起こしてしまいます。誤嚥性肺炎は、最悪の場合死に至る病気です。

ドライマウスでやりがちなこと

口内の乾燥を和らげようとして、ついこんなことをやっていませんか?下記に記載していることは、かえってドライマウスを悪化させたり別の問題を招く原因となります。別の方法で解消しましょう。

緑茶やコーヒーなどで潤す

お茶やコーヒーに含まれるカフェインの利尿効果によって脱水症状を引き起こし、余計に唾液量が減少してしまいます。

糖分が含まれたアメを食べる

アメを食べると唾液が分泌されますが、糖分が含まれたアメを常に口内に含んでいると虫歯ができやすくなってしまいます。

スッキリする歯磨き粉や洗口液の使用

歯磨きはドライマウス解消に効果的ですが、発泡剤の多く含まれた歯磨き粉を使用すると口内の粘膜が刺激されて乾燥を招いてしまうこともあります。またピリピリする洗口液もかえって口内の乾燥を招きます。

ドライマウスの対策

ドライマウスに特効薬はありません。生活習慣の改善やドライマウスを招いている疾患の治療が必要です。

よく噛む

よく噛んで食べることを心がけましょう。また口さみしいときにはシュガーレスのガムを噛みましょう。咀嚼は唾液の分泌を促します。また、舌をよく動かすことも唾液分泌の促進に効果的です。舌のトレーニングを行いましょう。舌も太る!脱舌デブトレーニング

口内を清潔に保つ

食後の歯磨きやうがいで口内を清潔に保ちましょう。ただし刺激の強い歯磨き粉や洗口液は厳禁です。口臭の予防にも役立ちます。

運動をする

運動をすることで、自律神経のバランスを整えることができます。軽いジョギングなど身体を動かすことはストレスの解消につながります。

部屋の乾燥に気をつける

湿度が低いと呼吸を通して口内も乾いてしまいます。加湿器をつけるなど室内の湿度管理をしましょう。

禁煙、アルコールの量を減らす

タバコは控えましょう。アルコールについては過剰に摂取をしなければ影響は少ないでしょう。量の調整を心がけましょう。

歯科医院での治療

ドライマウスの治療を行っている歯科医院では、詳しい検査によりドライマウスの原因を明らかにすることができます。食べ物が飲み込みにくくなっているほど悪化している場合には、医師による指導が必要です。また噛み合わせの異常についても診断を受ける必要があります。