八重歯の抜歯は後悔すると言われている説 | 歯医者の選び方 | 歯医者がおすすめする歯科医院
2019年2月6日

ニコッとしたときに見える八重歯。八重歯があると、少し幼い感じもするし、小悪魔的な雰囲気も出るような・・・。もちろん人間全員に八重歯があるわけではないので、個性やチャームポイントとしてかわいいと認識している人が多いのだと思います。また、芸能人の影響もあって八重歯があるとかわいいという意見も聞きます。80年代のアイドルには八重歯を持つ芸能人がたくさんいました。そして現在も八重歯がチャームポイントの芸能人もたくさんいます。また、八重歯があったはずの芸能人がいつの間にか矯正をして、八重歯がなくなっていることも多々あります。八重歯がかわいい!と言われていた芸能人が、いつの間にか八重歯がなくなっていて、残念に感じる人もいるようです。日本では八重歯には魅力があると思われていますが、海外の人からすると八重歯がかわいいと思われることはほぼないようです。また、海外では歯並びが悪いこと自体の印象が悪く、八重歯がある=歯並びが悪いという印象になり、よく思われないそうです。もちろん日本でも、八重歯があること自体がコンプレックスである人もいます。では、八重歯ある人は抜いたり矯正したりしなくてはならないのでしょうか。八重歯を抜いて後悔することがあるとしたら、どんなことがあるのでしょうか。

八重歯とは何?

「八重歯」は通称です。歯が生える時に顎に入り切らず、重なり合いデコボコになって生えてきてしまい、ほかの歯よりも外側に飛び出ている上顎の歯のことを八重歯といいます。他の歯の並びよりも飛び出ているため、口を開けると一番尖って見えて目立つのが八重歯です。そして犬歯が八重歯であるという認識の人が多いですが、犬歯でない歯が八重歯となることもあります。犬歯はもともと他の歯より尖って生えてくるため、八重歯とは犬歯のことであると思う人が多いのではないでしょうか。

八重歯があるとどうなるの?

日本では八重歯があるとかわいいという印象があるので、八重歯があるままでもいい、と思われる方は多いのではないでしょうか。残念ながら八重歯がある状態とは、歯並びが悪い状態なので、歯や体に悪い影響を与えてしまう可能性があります。歯並びが悪いとどのようなことが起きるのかを、以下にまとめました。

抜歯しなくていい親知らず

八重歯は他の歯と重なって生えてきているので、重なってしまった周辺の歯はきれいに磨くことが難しくなってしまいます。磨きにくくなった歯は、歯垢が溜まりやすく、虫歯や歯周病になってしまう可能性が高いです。

口内炎になりやすい

八重歯は尖った歯が他の歯より外側にずれて生えてしまっている状態が多いので、ふとした拍子に口の中を切って傷つけてしまう可能性も高くなります。切ってしまった部分は口内炎になりやすいため、八重歯がある人は八重歯がない人よりも口内炎になる可能性が高くなります。

将来、歯並びがより悪くなる

加齢とともに歯並びが悪くなる人は意外と多いです。加齢での歯並びの変化は歯周病が原因であることがほとんどで、歯並びが悪いと歯が磨きにくいので歯周病になりやすくなってしまいます。歯周病により歯茎が下がってきたり、歯茎が痩せてしまったりすると、歯と歯の隙間が広くなり歯は隙間がある方向に動いてしまいます。こうして歯並びがどんどん悪くなってしまうのです。

口が閉じにくい

八重歯は他の歯より外側に生えてしまっているので、八重歯が邪魔をして口が閉じにくくなる可能性もあります。口を開けている時間が長いと口呼吸になりがちで、口呼吸は様々なリスクがあります。口の中が乾くので口臭の原因になりますし、細菌が口の中に直接入って来てしまい、様々な炎症を起こすことがあります。口呼吸は虫歯や歯周病にもなりやすくなってしまいますが、風邪もひきやすくなります。

顔や体のバランスが悪くなる

八重歯は他の歯より外側に生えているため、下の歯とうまく噛み合わないことが多いです。噛み合わせが悪い状態だと、顔の歪みにも影響してしまいます。また、体の筋肉のバランスにも影響するので、肩が凝り、頭痛やめまいなどが起こりやすい原因となってしまいます。

消化不良になりやすい

八重歯があることによって噛み合わせが悪いと食べ物を細かく噛み砕けず、胃に負担がかかり、消化が悪くなってしまいます。

滑舌、発音が悪くなる

八重歯があることによって口が開けにくく、滑舌、発音が悪くなっていることもあります。サ行、タ行、ラ行、パ行などが言いづらいと言われており、八重歯が影響している可能性があります。

八重歯は抜いたほうがいいの?

