歯の裏側矯正!メリットやデメリットは? | 歯医者の選び方 | 歯医者がおすすめする歯科医院
2019年3月4日

最近HKT48の指原莉乃さんが、歯の裏側矯正が終わったとSNSで投稿されていました。約2年半矯正器具を付けて過ごされていたようです。ご本人のInstagramやTwitter上で矯正後の喜びを投稿しており、そこには「今まで歯を見せて笑うことが苦手で、治療をしてくれた先生に感謝している」というコメントがありました。指原さんはHKT48として歌やダンスだけでなく、軽快なトークでバラエティ番組にも多く出演されており、テレビで見ない日はない印象です。そんな指原さんが「歯を見せて笑うのが苦手」という思いがあったことを知って、テレビで見せるキラキラした姿の裏で悩みがあり、そして自分の悩みのために努力をされていたのだなあと思いました。指原さんがされていた歯列矯正は矯正器具が表側に見えないようになっており、歯の裏側に器具をつけるタイプの「裏側矯正」をされていたようです。裏側矯正は「舌側矯正」「リンガル矯正」とも言われており、矯正器具が目立たないのが特徴です。芸能人として表舞台に立ち、メイクやファッションなどの容姿もチェックされる指原さんは、矯正器具が目立たないように裏側矯正にしたのかもしれません。指原さんは歯列矯正中に、滑舌が悪くなるのが気になる、歯が動く実感がある、最初は流動食ばかり食べていたなど、矯正中ならではのリアルな意見をSNSに投稿されており、ファンからは「今は辛いかもしれないけど頑張って!」などと温かい反応をされていたようです。歯列矯正と言えば、歯の表側(唇側)に銀色の器具がしっかり見えるイメージですが、見た目が目立たない裏側矯正には、どのようなメリット、デメリットがあるのでしょうか。また、歯列矯正にも様々な方法があるので、裏側矯正以外の方法も紹介します。

歯列矯正には様々な方法がある

歯科医院によって名称が異なる場合がありますが、主な矯正の方法は以下の通りです。

ワイヤーブラケット矯正

歯列矯正で一番有名なものがこのブラケット矯正です。ブラケットという器具を歯の表側(唇側)に付けて、ブラケットをワイヤーでつなげて使います。「表側矯正」とも呼ばれます。ワイヤーが歯を動かしていくので、歯並びが少しずつ整えられていきます。昔からある方法なので、歯列矯正と言えば、これを思い浮かべる方も多いかと思います。他の矯正方法よりも安価に抑えられることも多いのが特徴的です。ブラケットは金属の他にもプラスチック、セラミックなどを使われることがあります。ブラケットの色やワイヤーの色を透明や歯の色に近い白にして、より目立たなくさせるものもあります。

裏側矯正

ブラケット、ワイヤーを歯の裏側(舌側)につけることで、矯正器具を付けていることが目立たなくなる方法です。「舌側矯正」「リンガル矯正」とも呼ばれます。表側矯正よりも高度な技術が必要になる歯列矯正方法と言われています。

部分矯正

ブラケット、ワイヤーを矯正したい部分にだけ付ける方法です。気になるところだけを矯正できるので費用も安価に抑えられ、矯正をする期間も短く済むことが多いです。ただし一部分だけを矯正をすることが出来ないパターンもあるので注意が必要です。
※上顎だけ表側矯正、下顎だけ裏側矯正にする方法もあります。上下どちらも裏側矯正にするよりも少し費用が抑えられます。

マウスピース矯正

その名の通りマウスピースを使用して歯列を矯正する方法です。マウスピースは取り外しができるので、普段どおり食事や歯磨きが出来ます。歯が動くように作られたマウスピースを付けて生活し、一定期間でマウスピースを交換することによって、少しずつ歯が動きます。透明なマウスピースで見た目が目立ちにくいのも特徴です。取り外しができるため、マウスピースを付けている時間が短くなってしまうと矯正期間も長くなってしまいます。なるべく常にマウスピースを付けることを意識して使わなくてはなりません。

