歯磨き後ゆすぐ回数は1回でいい?自宅でのオーラルケアの見直し | 歯医者の選び方 | 歯医者がおすすめする歯科医院
2019年4月19日

歯磨き後に口をゆすぐ回数を気にしたことはありますか?「なんて細かいことを!」と思われるかもしれませんが、実はこの回数によって歯磨きの効果が変わるかもしれないのです。むしろたったそれだけで歯磨きの効果が変わるなんて驚いてしまいますよね。今回は歯磨き後の口をゆすぐ回数は何回が良いのかなどご紹介していきます。他にも歯ブラシの保管方法や、うがいの仕方など、日常的に行っているオーラルケアをより効果的なものに変える方法をご紹介します。ちょっとしたことでも見直すことで、オーラルケアがより良いものになるかもしれません。

歯磨き後の口をゆすぐ回数は1~2回でいい

歯磨きをする時は、歯磨き粉を歯ブラシに付けてブラッシングしている人がほとんどです。市販されているほとんどの歯磨き粉には歯を綺麗にしてくれる研磨剤や、泡立ちの良い発泡剤が含まれています。そのため歯磨きをすると口の中が泡立った歯磨き粉でいっぱいになりますよね。そしてブラッシングすることで歯垢や汚れが落ち、それらを洗い流すために水で口の中をゆすいで、歯磨きを終えます。この水でゆすぐ回数ですが、何回も繰り返しゆすいでしまうと、せっかくの歯磨き粉の成分がうまく働いてくれません。歯磨き粉には研磨剤や発泡剤の他にフッ素が含まれているものもあります。フッ素には歯をコーティングしてくれる働きがあります。歯の表面をコーティングし、細菌や歯垢から守ってくれるのです。歯磨き後に水でゆすぐ回数が多いと、ブラッシングで歯にコーティングしたフッ素が水で流れてしまうのです。そのため、歯磨き後に口内を水でゆすぐ回数は、少なめの1~2回がおすすめです。特に寝る前に歯を磨く際のゆすぐ回数は1~2回を意識しましょう。寝ている時は唾液の発生量が覚醒時よりかなり減ってしまいます。唾液には自浄作用があるので、唾液の働きによって歯が綺麗になり、菌に侵されずにいられるのです。その唾液量が減ってしまうということは、歯を守る力も弱まってしまいます。そこで寝る前にフッ素の入った歯磨き粉で歯を磨き、コーティングすることで、寝ている間もフッ素が歯を守ってくれます。フッ素の力を発揮するためにも、夜寝る前の歯磨き後のゆすぐ回数は1~2回にしておきましょう。

歯ブラシの保管場所、方法を見直そう

毎日使う歯ブラシはどのように保管していますか?
・歯ブラシスタンドに立てている
・うがい用のコップに入れている
・お風呂場に置いている
・歯ブラシキャップに入れっぱなしにしている
上記のように人それぞれ保管方法が異なります。歯磨きをより効果的なものにするために保管方法も変えてみませんか?

歯磨き後、歯ブラシは水気を切り、風通しのいい場所に保管する

歯磨き後、歯ブラシに水分がついたまま長時間放置するような状態になっていませんか?ヘッド部分に水分がついたままだと、雑菌が増殖しやすくなってしまいます。歯ブラシは使用後なるべく早く乾燥させるべきです。まずは歯磨き後、ヘッドの水気をしっかりきるようにしましょう。そしてヘッド部分の風通しが良くなるように、換気が出来る場所、湿気の少ない場所に保管しましょう。あまり保管におすすめできない場所は、お風呂場と、ユニットバスです。お風呂場は湯船にお湯が張ってあったり、壁や床についた水滴が乾ききらなかったりすることも多いです。換気扇や乾燥機能が付いていても湿気が多い場所になりがちなので保管はおすすめできません。ユニットバスは「トイレ」「お風呂」「洗面台」が一緒になっていることがほとんどです。ユニットバスの作り上、換気扇がついていても湿気がこもりやすく、窓がないことが多いため風通しも悪くなりがちです。また、ユニットバス内にはトイレが付いていますが、トイレと歯ブラシを一緒の空間にしてしまうことが危険です。トイレを流す時に大腸菌が飛散し、床や壁だけでなく歯ブラシにもついてしまいます。歯を磨く時に大腸菌を口に含んでいることになってしまいます。トイレは蓋をせず流すと大腸菌が周囲に飛散すると言われています。飛散距離は約2mだそうです。そして必ず蓋をして流していたとしても、飛散量はゼロになりません。そう考えると、ユニットバス内には歯ブラシを置かないほうが良いでしょう。

歯ブラシのヘッドが当たらないように保管する

一緒に住んでいる人がいる場合、歯ブラシは1人1本ずつありますよね。歯ブラシが1本以上家にあり、同じ場所に保管している場合は、歯ブラシのヘッドが当たらないように気をつけましょう。実は虫歯菌や歯周病菌はうつるものです。歯ブラシのそれぞれのヘッドがくっついてしまうと、自分の口内にはいない菌が歯ブラシに付着してしまいます。自分の口内に虫歯菌がなくても、一緒に住んでいる人の歯ブラシが接触していたがゆえに虫歯菌がうつり、虫歯になってしまうかもしれません。歯ブラシが複数本ある場合は、当たらないように離すか、別々のところで保管するようにしましょう。ホルダーを吸盤などで壁に貼り付けて、歯ブラシ一本をぶら下げるように保管できるタイプのものも販売されているので、ぜひ保管方法を見直してみてください。

うがいは、ガラガラペッとする前に口の中をゆすごう

風邪が流行りはじめる秋冬は特に「うがい」が重要視されます。この「うがい」には、風邪を予防する効果があると言われています。口の中を水でゆすぐことで、口の中に入ってしまった細菌を外へ出すことが出来るのです。また水だけでなく、うがい薬を使うのも効果的です。うがい薬の中には殺菌成分が含まれています。歯磨き後にうがい薬を使うことで、歯についた菌や歯垢などを洗い流し、殺菌してくれるので歯磨きのサポート的な役割を果たしてくれます。そんなうがいですが、ガラガラと喉に水を入れる前に、口の中をゆすがないと良い効果が出ないのはご存知でしょうか。前述の通りうがいは口の中に入ってしまった菌などを外へ出すために行います。水を含みそのまま喉の奥でガラガラとしてしまうと、口内に入った菌が水に流れて喉に移動してしまいます。これではせっかくのうがいの効果が薄れてしまいます。うがいをする場合は、まず一度水を口に含んで、口内をゆすいでください。水が口内全体に行き届くようなイメージです。その水を吐き出した後に、いつものようにガラガラとうがいをしてください。ガラガラとする時は上を向いて、喉の奥までしっかりとうがいをしましょう。数十秒ガラガラうがいを2回することがおすすめです。

まとめ

今回は歯磨きやうがいに関する豆知識をご紹介しました。ちょっとしたことでも、変えてみると効果が変わるなんて不思議ですよね。こうした小さな癖や習慣はすぐに変えられませんが、意識して変えてみると歯の健康、歯の長生きに繋がるかもしれません。すぐに出来ることばかりなので、ぜひ今日から始めてみてくださいね。