歯痛の原因をチェックしよう!痛みの症状一覧表 | 歯医者の選び方 | 歯医者がおすすめする歯科医院
2017年5月23日

歯科医師が疾患の原因を特定するときには、まず触診や問診によって痛み方を調べることが多いのではないでしょうか。痛みは大切な情報であり、その特徴を知ることで、何は原因の症状なのかをある程度予測することができます。
今回は歯痛の特徴とそれが何の疾患に現れやすいのかをまとめました。自覚症状と照らし合わせてみて、歯医者に行く前の情報整理としてご活用ください。

痛み

歯痛の種類

痛みがどんなときに起きるか、またはどんな感覚の痛みなのかは、症状の特定において非常に有効な情報となります。次のように痛みを分類することができます。

自発痛と誘発痛

何もしていなくても起こる痛みを自発痛や安静時痛といいます。反対に、何かのきっかけで起こる痛みを誘発痛といいます。痛みの続く時間や痛みが持続的に続くものを持続痛、症状が出たり出なかったりを繰り返すものを間欠痛といいます。

自発痛(安静時痛) 何もしなくても起こる痛み
誘発痛 何かしらの刺激がきっかけで起こる痛み
持続痛 持続的に続く痛み
間欠痛 たまに起きる痛み

自発痛の種類

どのように痛むかということも、診療においては有益な情報となります。違和感、歯が浮くような感じ、鈍い痛み、鋭い痛みなど痛みの程度でも表現することができます。
また痛み方によっても、拍動痛、灼熱痛、電撃痛などと表現することができます。

拍動痛 ズキンズキンと脈打つような痛み
灼熱痛 ひりひりした痛み
電撃痛 ピーンと電気が走ったような瞬間的な痛み

誘発痛の種類

誘発痛には、温度変化や物理的刺激で起きる痛みがあります。問診や触診などで下記の痛みがあるか確認されます。

冷水痛 冷たいものに感じる痛み
温水痛 温かいものに感じる痛む
運動時痛 動かした際に感じる痛み
咬合痛 噛んだ時に起こる痛み
擦過痛 歯の表面を擦った時に感じる痛み
接触痛 歯肉に触れると感じる痛み
圧痛 原因箇所を圧迫した時に感じる痛み
垂直打診痛 歯を垂直方向に叩くと起きる痛み
(根尖の感染や炎症が疑われる)
水平打診痛 歯を水平方向から叩くと起きる痛み
(歯根膜や歯槽骨の感染や炎症が疑われる)

症状と痛みの関連表

下記の表は、口内で起こる痛みの症状と原因の対応表です。痛み方によっておおよその症状を推定することができますが、類似した症状もあるため、最終的にはレントゲン検査などを行って判断されます。
しかし下段にある三叉神経痛と上顎洞炎(蓄膿症)は、歯痛は現れるのにも関わらず歯に原因がない症状です。これらの疾患は非歯原性歯痛と分類され、歯科の領域は治療することができないために注意が必要です。

自発痛 誘発痛
拍動痛 灼熱痛 電撃痛 冷水痛 温水痛


咬合痛 擦過痛 接触痛 圧痛







知覚過敏
象牙質までの虫歯
神経に達した虫歯
根尖病巣
歯肉炎
歯周炎
(歯槽膿漏)
智歯周囲炎
歯根破折
口内炎
顎関節症
三叉神経痛
上顎洞炎
(蓄膿症)

表は一般的な症状をまとめたものであり、人によって出る症状出ない症状は異なります。歯の神経が死んでいる場合には痛みを感じないため、自覚症状なく疾患が進行している可能性もあります。歯痛が治まったからといって放置せずに、できるだけ早期に歯医者で診てもらいましょう。