危険!黒い歯石は歯周病のサイン | 歯医者の選び方 | 歯医者がおすすめする歯科医院
2017年6月4日

歯石といえば乳白色をしていますが、まれに黒っぽく色のついた歯石が見えることがあります。この黒い歯石、普通は歯と歯茎の間に隠れているため口腔内に露出することはありません。しかし歯周病が進むと黒い歯石が顔を出すことがあります。虫歯にも間違われやすい黒い歯石ですが、見つけた際には注意が必要です。

黒い歯石

白い歯石と黒い歯石

歯石には、白色のものと黒い色のものがあります。白い歯石は歯肉縁より上にできるため歯肉縁上歯石、黒い歯石は歯肉縁より下にできるため歯肉縁下歯石とよばれます。

白い歯肉縁上歯石

歯肉縁上歯石は、プラークが唾液によって石灰化したものであり、唾液由来の白っぽい色をしています。1~2日ほどと比較的短期間で形成され、歯ブラシでは除去できませんが、歯科医院で簡単に除去することができます。
歯石自体は悪さをしませんが、凸凹した構造からプラークが付きやすく歯周病を引き起こす原因となります。

黒い歯肉縁下歯石

歯肉縁下歯石は、血液や歯周組織からの浸出液から出来ているため、黒っぽい色をしています。歯肉縁上歯石と比較するとゆっくりと形成されますが、密度が高く強固に密着しているため除去は難しくなります。
歯肉縁下歯石は歯根の方に付着しているため、除去の際には歯茎の切開など外科的な手術も必要となります。
歯肉縁下歯石が蓄積すると、歯茎に炎症を起こすだけでなく、歯を支える歯槽骨を溶かし歯の動揺を招きます。さらに症状が進むと歯が抜け落ちてしまいます。

黒い歯石の露出は歯周病のサイン

黒い歯石である歯肉縁下歯石は歯茎の奥深くにできるため、普通は切開しない限り存在を確認することはできません。もしもは歯肉の縁などに露出している場合は、歯周病によって歯槽骨や歯茎の後退がかなり進んでしまっているということになります。
歯石に溜まった細菌が出す毒素により口臭も出てたり、歯が露出して細長くなって見えたりするなど見た目に影響を及ぼします。一度後退した歯茎は元には戻らず、回復には外科的な手術が必要です。
歯周病は痛みの症状が出にくいため、気づかないまま進行を許してしまうことも少なくありません。黒い歯石が見えてしまった際には、できるだけ早く歯科医院で歯周病の治療を受け、歯茎の後退を留めましょう。

歯石除去の料金

歯科医院での歯石除去にかかる費用を保険適用とするには、歯周病治療の一環として行われる必要があります。初回は検査料なども含めて3,500~4,000円程度となります。2回目以降は1,000円前後となります。ただし重度の歯周病など、歯石やプラーク除去だけでは改善が見込めないような場合には、外科手術が伴い治療も長引きます。症状が深刻化するほど費用もかさみますので、経済的な意味でも早期の受診が大切です。