虫歯の進行スピードはどれくらい?進行を早める原因と止める方法 | 歯医者の選び方 | 歯医者がおすすめする歯科医院
2017年5月2日

虫歯ができる要素は、歯質、細菌、糖分、そして時間の経過です。一旦虫歯になってしまうと、自然治癒することはありませんので、時間の経過とともに着実に進行してしまいます。進行具合には個人差があり、月単位で神経に達してしまう人もいれば何年もかけて進行することもあります。
目立った痛みがないからと油断していませんか?虫歯は痛みが出てからでは遅いのです。今回は虫歯の進行スピードについてまとめました。

最後に歯医者に行ったのはいつ

虫歯の始まり

食後8時間以内に、口内の細菌が食べかすに繁殖し住処であるプラーク(歯垢)を作り出します。そしてプラーク内の細菌は、食べ物の糖分を分解し歯を溶かす酸を発生させます。この歯が溶けている状態を脱灰といい、これが虫歯の始まりとなります。
通常は唾液の再石灰化によって溶け出た歯質は再生しますが、歯磨きをせずにプラークの量が増えると、再石灰化が間に合わずに虫歯となってしまうのです。

虫歯の進行が加速する要素

昨日できた虫歯が、今日いきなり神経にまで達するということはありません。しかし、一度できた虫歯は日常の行為によって着々と進行していきます。虫歯が進行する要素として下記のことが考えられます。

年齢

生えたての歯は柔らかいため、虫歯になりやすく進行も早いとされています。大人になるにつれて石灰化が進み、虫歯の進行も緩やかになる傾向があります。
しかし、ある程度の年齢になると、歯肉の後退により歯の根元に虫歯ができやすくなります。歯の根元にできる虫歯(根面う蝕)は位置的にも神経に近く、通常の虫歯よりも進行が早いという特徴があります。

唾液の量

唾液は溶けてしまった歯を再生させる再石灰化を行います。唾液の量が少ないと、再石灰化が追いつかずに虫歯の進行が早まります。

歯磨きの仕方

歯磨きは虫歯の原因であるプラークを除去する行為です。歯磨きを怠れば虫歯の進行は早まります。また歯磨きをしていても、食べかすやプラークが取れない方法では意味がありません。

頻繁な糖分の摂取

糖分は虫歯の要因の一つです。間食が多く、糖分を頻繁に摂取しているとそれだけ脱灰の時間も長くなるため、虫歯が進行する原因となります。

虫歯の深さ

深い虫歯ほど進行が早くなります。歯の表面は硬いエナメル質で覆われており、表面のごく浅い虫歯の場合は、歯磨きや生活習慣に気をつけていれば進行を抑えることができます。
しかしエナメル質よりも深い象牙質という部分にまで虫歯が達してしまうと、進行は急激に早まります。しみたり痛みも出るのでこの時点で初めて虫歯に気づくことが多いのではないでしょうか。

虫歯の進行を止めるには

初期虫歯については、丁寧な歯磨きや歯医者でのクリーニングを行うことで改善が期待できたり、半永久的に進行を抑えたりすることができます。
しかし象牙質に達してしまった虫歯については、途端に進行を遅らせることが難しくなります。唾液による再石灰化はエナメル質でのみ行われるため、進行することはあっても改善することはないからです。 初期虫歯から象牙質に達する虫歯にまで進行するには、ある程度長い期間を要するはずですが、初期虫歯は自覚症状もないため気づかぬまま進行を許してしまうことが多くなります。
自覚症状として痛みが現れているということは、すでに後戻りできないまでに進行しているという証拠です。だからこそ、初期虫歯の段階で気づき進行を抑えるということが非常に大切になってきます。
あなたが最後に歯医者に行ったのはいつですか?歯医者の虫歯治療=削るだけではありません。初期虫歯の進行を抑えることも大切な虫歯治療なのです。初期虫歯に気づくためにも、歯医者での定期的な受診を受けましょう。