舌の先がピリピリするのは舌痛症? | 歯医者の選び方 | 歯医者がおすすめする歯科医院
2017年6月2日

夜、舌の先がピリピリして眠れない・・・。我慢できないほどの痛みじゃないけど気になって中々眠りにつけないということはありませんか?その症状、舌痛症かもしれません。
舌痛症という名前はついていますが、実は原因不明の慢性疼痛であり、場合によっては一生付き合っていかなければならない難治性の症状です。舌痛症の特徴と、舌痛症以外の舌の痛みの原因についても合わせて紹介します。

舌の先ピリピリ

舌痛症の特徴

舌痛症には次のような特徴が見られます。当てはまる項目が多い場合には、舌痛症の疑いがあります。

舌の先や縁が痛い

主に舌の先や縁がピリピリ、ヒリヒリと、やけどをしたように痛みます。激しい痛みではありませんが、慢性的に続くため不快感があります。日によって舌の中央にも痛みを感じることがあります。

痛みが3ヶ月以上続いている

連日2時間以上且つ長期に渡って痛みが続きます。

目立った異常がない

口内炎や外傷など目立った異常が見つかりません。また病理検査や血液検査でも異常は見られません。

夜になると気になってくる

仕事中や食事中など何かに集中している時には気になりませんが、家でゆっくりしている時、特に就寝前になると症状が顕著に現れます。

女性に多くみられる

舌痛症は女性に多くみられる症状です。特に40~50代の更年期の女性に多く見られます。

舌痛症の原因と対症療法

舌痛症は、疲労やストレスなど自律神経の乱れからくる神経障害と考えられていますが、はっきりとした原因はわかっていません。原因がわからないと根本的な治療もできないため、主に薬物療法や認知行動療法によって痛みを抑えるための治療が行われています。専門領域となるのは、歯科ではなく精神科や心療内科です。

舌の痛みは舌痛症だけではない

舌が痛いからといって、ただちに舌痛症を心配する必要はありません。舌は身体の疲れが症状として出やすい箇所です。下記のように、舌の痛みには多くの原因が考えられます。自然治癒するものもありますが、原因を取り除かなければ痛みがいつまでも続くケースもあります。

貧血

貧血が舌の症状となって現れることがあります。舌痛症と同様に舌がピリピリヒリヒリしますが、血液検査で貧血と判断された場合には、舌痛症でなく貧血による舌炎と診断されます。貧血による舌炎の症状が進むと、舌のザラザラが無くなりつるっとした平滑舌となります。重症化すると味覚障害が現れることもありますが、不足した栄養分を摂取することで改善します。

矯正器具や歯が当たっている

矯正器具や歯と常に接触しているために、舌に傷が出来ているのかもしれません。舌の周りに歯型ができている場合には、低位舌や舌のむくみ、TCH(常に上下の歯をかみ合わせている癖)が考えられます。
矯正器具の調整や舌癖・噛み癖の矯正が必要です。

金属アレルギー

金属の被せ物や詰め物によって金属アレルギーを起こしている可能性もあります。口腔外科や皮膚科で金属アレルギー検査を受けましょう。素材を変えることで改善します。

口内炎

食事や会話の際に鋭い痛みを感じるのであれば、舌の口内炎が疑われます。患部には白っぽい病変がみられます。
同じ箇所が3週間以上痛む場合には、舌がんの可能性もあります。

火傷

熱いものや辛いものを食べて火傷しているのかもしれません。患部が赤くなっていたり、ザラザラブツブツしていたりしませんか?通常は3~4日程で治癒します。

まずは口腔外科で

舌の痛みが長期的に続くようであれば、まずは口腔外科で診察を受けて原因の特定をしてもらいましょう。必要があれば他の診療科の紹介も行ってくれるはずです。