デンタルローン・クレジットのメリットとデメリットを知ってインプラントをしよう! | 歯医者の選び方 | 歯医者がおすすめする歯科医院
2017年11月13日

インプラント治療や矯正治療は、基本的に保険適用外の診療となっていますので、数十万円から数百万円ほどかかる大きなお買い物となります。
自分には縁のないものと、自然と歯科治療の選択肢から外してしまう人も多いのではないでしょうか。
毎月一定の収入はあるが、まとまったお金を用意するのは難しい、という人にオススメなのが、デンタルローンやデンタルクレジットです。歯科専用のローンやクレジットは条件もよく、取扱会社によっては手数料がかからない種類のものもありますので、少ないリスクでインプラントや矯正を受けることができます。
デンタルローンやデンタルクレジットについての概要やメリットやデメリットについて紹介します。

デンタルローンとデンタルクレジットとは

デンタルローンとは、金融機関からお金を借りて、患者自身が歯科医院に直接または振込などで支払う方法です。借りたお金には多くの場合で金利が付き、金利を含めた額を毎月分割で金融機関に返済していくことになります。
デンタルクレジットとは、診療費用を金融機関が患者に代わって立て替えてくれる方法です。ローンと同じく毎月分割で金融機関に返済をしていき、多くの場合では分割手数料がかかります。

使用できる歯科医院の範囲が異なる

患者が金融機関に対して診療費用を分割で返済していく仕組みは同じですが、歯科医院がどこから支払いを受けるかという点では違いがあります。デンタルローンの場合には、通常と同じように患者から支払いを受けることができるため、歯科医院側は特に何の手続きも必要ありません。つまり、デンタルローンはどの歯科医院でも使える方法であるといえます。
一方で、デンタルクレジットは患者ではなく金融機関から支払いを受ける方法ですので、歯科医院側は予め金融機関と加盟店契約を結んでいる必要があります。デンタルクレジットはサービス提携している歯科医院でしか利用できない方法ということになります。

「クレジット」の意味で使われるデンタルローン

このようにデンタルローンとデンタルクレジットは異なる仕組みではありますが、巷でよく見かける「デンタルローン」という言葉は、多くの場合でデンタルクレジットのことを指しているようです。
「融資」「借り入れ・貸し付け」といったキーワードがある場合には、文字通りデンタルローンのことを指していますが、「立て替え払い」という言葉とともに使われている「デンタルローン」は、デンタルクレジットのことを意味している可能性が高いでしょう。「デンタルローン」という言葉が、デンタルローンとデンタルクレジット、どちらの意味で使われているのかには注意が必要です。

対象となる診療内容

デンタルローンやクレジットは、インプラントや矯正歯科など、保険外診療全般が対象となります。ただし金融機関や歯科医院によって取り扱い内容は変わってきます。また、設定されている手数料なども金融機関によって異なります。

デンタルローン・クレジットの利用方法

デンタルローンとデンタルクレジットの利用する方法は、次の2パターンのどちらかになります。

デンタルクレジットを扱っている歯科医院で診療を受ける

一番手っ取り早いのは、デンタルローンやデンタルクレジットを扱っている歯科医院で診療を受けることです。必要書類の記入などの手続きは、歯科医院内で行うことができますので、別途自分で申し込む必要がありません。
デンタルクレジットの場合には、加盟店契約が前提となりますので、こちらの方法でしか利用することはできません。

デンタルローン取扱会社に直接申し込む

金融機関から現金の借り入れをするデンタルローンの場合には、歯科医院を通さずとも個人で直接ローン契約をすることができます。
申込みの際には、治療計画書や見積書など治療の金額がわかる資料が必要となりますが、どの歯科医院でも利用することができます。

デンタルローン・クレジットの4つのメリット

デンタルローンやクレジットは、通常のローンやクレジットよりも良い条件で設定されています。デンタルローンやクレジットを使うことで、次の4つのようなメリットがあります。

診療の幅が広がる

経済的な事情で保険のブリッジや入れ歯の選択肢しかなかった人でも、デンタルローンやクレジットを利用することで、保険外の高額素材を使用したブリッジや入れ歯、さらにインプラント診療を受けられるようになります。
一時的な出費は大きくなりますが、診療の幅が広がることで、より歯を長持ちさせるような治療が受けられるようになり、一生を通した診療費を安く抑えられる可能性もあります。

今すぐ治療開始できる

貯金が溜まるのを待っていたら結婚式までに矯正を終わらせることができない、骨の状態が良い時にインプラントを入れたいなど、「今すぐ」のニーズを叶えることができます。

利用限度額が高い

デンタルローンやクレジットは、通常のサービスよりも利用限度額が高く設定されています。金融機関によって異なりますが、200~800万円まで利用可能です。
デンタルローンは総借入額が年収の3分の1以上を超えてはいけないという総量規制の対象外ですので、高額なインプラント治療や矯正治療にも対応できます。
また、返済回数も最大84回までと、通常よりも長めに設定されていますので、月額の支払金額を抑えることができます。ただし返済回数を多くするほど手数料が多くかかりますので注意が必要です。

利息・手数料が安い

デンタルローンは目的型ローンの一つであり、目的を問わないいわゆるフリーローンよりも、低金利で利用することができます。またクレジットも、歯科医院側が手数料の負担している仕組みの場合には、支払回数36回までは手数料無料のところもあります。

デンタルローン・クレジットのデメリット

デンタルローンやデンタルクレジットのデメリットは、通常のローンやクレジットと同じものとなります。次の3つのデメリットが挙げられます。

審査が必要

通常のローンやクレジットと同様に、デンタルローンやクレジットを利用するには審査に通過しなければなりません。審査基準は金融機関や金額によっても変わってきますが、概ね満20歳以上~65歳未満で、安定した収入があることが条件となります。
年齢や収入の問題の他にも、正社員歴が短い、公共料金の滞納がある、過去5年以内に債務整理の経験があるなど、マイナスとなる条件に該当する場合には、審査が通らないこともあります。
学生や家事専業の場合には、家族が代わって契約をしたり、連帯保証人をつけたりすることで利用が可能となります。

利息や手数料がかかる

実際の治療にかかった費用とは別で、利息や手数料がかかってしまいます。返済の回数を高く設定するほど、利息や手数料も高くなるのが一般的です。

クレジットの場合は任意の会社を選べない

デンタルクレジット契約の場合には、歯科医院が加盟店契約を結んでいる信販会社のサービスしか利用できないため、患者側が任意の会社を選ぶことができません。

医療費控除が受けられる

1年の間に、10万円以上(所得200万円未満の人は所得の5%)の医療費を支払った場合、確定申告の際に一部税金が戻ってきます。この医療費控除の対象には、デンタルローンやデンタルクレジットで支払った歯科治療費(利息・手数料除く)も含まれます。さらに、通院や付き添いにかかった交通費(公共交通機関)も対象となります。手続きには、対象の治療の領収書や、ローン・クレジット契約書の写しなどが必要です。 ただし、もっぱら見た目の美化を目的とするような治療(審美矯正やホワイトニング)は医療控除の対象外となります。顎の成長を助けるための子どもの矯正や、一般的にも普及しているセラミックや金による補綴治療、インプラント治療については認められています。 インプラントや矯正治療、保険外の素材を使用した歯科治療は、歯の将来のための出費として決して無駄にはなりません。医療費控除を利用したデンタルローンやクレジットも、選択肢の一つとして知っておくことで、治療の選択肢が広がります。メリットとデメリットを考慮して、是非インプラント治療や矯正治療にチャレンジしてみて下さい。