虫歯にならない人の特徴とは | 歯医者の選び方 | 歯医者がおすすめする歯科医院
2018年12月18日

「最近なんとなく歯が痛い気がする・・・」と思ったことありませんか?なんとなく痛い、と思った時点で歯科医院に行けばいいのに、「まあ大丈夫だろう」と思ってそのままスルーしてしまうと、段々と痛みがひどくなってきてしまい、もう1日中ずっと痛くなり・・・ああもう我慢できない!そして、すがる思いで歯科医院に駆け込む・・・。駆け込めたからといって一安心するのはまだ早いです。さあ、虫歯治療のためにきちんと歯科医院に通い続けなければ・・・。
思わず、あの「なんとなく」の時に行っておけばよかった!なんて後悔してしまいますよね。きちんと朝昼晩に歯を磨いていても、出来てしまう人にはいつの間にか出来てしまうのが虫歯。その一方で、羨ましいことに虫歯にならない人もいます。今回は、虫歯にならない人はどういう人か、その特徴や、虫歯になりやすい人はどういう人なのかについて解説していきます。

そもそも虫歯ってなに?

虫歯とは、別名う蝕といい、細菌が酸をつくり、その酸が歯を少しずつ溶かしていく病気です。細菌は歯の表面にあるエナメル質を溶かしてしまい、それに伴って痛みが起きます。虫歯は自然には治りません。虫歯の状態で何もしないままでいると、虫歯菌はより深くまで侵食し続け、歯を溶かしていくだけでなく、その奥の神経までも破壊してしまいます。

虫歯になる原因は?

虫歯になる原因で有名なものは糖分の摂取です。ミュータンス菌という虫歯の原因になる菌は糖分をもとに酸を作り出し、歯を溶かしていってしまいます。ミュータンス菌などの細菌同士で固まると、歯垢(別名プラーク)となります。細菌は歯垢の中で糖分を酸に変え続けるので、歯垢が溜まったままでいるということは、虫歯を作るための絶好の環境を細菌に提供し続けていることになります。

虫歯にならない人っているの?

多くはありませんが、いるようです。まずは赤ちゃん。もともと赤ちゃんの口の中には虫歯の原因になる菌は存在しません。そしてそのまま成長していく中でも虫歯の原因になる細菌が口の中に入らなければ、大人になっても虫歯にはなりにくいです。しかし赤ちゃんの口の中に細菌が入らないというのはなかなか難しいと思われる理由があります。それは、親が赤ちゃんにスプーンやフォークなどの食器を一緒に使って食事を摂ったり、ご飯を口移ししてあげたりするだけで細菌は赤ちゃんの口に入ってしまうのです。残念なことに赤ちゃんがかわいくて思わず口にチュッとしてしまうのですら、細菌が入る原因です。虫歯は感染症です。親が子供に感染の原因を作ってしまうことで発症してしまうのです。ということは、幼少期に親が子供のために使う食器をわけていたり、口移しなどをしなければ虫歯菌は感染せず、結果的に大人になっても虫歯にはなりにくい、虫歯にならない人になると言えるでしょう。

虫歯菌がいたらみんな虫歯になるの?

虫歯の原因となる細菌が親から感染させられ、細菌が口の中にいる人たちは全員虫歯になるのかと言われたら、実はそうでもないようです。それはその人の遺伝や、生活環境などによって、虫歯になりやすいか、なりにくいかが変わるからです。

まず、歯関連で遺伝するものは
・歯の大きさ
・顎の骨格
・歯の質
・唾液の質や量
などが主です。

たとえば、歯自体の大小や、顎が極端に小さいことなどが親から子へ遺伝すると、子供の歯並びに関係し、歯と歯の間に大きな隙間ができてしまうかもしれません。大きな隙間ができてしまうと、そこは歯磨きやフロスなどでも取りづらい歯垢の溜まり場になってします。歯垢が取りきれないまま放置されてしまうと、虫歯になりやすくなってしまうのです。また、親から強い歯の質を遺伝していたり、良い唾液量や良い唾液の質を遺伝していたりすると虫歯になりにくくなるようです。歯を作っているのはエナメル質、象牙質、セメント質などが主です。これらが丈夫な質を持っている親から子へと遺伝されれば、虫歯になりにくい人になるといえるのではないでしょうか。
そして、唾液によって虫歯になりにくいかどうかも決まります。唾液の質や量は虫歯だけでなく、口内全体の健康に関わってくるのです。まず、唾液の働きは歯の自己再生の働きにつながっています。これは唾液には自浄性があり、口内を中性に保ってくれているからです。人は食事をしたり、飲み物を飲むと口内は中性から酸性に変わっていきます。口内が酸性になると、歯が弱くなってしまいます。つまり、口内が酸性の状態だと細菌がどんどん歯を虫歯にしていく環境を作っていることになります。唾液の量や質は虫歯になりにくい人の要素として重要であると言えるでしょう。

逆に、虫歯になりやすい人はどんな人?

虫歯になりやすい人は、日々生活している中で虫歯菌が活発に動ける口内環境を作ってしまっている人です。これは一緒に暮らしている家族の生活環境がどのようなものかで、虫歯になりやすいかどうかが変わってきます。
以下に当てはまるような生活を送っていると虫歯になりやすいようです。

・間食する頻度が高い
・寝る直前に食べ物を食べる
・柔らかいものを食べることが多い

食べ物や飲み物を摂取したときに私達の口内は酸性に傾きます。酸性の状態は歯を弱くしてしまい、虫歯をつくる元となります。ということは、酸性に傾く状態が続かなければ虫歯にはなりにくいといえます。ついつい間食をする頻度が高かったりジュースや炭酸飲料などをずっと飲んでいたりする人は、「食べ物などが口内にずっといる状態」=「酸性の状態」が続いていることになるので、虫歯になりやすい原因となってしまいます。また、寝る直前に食べ物を食べる人も虫歯になりやすいです。私達がいくら歯をきれいに磨いたとしても、食べた直後は酸性の状態が続いており、それを中性にしてくれるのが唾液です。人は寝ているときは唾液量が少なくなり、自浄作用のペースも遅くなります。つまりきちんと中性の状態にならないまま寝ていることになり、虫歯になりやすい状態を作っていることになるのです。そして柔らかい食べ物ばかり食べることが多い人は、硬いものを食べる人と比べて虫歯になりやすいそうです。理由は、柔らかいものを食べるために噛むときと、硬いものを食べるために噛むときでは、噛む回数に違いがあり、噛む回数が少なくなると唾液量も少なくるからです。唾液量が少ないと自浄作用のペースも遅くなるので、結果として虫歯になりやすくなってしまいます。

ちなみに

家族の生活環境は自身の生活環境にも深く関わるため、「虫歯になりやすい親だと子供も虫歯になりやすい=虫歯は遺伝するもの」ではないかという考えになるようです。

まとめ

虫歯になりにくい人は、持って生まれた歯の質などが良いためなりにくい、ということもありますが、虫歯になりにくい生活をしていることも深く関係しています。虫歯で痛い思いをしないためにも、歯の健康のためにも、いつもの生活環境を意識して少しずつ変えていけば、虫歯になりにくい人になれるかもしれません。そして、自分の歯が今どういう状態なのか、定期的に歯の状態を歯医者さんに見てもらうことも非常に大切です。もしかしたら「なんだか歯が痛い・・・」となる前の虫歯も見つかるかもしれません。「歯は特に痛くないけど、最近歯科医院に行っていないなぁ」と思った方は、これを機に行ってみてはいかがでしょうか。