抜けた乳歯はどうする?消毒して保管する方法を紹介 | 歯医者の選び方 | 歯医者がおすすめする歯科医院
2019年4月26日

子どもが乳歯から永久歯へ生え変わる時に、前歯が歯抜けの状態になっていたりして、その姿はとても可愛らしいですよね。そして乳歯が永久歯に生え変わる姿は、我が子の成長を実感することができて嬉しいという意見もよく聞きます。しかし乳歯から永久歯に生え変わっている最中の子どもは、ぐらぐらと抜けそうな乳歯が気になって仕方がない状態になります。抜けそうでなかなか抜けない乳歯が気になって「早く抜けないかな」と思っている子どもも多いはず。そんな親も子どもも気になる乳歯ですが、抜けた乳歯はどうしていますか?昔は「屋根へ投げる」「縁の下へ投げる」というようなことも聞きました。ではマンションの人はどうするのでしょうか?そもそも投げるべきなのでしょうか?今回は抜けた乳歯はどうするべきなのか、乳歯と永久歯の違いはどんなものなのかについて調べました。

乳歯ってどんなもの?

乳歯は6ヶ月~9ヶ月頃に生えてきます。そしてはじめに前歯が生えることが多いです。下顎の前歯を始めとして次に上顎の前歯が生えてきます。乳歯は合計で20本しか生えてきません。永久歯は親知らずを入れて32本です。乳歯20本が揃うのは3歳頃となります。乳歯は永久歯よりもエナメル質が薄く、脆い作りになっています。エナメル質は、外から見える表面の部分で、内側にある象牙質、象牙質より更に内側にあり神経を司る歯髄を守っています。乳歯はこのエナメル質が薄いため虫歯になってしまうと象牙質や歯髄へ侵食しやすいです。子どもは虫歯が悪化しやすいので、歯磨きをしたあとは、親が仕上げ磨きをするようにしましょう。

乳歯から永久歯に変わるのはいつ?

乳歯はおおよそ6歳から抜け始めます。抜ける順番ですが、下顎の前歯が最初に抜けることが多いようです。だいたい12歳まで、「乳歯が抜けて永久歯が生える」というサイクルをゆっくりと繰り返します。

子どもが抜けそうな乳歯を触ってしまう

ぐらぐらと抜けそうな乳歯は、親も子どもも気になります。特に子どもは気になるがあまり、抜けそうな乳歯を手や舌で触ったりしてしまいがちです。気持ちはとても分かりますが、手で歯を触ってしまうと、手についているばい菌を口内へ運んでしまうことになります。また、歯を舌で触り続けると思わぬ方向に歯が動いてしまうこともあります。歯列や噛みあわせに悪影響を及ぼすのでクセにならないように注意しましょう。

乳歯がグラグラ・・・どんな時に歯科医院に行くべき?

子どもが以下のような症状を訴えている場合は歯科医師に診てもらいましょう。
・子供が「歯が痛い」「歯がかゆい」と繰り返し訴えているとき
・歯茎に炎症が起きてしまっているとき
・転んで顔を打ってしまい抜けるタイミングだったのかわからない乳歯が抜けた時

子どもの歯にどんな事が起きているかは、親でもわかりにくいものです。お母さんやお父さんが歯の生え変わりの時期にどうしていたか思い出せれば良いのですが、それもなかなか難しいですよね。もしお子さんが痛みやかゆみを訴えており、少しでも不安や異変がある場合は、なるべく早めに歯科医師に相談してください。電話で聞いてみるのも方法の1つです。

抜けた乳歯はどうすればいいの?

抜けた乳歯はどうしている人が多いのでしょうか。日本で昔からよく聞くのは永久歯が健康に力強く生えて欲しいという願いを込めて「乳歯が抜けたら、上の歯は縁の下に、下の歯は屋根の上へ投げる」というおまじないです。このおまじないはアジアで主流となっているようです。欧米やヨーロッパでは、抜けた乳歯を枕の下に置きます。すると妖精が乳歯をコインに変えてくれるそうです。永久歯が健康に力強く生えて欲しいという願いを込めたおまじないには国それぞれで違いがあります。

抜けた乳歯は保管がおすすめ?

今では乳歯を投げる風習は日本でも「古い」と言われています。そして乳歯を投げようにも、最近では集合住宅も多いですし、縁側がない家も増えています。では抜けた乳歯はどうするのかというと、ケースに入れて保管するという親が多いようです。乳歯ケースという専用のものがあり、雑貨屋さんやネットショップでも簡単に購入できます。歯科医院で貰えることもあるようです。乳歯ケースは乳歯が一本ずつ入れられるように仕切られているものが多く販売されています。乳歯ケースを選ぶ時は、奥歯から前歯まで合計20本がわかりやすく保管できるような構造になっているものがおすすめです。ケース自体は桐で出来ているものが主流で、桐には防虫効果、防腐効果があるので保管には最適な素材と言えます。乳歯ケース以外では、へその緒を保管している箱に一緒に入れている人も多くいるようです。

乳歯を保管するなら消毒は必須!

抜けた乳歯を保管する時に、さっと水洗いする程度の洗浄ではカビが生えたり、虫が湧くかもしれません。抜けた乳歯には細菌や血などが付着しています。まずは手洗い石鹸などでもいいので、乳歯を洗いましょう。その後しっかり乾燥させて、消毒してから保管しましょう。消毒の仕方はオキシドールを使う方法と、煮沸消毒がおすすめです。

オキシドールで消毒する方法

洗った乳歯を容器(食べ終わったプリンの容器のようなもので大丈夫です)に入れたあと、オキシドール(ドラッグストアなどで手に入ります)を、乳歯全体が覆うように入れていきます。そこから一晩置いたあと、水でオキシドールを洗い流し、乾燥させれば、消毒は完了です。

煮沸消毒する方法

洗った乳歯を沸騰したお湯で煮ることで消毒できる方法です。煮沸する時間の目安は10分以上がよいでしょう。煮沸消毒後はしっかりと乾燥させれば保管ができます。

まとめ

抜けた乳歯は子供の成長の思い出として保管する人が多いようです。子どもが20歳になった時、結婚した時に渡そうと考えている親もいれば、死んだら自分の棺の中に入れて欲しいと考えている親もいます。しかし、乳歯が抜けたのが学校や外出先だった場合、子どもが抜けた乳歯を捨ててしまったり、食事中に乳歯が抜けて、そのまま飲み込んでしまったりということも多々あります。そのため全ての乳歯20本を保管するのはかなり難しいようですが、たとえ一本の乳歯でも、親にとっては子どもの成長を感じる大切な思い出の品になります。将来子どもが大きくなった時に保管していた乳歯を見せて「こんなに小さな歯が生えていた時期もあるんだよ」と振り返ってみるのも良いのではないでしょうか。