歯磨き粉のペーストとジェルはどちらがいい?液体ハミガキとは? | 歯医者の選び方 | 歯医者がおすすめする歯科医院
2019年6月21日

ドラッグストアやスーパーの陳列棚にずらっと並んでいる歯磨き粉。沢山の種類がありますがペースト、ジェル、粉末、液体ハミガキと、歯磨き粉の中身にも様々な形状があることをご存知でしょうか?そして歯磨き粉だけに限らず、塗り薬やスキンケア商品にも「ジェルタイプ」と「クリームタイプ」などの形状に違いがあります。ジェルタイプは浸透率をよくするための形状で、うるおいがあり、さらっとした使い心地が特徴です。クリームタイプは保湿力があるため、しっとりとした使い心地で肌にふたをするような密着感があります。好みの使い心地や目的の効果に合わせて使用するために形状が別れているのですが、歯磨き粉も形状の違いによって効果が変わるのでしょうか?今回は歯磨き粉の形状ごとに、メリットやデメリットを紹介します。

歯磨き粉の形状の種類

歯磨き粉は主にペーストタイプ、ジェルタイプ、粉末タイプ、液体ハミガキの4種類があります。それぞれ価格や販売しているお店も異なり、ドラッグストアやスーパーで売られているものもあれば、ネット通販や生活雑貨店のみで販売しているものもあります。以下では、歯磨き粉の中身の形状別にどこで売られているのか、メリット・デメリットは何かをご紹介します。

ペーストタイプ

多くの歯磨き粉がペーストタイプです。価格も安価なものが多く、ドラッグストアやスーパーなどで手に入ります。

メリット
ペーストタイプの歯磨き粉のほとんどには清掃剤が入っており、清掃剤は歯の着色汚れや歯垢が簡単に落とせる強力な成分です。コーヒーやお茶を頻繁に飲んだり、カレーなど色の濃い食べ物をよく食べる人は歯に着色汚れが付きやすいため、ペーストタイプを選ぶのがおすすめです。また、ペーストタイプは発泡剤も含まれている事が多く、発泡剤は泡立ちをよくさせるため、スッキリとした磨き心地が特徴です。そして近年は安価なペーストタイプの歯磨き粉でも、フッ素が配合されているものが多いです。フッ素には歯をコーティングして、虫歯菌が活発になるのを防ぐ効果があるため、虫歯になりやすいという人にもおすすめです。

デメリット
清掃剤は強力な成分のため、歯茎や歯を必要以上に傷つけてしまう可能性があります。知覚過敏になっている歯には、さらに歯を薄くして症状を悪化させてしまう恐れもあります。知覚過敏の人は、ペーストタイプの歯磨き粉の使用を控えるか、使う頻度を減らしたほうがよいでしょう。そして電動歯ブラシを使っている人もペーストタイプはおすすめできません。電動歯ブラシは普通の歯ブラシを使う時よりも磨く力が強いので、清掃剤の入ったものを使ってしまうと歯や歯茎を傷つけ、歯を脆くしてしまうかもしれません。またペーストタイプに含まれる発泡剤は、その泡立ちの良さが故にきれいに歯を磨けて無くても「磨けた」という感覚になるため、歯磨きが手抜きになりやすいと言われています。

ジェルタイプ

ジェルタイプの歯磨き粉はドラッグストアや生活雑貨店、もしくはネット通販で販売しています。ペーストタイプと比べて価格は少し高めの商品が多いです。

メリット
ジェルタイプは清掃剤が入っていないので、歯や歯茎を必要以上に傷つける心配がありません。そのため、大人だけでなく歯や歯茎の弱い子どもでも安心して使えます。また、発泡剤も入っていないので、口の中が泡だらけになりにくく、時間をかけて歯磨きをする人や、電動歯ブラシを使っている人にもおすすめです。そしてジェルタイプは形状がなめらかなため、歯と歯の間や奥歯まで歯磨き粉の成分が届きやすいです。ペーストタイプよりもさらに効果を発揮してくれるかもしれません。

デメリット
ジェルタイプには清掃剤が入っていないため、歯垢や着色汚れを落とすことを優先している人にはあまりおすすめできません。また歯の一本一本を丁寧に磨くことで歯の隅まで成分の効果が行き渡るようになるので、歯磨きに自信がない人や、短い時間で歯磨きを済ませたいと思っている人には向いていません。

粉末タイプ

主にネット通販で販売していますが、稀に生活雑貨店やドラッグストアでも取り扱っています。使用方法が他の形状の歯磨き粉と異なり、器などの容器に粉末を適量出して、歯ブラシを水で濡らしてヘッド部分に粉末をつけて歯を磨きます。

メリット
粉末タイプは、ペーストタイプなど他の形状の歯磨き粉に入っている凝固剤や防腐剤といった薬剤を入れなくても製造できるため、乳酸菌などの歯に良い成分を殺さずに最大限配合することができます。特に乳酸菌は歯垢の付着防止や歯周病菌が増えるのを防ぐため、継続して使用することで他の形状の歯磨き粉よりも高い効果が実感できるかもしれません。また粉末タイプのほとんどは界面活性剤や保存料、化学添加物などを入れずに製造しており、自然由来の成分で作られているものが多いので、口の中に入れるものは無添加にこだわりたいという人や、歯が生えてきたばかりの小さな子どもにも安心して使えます。

デメリット
ペーストタイプやジェルタイプのものと比べてメジャーではないので、店頭では手に入りにくいです。また、価格も他の形状の歯磨き粉と比べて高価なものが多いです。使用時は器に粉末を出す必要があるので、歯磨きを時短したいという人には向いていません。

液体ハミガキ

ドラッグストアやスーパーでも販売しています。デンタルリンスと見た目や形状が似ていますが、デンタルリンスは口内をゆすぐことで、殺菌や口臭を予防するためのもので、歯磨きの後に使用することを推奨しています。一方液体ハミガキは口に含んだ後、液体でしっかり口内をゆすいで液体を吐き出し、歯ブラシでブラッシングをするため、歯磨きの前に使用するものです。

メリット
液体ハミガキには清掃剤が含まれていません。そのため、歯や歯茎が弱っている人も安心して使用できます。また、液状なので口内にしっかりと殺菌成分や虫歯、歯周病予防の成分が行き届きます。そして液体ハミガキを使った後は水でゆすぐ必要がありません。災害時など、水があまり使えない環境下にも適しています。

デメリット
ジェルタイプと同じく清掃剤が入っていないため、歯磨きに自信がない人や、着色汚れが気になる人には適していません。また、販売している種類が少なく、高価なことが多いです。

自分に合う歯磨き粉を使おう

それぞれの形状にそれぞれのメリット・デメリットがあります。まずはお試しで1つ買ってみて、色々試してみるのがおすすめです。また、歯科専売品という歯科医院のみで販売している歯磨き粉もあります。どの歯磨き粉がよいか迷った時は、かかりつけの歯科医院で、歯科医師や歯科衛生士に自分の歯に合う歯磨き粉を聞いたり、ブラッシング方法を聞くのもおすすめです。自分に合う歯磨き粉を使って、日頃の歯のケアをより良いものにしましょう。