インプラント矯正

インプラントの技術を使って矯正する方法です。チタンのネジ(歯科矯正用アンカースクリュー)を骨に埋め込み、それを支点にして他の歯をワイヤーで引っ張って歯列を整えます。歯が無くなったところにインプラント体と人工歯を埋め込むいわゆる普通の「インプラント」とは違いますが、チタンのスクリューを使うことでインプラント矯正と言われているようです。大きく歯を動かすことの出来る方法なので、普通の歯列矯正よりも短期間で済むことが多く、難しい症例でも矯正ができる場合が多いです。裏側矯正と組み合わせて治療するパターンもあります。

裏側矯正をするメリット

様々な方法がある歯列矯正ですが、裏側矯正を選択するメリットにはどんなものがあるのでしょうか?

矯正器具が目立たない

矯正をするかどうかで迷っている人の中には「口を開けた時に矯正器具が目立つからイヤ!」という人も多いかと思います。裏側矯正をすることで、器具は歯の裏側に付けるので、喋ったり食事をしたりするときにも他人の視線を気にしなくて済むことが、裏側矯正の一番のメリットではないでしょうか。また、目立つ矯正器具を付けられない職業の方でも矯正することができます。

前歯の歯列が整っていくのがわかりやすい

裏側矯正にすることで支点となる奥歯が動きにくいため、前歯をしっかりと後ろに引っ張る力が強くなります。前歯が他の歯よりも出ているいわゆる「出っ歯」の治療には、歯が整っていくのがわかりやすく、表側矯正より早く効果を実感することが出来ます。

舌の癖を直しやすい

口を閉じている時、舌は常にどの位置にありますか?あまり気にしたことは無いかもしれませんが、舌が前歯に当たっている状態だと、前歯を押し続けている状態になり、前歯の歯列が乱れてしまう原因となります。裏側矯正にすることで舌側に装置が付くため、装置に舌が触れるとその違和感から舌の位置を変えようとすることが多く、正しい舌の位置が習慣化すると言われています。悪い舌の癖も治って、矯正後に後戻りもしにくいようです。

表側矯正よりも虫歯になりにくい

歯の裏側は唾液が多く分泌されやすく、唾液による自浄作用が働くため裏側は表側と比べると虫歯になりにくいです。そして歯の表側は器具がついていないためいつもどおり歯磨きが出来ます。表側に矯正器具を付けていると歯が磨きにくいため虫歯になりやすいと言われていましたが、その心配も軽減されます。しかし、それに安心して裏側を磨くことを怠ってしまってはいけません。裏側の装置は少し磨きにくいこともあるので、歯科医師に磨き方を確認してケアを続けてくださいね。

裏側矯正のデメリットは?

器具をつけていると喋りにくい

歯の裏側、舌側に矯正器具をつけているので、器具をつけはじめた最初のうちは舌に器具が当たって喋りにくく感じることがあります。とくに「さ行」、「た行」、「ら行」は舌が大きく動いて発声するため、器具に当たりやすいです。しかし、時間が経てば器具があること自体に慣れるので、喋りにくさもだんだん気にならなくなっていきます。

表側矯正よりも高価

表側矯正よりも費用が高いパターンが多いです。表側矯正よりも高い技術が必要とされ、様々な症例に対応できるため高価になるようです。

まとめ

今回は歯列矯正の様々な方法や、裏側矯正のメリット・デメリットについて紹介しました。歯並びの悪さはコンプレックスになることが多く、矯正を考えている人も多いかと思いますが、表側矯正だと目立って気になる、恥ずかしいという人もいるかと思います。裏側矯正なら、器具が表についていないので見た目を気にすることなく生活できます。そして、矯正し終わったあとの自分の歯列を見ると「やってよかった!」と感動する方がとても多いようです。裏側矯正以外にも様々な方法があるので、歯科医師ときちんと相談して自分の希望や自分の歯にあった矯正方法を見つけてくださいね。