町の開業医で歯科診療を受けるメリットとデメリット | 歯医者の選び方 | 歯医者がおすすめする歯科医院
2017年5月16日

前回大学病院で歯科診療を受けるメリットとデメリットについて紹介しましたが、今回は町の歯科医院で診療を受けるメリットとデメリットについてまとめてみました。

町の歯科医院

町の歯科医院で診療を受けるメリット

町の歯科医院は広告媒体にたくさんの情報が公開されていることもあり、ニーズに沿った診療を受けることができます。

診療アクセスが良い

歯科医院数が多いため、比較的どの地域でも容易に歯科医療を受けることができます。また土日や深夜診療を行っている歯科医院もあるため、診療時間に融通がききます。

事前情報が得やすい

多くの歯科医院がホームページなどのメディアに医院情報を載せているので、歯科医院の雰囲気や何に力を入れているのかについて事前に把握することができます。動画やパンフレットなど多種多様なコンテンツを作っている歯科医院もあるため、来院前から歯科医院のファンになる可能性もあります。

接客努力がされている

ホームページもそうですが、ライバルが多いということもあり、自院をより魅力的に見せるための努力がされている歯科医院が多く見られます。例えば、患者のニーズに応えるために個室やキッズスペースを設けたり、病院が苦手な人にとっても受け入れやすいようにデザイン性のある設計にしたりして、多くの患者に通ってもらうための工夫がされています。

世代に渡って長期的に通うことができる

特定の歯科医師に診てもらえるためコミュニケーションが取りやすく、信頼関係を築くことができます。家族ができたときにも同じ歯科医院に通わせる可能性が高いため、家族単位での診療が可能になります。

町の歯科医院で診療を受けるデメリット

町の歯科医院を選ぶデメリットは、劣悪な環境での医療を受ける可能性と、必要以上の費用がかかる可能性がわずかながらでもあること、これに尽きます。

歯科医院によって当たりハズレが大きい

歯科医院の数が多い分、レベルの乖離も大きくなります。特に下のレベルが低すぎるということに問題があります。大学病院でも町の歯科医院でも、歯科医師の技術がピンきりであることは共通していますが、大学病院の方が最低ボーダーラインを下回る可能性は低くなります。
例えば、どこの大学病院も一定水準以上の設備環境が義務付けられていますが、町の歯科医院は院長の方針によっては設備に全く投資しないこともあるため、安全性の保証がありません。もちろん大学病院並の設備が整っている歯科医院もありますが、ごく一部の歯科医院に限られます。

ビジネスの世界である

町の開業医は歯科医師であると同時に経営者でもあります。経営を続けるためにはどうしてもある程度利益についても考えなくてはなりません。
大学病院と比べて、個人開業の歯科医院はビジネスの基本要素である質と費用と時間が、患者にダイレクトに反映されやすい傾向にあります。診療の質を高めるためには、それなりの費用と時間がかかりますし、安い保険診療を行う場合には、質と時間の制限がついてきてしまいます。歯科診療と向き合うためには、その点を理解する必要があります。
利益を追求しすぎた歯科医院に当たってしまうと、何度も通わせるために必要のない診療がなされたり、不正に高い治療費を請求されてしまったりする可能性もあります。その点大学病院は出来高でないため、安心してお会計を済ませることができます。

歯科医院を変えることがリスクになる時代

いまや歯科医院を変えるということはリスクの伴う行為にさえなっています。一度でも良い歯科医院に出会えたとしたらずっとそこに通い続けるべきであり、歯科医師と信頼関係を構築することでより充実した診療を受けることができるようになります。 通うことでかえって歯に悪影響を与えてしまうような歯科医院もあるため、新しい歯科医院に通う際には事前の情報集めが必須となります。しかしその情報も正しいとは限らないため、どうしても一度行ってみなければわからない点もあります。
引っ越しのたびに1から歯科医院を探さなければならない転勤族などは、迷わず大学病院に通うことも一つの手かもしれません。とはいえ自宅近くの歯科医院で、とびっきり良い診療を受けられる可能性もありますので、全く探さないというのはもったいないことにも思えます。歯科医院選びは博打的な要素が大きいのです。
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