歯列矯正中で食べやすいものは何?食べにくいものってあるの? | 歯医者の選び方 | 歯医者がおすすめする歯科医院
2019年5月21日

一昔前まで、世間では矯正は子どもがするものと思われていました。確かに子どもの内に矯正を始めたほうが、大人よりも歯が動きやすいため、早く治療が終わるというメリットがあります。ですが矯正は基本的に自由診療のため、費用が高額になります。「子どものときは費用の関係でできなかったけれど、大人になって働き始め、自由に使えるお金が増えたので矯正がしたい!」という人が年々増えており、最近は大人になってから矯正をしている人が多いようです。そんな需要が高まっている歯列矯正ですが、矯正をしていると痛みが気になるとよく聞きます。矯正中は器具を歯につけて引っ張っている状態を保つため、慣れるまで痛みや違和感が気になってしまうようです。また、矯正中は食事も苦労するようです。特に矯正装置をつけた直後は、痛みと違和感が気になって何も食べられなかったという意見もあります。今回は歯列矯正中でも食べやすいもの、矯正中は食べるのを避けたほうがいいものをご紹介します。

歯列矯正中は食事も一苦労?

矯正中は矯正器具によって歯を動かすための力がかかるため、痛みを伴うことがあります。特に矯正器具をつけた初日と2日目は痛みや違和感がある人が多く、1週間程するとようやく痛みに慣れてくるようです。そして、矯正中は痛みや違和感が原因で食べ物を上手く噛めない、噛むと痛みがあってつらいと感じる人も少なくありません。また、ワイヤーやブラケットといった矯正器具は歯と器具の間に隙間ができるため、食べ物が挟まりやすくなります。友人や恋人と外食している時に、器具に食べ物が挟まっているところを見られたら恥ずかしいですよね。このように、矯正中の食事は悩みのタネになる人も多いです。以下では、矯正中でも食べやすいものや、食べる時に注意が必要なものを紹介しているためぜひ参考にしてください。

矯正器具に慣れない初日~1週間は、柔らかい食べ物がおすすめ

矯正器具に慣れず痛みを感じやすい初日~1週間は、なるべく柔らかい物を食べましょう。主食はうどんやそばなどを柔らかく煮たものがおすすめです。お米はおかゆやお茶漬け、雑炊などにして食べやすくしましょう。おかずは豆腐を使ったものがおすすめです。冷奴や湯豆腐、豆腐ハンバーグなどは噛む回数が少なくて済みます。おでんや煮物に入っているちくわやはんぺんも柔らかいので噛みやすいです。果物はバナナが栄養素も豊富でおすすめです。特に熟したものは柔らかいためそのまま食べられるのですが、少し硬めのバナナは器に入れてスプーンやフォークなどで潰してからの方が食べやすくなります。他にも、ヨーグルトやプリンは噛む回数が少なくても飲み込めるため、「甘いものが食べたい!」という人におすすめです。

痛みが気になって柔らかい物も食べられない・・・

矯正器具のつけ始めは、違和感がある上に噛むために顎を動かすだけでも痛む、という人もいるようです。そんな人におすすめなのがゼリータイプの栄養補助食品です。ゼリーなので噛まずにすぐ飲み込むことができますし、コンビニやスーパーなどで売っているため手軽に手に入りやすく、1食分の栄養素が含まれた商品もあります。また、栄養補給という点ではプロテインもおすすめです。筋肉をつけるために飲むものと思いがちですが、プロテインはタンパク質を中心にビタミンやミネラルなど体に必要な栄養素が含まれています。タンパク質が多く含まれている肉や魚はよく噛まなければ飲み込めないですし、繊維が器具に挟まってしまうことも多いため、矯正中は食べることを避けてしまいがちです。それではタンパク質不足になってしまい、タンパク質不足は体の不調に繋がります。プロテインは水や牛乳に溶かして飲むだけでタンパク質も含めた体に必要な栄養をバランスよく摂取できるので、矯正中の栄養不足が気になる方はぜひ試してみてください。

矯正中は気をつけたほうがいい食べ物

矯正器具をつけている人は、特に噛む時に痛みを感じやすいようです。そのため、強く噛む必要がある硬い食べ物や歯応えがあるものは避けたほうがよいでしょう。おせんべいはもちろん、フランスパンなどの硬いパンもおすすめできません。野菜は煮たり小さく切ることで食べやすくなりますが、にんじん、ごぼう、れんこんなどの根菜類は小さくても歯応えがあるので、細かく刻むなど工夫して調理しましょう。果物では、りんごを食べた時に器具を壊してしまったという人が多いようです。りんごは薄く輪切りすることで食べやすくなります。また、主食はステーキ肉や、タコ、イカなど弾力があるものはたくさん噛まなくてはならないため、避けたほうが無難です。

粘度がある食べ物は我慢しよう

矯正中は「お餅」「キャラメル」「ガム」「チューイングキャンディ」など、粘度のあるものを食べるのは我慢しましょう。これらは装置に絡まったりくっついたりしやすい上に、取るのもかなり苦労するようです。お餅はお正月に食べる機会がぐっと増えますし、ガムやチューイングキャンディなどは人からもらってつい口にしてしまうことも多いです。しかし、食べた後大変なことになってしまうかもしれないので、なるべく我慢したほうがよいでしょう。

挟まりやすい食べ物も気をつけて

歯や器具に挟まってしまうと取るのが大変な食べ物もあります。特にほうれん草やキャベツなどの葉物、えのきやしいたけなどのきのこ類は繊維が細かく挟まりやすいので注意が必要です。外食などすぐに歯をきれいにできない場所でこれらを食べてしまうと、歯や装置に挟まってなかなか取れずに恥ずかしい思いをするかもしれません。

器具に色が付いてしまう食べ物

歯に着色汚れがつきやすい食べ物は、ワイヤーやゴムなどの矯正器具にも色がついてしまう可能性があります。カレーやキムチは特に着色しやすいため注意が必要です。また、飲み物も着色汚れの原因になりますので、コーヒーや紅茶、赤ワインなどはあまり飲まないようにしましょう。

まとめ

矯正中は食事により、器具の間に食べ物が挟まってしまったり、噛んだ時に器具が壊れてしまう可能性があります。お家でご飯を食べる時は歯も矯正装置もすぐきれいにできるかもしれませんが、外食中はなかなかそうもいかないことが多いので、なるべく噛みやすいものを選ぶようにしましょう。このように歯列矯正中は大変なこともありますが、苦労を乗り越えた先にはきれいな歯並びで笑える日々が待っています。あまりネガティブにならずに、矯正中も食事を楽しんでくださいね。