八重歯があることで歯並びが悪く、噛み合わせにも悪い影響があるのでどうにかしたい!と思っている方もいるかと思います。また、見た目にも影響するので、八重歯がコンプレックスになっている方もいるのではないでしょうか。さらに海外では歯並びが悪いせいで就職や結婚が不利になってしまうことがあるようで、日本人よりも歯並びをかなり重視していることがわかります。では、気になる八重歯を治すにはどのような治療法があるのでしょうか。

①矯正
矯正で八重歯は治ることが多いです。ワイヤー矯正やマウスピース矯正など様々な種類がありますが、矯正をして歯を動かすことで八重歯が正しい歯列の位置に動きます。

②抜歯
八重歯の部分を抜歯する治療法です。過去に盛んに行われていたようですが、現在このような治療をすることはほぼないようです。つまり抜歯をするとしたら犬歯になる可能性が高いのですが、犬歯は生えている歯の中でも他の歯や噛みあわせに影響を与える大切な歯の1つです。矯正で歯を抜くときも犬歯を抜くパターンはほとんどありません。八重歯になっている犬歯を抜くことで八重歯は気にならなくなるかもしれませんが、歯をむやみに抜いてしまうと他の歯に悪い影響を与えてしまい、歯並びが良かったところも悪くしてしまうかもしれません。

③削る
八重歯の尖っているところを削れば気にならなくなるのでは、と思いがちですが、歯は削られてしまうと劣化しやすくなるので、歯が折れやすくなったり、歯神経が死んでしまいやすくなったりして、歯自体の寿命が縮まってしまいます。また、歯を削り、上からセラミックの歯を被せる方法もあり、ワイヤー矯正などに比べて短い時間で済むというメリットがありますが、八重歯自体を直しているわけではないので根本的な解決方法ではなく、定期的なメンテナンスも必要になります。

八重歯を抜歯して後悔することもある?

現在、八重歯の治療には矯正治療をすることがほとんどですが、八重歯だけが気になるし、他の歯の並びは正常なので八重歯だけを抜けばなんとかなるのでは、と考えて八重歯の抜歯を望んでいる方もいるかと思います。しかし、実際に八重歯を抜いて抱えていた問題が解決したかと思いきや、思わぬ事態が起きた!と抜歯を後悔するパターンもあるようです。

顔が老けてしまった

八重歯を抜歯したら、抜歯する前よりも顔が老けて見えることがあるようです。これは抜歯だけでなく矯正治療をしたときにも起きてしまう事なのですが、歯並びを治すことでフェイスラインに変化が起き、頬のハリがなくなって痩せこけて見えるようになったり、今までよりもほうれい線が目立つようになったりもするようです。八重歯や犬歯が口元や頬の膨らみ部分を作っているので、抜歯や矯正で歯列を治すことによって膨らみがなくなり、顔が老けて見えるということのようです。
他にも、犬歯が八重歯になってしまったからと抜歯してしまうと、犬歯は他の歯も守ってくれる重要な歯であるために、奥歯や噛み合わせに悪い影響を与えてしまう可能性があります。八重歯を抜いて後悔しているという意見は、抜歯する前より顔が老けて見えるようになったり、他の歯並びにまで影響してしまったりしたからかもしれません。

まとめ

八重歯があることによってチャームポイントになるなどのメリットもありますが、デメリットもあることがわかりました。八重歯は犬歯であることが多く、犬歯は歯の並びや噛み合わせにとって重要な歯です。八重歯そのものを抜くような治療は現在主流ではなく、八重歯を治すには矯正することが最も推奨されているようです。また、もし八重歯を抜く治療法になると、抜歯前より頬が痩せこけるので顔が老けて見えたり、ほうれい線が気になるようになったりして後悔している人も少なからずいるようです。ですが八重歯があることがコンプレックスになっている人もいるかと思いますので、悩みを抱えて過ごす前に、不安も含めてぜひ矯正歯科などで歯科医に相談してみてください。