歯間ブラシとフロスはどっちがいいの? | 歯医者の選び方 | 歯医者がおすすめする歯科医院
2019年8月5日

先日ドラッグストアでオーラルケアコーナーを見ていて、ふと歯間ブラシとフロスに目が止まりました。歯間ブラシやフロスも、様々なメーカーから種類が複数出ています。そして他の商品と差別化を図るためか、「初心者向け」「歯茎に優しい」「フッ素付き」など様々な言葉がパッケージに書かれていました。私は歯ブラシや歯磨き粉などのオーラルケアグッズは種類が多すぎて、どれを選べばいいのか迷ってしまいます。そして歯間ブラシやフロスも同様に、どちらを選べばいいのか迷ってしまいました。歯間ブラシとフロスは、それぞれどのような歯に適しているのでしょうか。今回は歯間ブラシとフロス、どちらを選べば良いのか、選び方や違いについて調べました。

歯間ブラシとは

歯間ブラシとは歯ブラシやタフトブラシよりもさらに小さな持ち手の付いたブラシです。形状は歯ブラシのようにL字型になっているものと、まっすぐなI字型のものがあります。ブラシ部分はナイロンとワイヤーを組み合わせているものか、柔らかいゴムでできており、太さは数ミリしかないとても細いタイプから、1センチ強ある太めのタイプまであります。

フロスとは

フロスは別名デンタルフロスとも言います。だいたい刺繍糸くらいの細さで、ナイロンやポリウレタンでできています。形状はフロスを巻いて束ねている糸巻き型のものと、フロスを張って、持ち手をつけているホルダー型があります。フロスは太さの違いもありますが、滑りを良くするためにワックスが付けられているものや、水分や摩擦で膨らむもの、フッ素や清掃剤などを塗っているものもあります。

こんな人に歯間ブラシがおすすめ

歯と歯の隙間が広い人

歯と歯の隙間が広めの人には、歯間ブラシが適しています。歯周病や加齢に伴って歯茎が下がると、歯と歯の隙間が広くなることが多いです。歯間ブラシはフロスよりも太いので、隙間に埋まるように入り込み、しっかりと歯垢を落とすことができます。

ブリッジをつけている人

ブリッジを付けると歯茎との間に隙間ができます。この隙間には歯垢が詰まりやすく、歯垢を除去せずに放置してしまうと、虫歯や歯周病を引き起こす原因となります。ブリッジはダミーの歯同士が繋がっているので、フロスを上から通すことは出来ません。歯間ブラシを横から入れることで、隙間に詰まった歯垢もきれいに取り除くことができます。

矯正器具を付けている人

歯間ブラシは矯正器具についた歯垢や汚れを除去することにも適しています。矯正器具は細かいパーツを組み合わせてできているので、隙間ができやすく、歯垢が溜まりやすいです。そして歯ブラシでは細かな隙間まで行き届かないことが多いようです。歯間ブラシは歯ブラシよりも毛先が細かく、小回りが効きます。バンドやブラケット、ワイヤーと歯の小さな隙間にも行き届くため、矯正器具をきれいに保つことができます。

こんな人にフロスがおすすめ

歯と歯の隙間が狭い人

歯と歯の隙間が狭い人や、歯並びが悪く歯と歯が重なり合って隙間が狭くなっている人は、フロスを使うのがおすすめです。フロスは糸状のため、細かい隙間に入りやすく、歯ブラシでは行き届かない隙間にもしっかり入ります。

コストパフォーマンスを重視している人

糸巻き型タイプのフロスは、使う分だけを取り出すことができます。また小さな容器に50メートルほど入っているフロスもあります。一度に使うフロス40センチ程度で良いので、コストパフォーマンスが良いものを使いたいと考えている人にはフロスが適していると言えます。

道具1つで前歯から奥歯まできれいにしたい人

フロスは持ち方を変えることで前歯から奥歯の隙間まできれいにすることができます。歯間ブラシのL字型は前歯に少し入れにくく、I字型は奥歯に届きにくいことがあるので、使い分けた方がより隙間を綺麗にできます。1つの道具で前歯から奥歯まできれいにしたいと考えている人はフロスを選んだほうが良いでしょう。

歯間ブラシの選び方

歯間ブラシは、どの箇所をきれいにするかで太さや形状を選ぶのがおすすめです。

細めの歯間ブラシ

歯と歯の隙間に詰まっている歯垢を除去したい人、歯間ブラシを初めて使う人、少し下がり始めた歯茎と歯の隙間をきれいにしたい人に適しています。

中間の太さの歯間ブラシ

ブリッジと歯茎の隙間をきれいにしたい人や、歯の根元部分が少し露出している人に適しています。

太めの歯間ブラシ

歯の根元が大きく露出していたり、歯が抜けてしまって孤立歯がある人に適しています。

I字型の歯間ブラシ

I字型は小回りが利くため、前歯に使用するのがおすすめです。

L字型の歯間ブラシ

L字型は持ち手が長いので、奥歯まで届きやすい作りになっています。

フロスの選び方

ホルダー型のフロス

フロスを使ったことがない人や、指に巻き付ける細かい操作をすることが難しい人は、持ち手の付いたホルダー型のフロスを選び、フロスの太さが細めのものから使い始めましょう。

ワックス付きのフロス

歯と歯の隙間が特に狭い人は、フロスが入りにくく、無理に入れてしまうと歯茎を傷つけてしまうかもしれないため、ワックスが付いているものを使いましょう。ワックスの効果で滑りが良くなるので、無理なく隙間に入れることができます。

水分や摩擦で膨らむフロス

歯と歯の隙間の歯垢をしっかりかき出したい人は、水分や摩擦で膨らむフロスを使いましょう。フロスを使っているうちに少しずつ膨らむので、歯茎に負担がかかりにくく、より効率的に歯垢を取り除けます。

まとめ

歯間ブラシとフロスはどちらも歯と歯の隙間をきれいにする道具ですが、隙間が広い人は歯間ブラシを、隙間が狭い人はフロスを使うのがおすすめです。歯間ブラシもフロスも、太さや形状に様々な種類があるので、自分の歯に合うタイプを探しましょう。歯磨き後に歯間ブラシやフロスを使うことで、歯ブラシでは取り切れなかった歯垢がしっかり取れるようになり、虫歯や歯周病予防の効果を高めることができます。1日1回使うだけでも予防効果が高まるので、使ったことがない人は是非試してみてください。また、自分にはどんな歯間ブラシやフロスが合うかわからないという人は、かかりつけの歯科医師または歯科衛生士に聞いてみてください。自分の歯に合うものを教えてくれます。歯間ブラシやフロスを使って、虫歯や歯周病予防の効果を高めていきましょう。