ジェットウォッシャーでザリガニのような臭いが口から出てくる? | 歯医者の選び方 | 歯医者がおすすめする歯科医院
2019年9月5日

ジェットウォッシャーとはどんなものかご存知ですか?歯科医院で治療の際に使われている器具ではなく、ノズルから強い水流を出して、口内をきれいにするための家電です。このジェットウォッシャーですが、初めて使うと口からザリガニのような臭いが出てくると話題になっています。「ザリガニのような臭い」とはすごい表現ですが、ジェットウォッシャーを使うことで口臭の原因である溜まっていた歯垢が水と一緒に出てくるので、このような表現になったのではないでしょうか。そして口臭ケアをしたいという人は、ジェットウォッシャーを使うことで口臭に関する悩みが解消されるかもしれません。今回の記事では、ジェットウォッシャーの使い方や、口臭に対する効果についてご紹介します。

ジェットウォッシャーとは

ジェットウォッシャーとは「口腔洗浄機」、または「ウォーターピック」とも言います。簡単に説明すると「高圧洗浄機を小さくして口内用にしたもの」です。タンク部分に水を入れ、器具が水圧をかけることによって、ノズルの先端から強い水流が出ます。この強い水流を歯と歯の間や、歯と歯茎の隙間である「歯周ポケット」に当てることで、歯垢や食べかすを落とすことができます。ジェットウォッシャーには据え置き型とハンディ型の2種類があり、据え置き型は洗面所等に置く場所が必要になりますが、水流が強く、タンクにたくさん水が入るのが特徴です。一方ハンディ型は小さめの作りなので場所を取らず、携帯もできるのでお風呂や外出先で使用できますが、据え置き型に比べて水流が弱く、タンクの容量も少なめです。

ジェットウォッシャーの使い方

①タンクに水、またはぬるま湯を入れます。寒い冬は冷たい水を使うと刺激が強く、痛みを伴う可能性があるため、ぬるま湯を入れるのがおすすめです。

②水が吹き出るノズルを歯と歯の間に当てて、軽く口を閉じます。口を閉じていないと歯茎に当てた水がそのまま外へ飛び出てしまうので気をつけましょう。

③電源を入れて、水流を弱いレベルにしてゆっくり歯と歯の間に水流を当てます。歯の1本1本をきれいにするように動かしましょう。そして水流が弱いかなと感じたら少しずつ強めてみてください。

④口の中に水が溜まってきたらゆっくり水を吐き出しましょう。

⑤歯と歯の間がきれいになったら、次に歯茎と歯の隙間にある歯周ポケットにノズルを当ててきれいにしましょう。小刻みに動かすとより効果的に歯垢や食べかすを除去できます。

⑥歯周ポケットをきれいにした後は、奥歯の裏側や溝にノズルを当ててきれいにしましょう。

⑦歯茎や歯の洗浄が終わった後は、一番弱い水流で歯茎をマッサージするのがおすすめです。歯茎に刺激を与えることで血行がよくなります。

⑧使い終わった後はタンクの水を流し、ノズルをきれいに洗いましょう。

※ジェットウォッシャーは洗面所かお風呂場で使用するのがおすすめです。水流が強いと口内から水が跳ねて周囲が水浸しになってしまうかもしれません。濡れても良い場所で使いましょう。

口臭にも種類がある

ジェットウォッシャーを日常的に使用するようになって、気になっていた口臭が改善されたという人は多いです。しかし口臭にも種類があり、原因によって対処方法が変わります。以下では口臭の種類についてご紹介します。

①生理的口臭

人に元々ある口臭を生理的口臭といいます。生理的口臭は口内が乾いているときほど細菌が繁殖するので、臭いが強くなります。また緊張状態で口臭が強くなるのも、生理的口臭に含まれます。これらは飲み物を飲んで口内を潤したり、歯磨きをして細菌を取り除くことで臭いは軽減されます。

②病的口臭

病気が原因で発生している口臭を病的口臭と言います。病的口臭には以下のような原因があります。

・虫歯
・歯周病
・呼吸器官の病気
・消化器官の病気

また歯垢や歯石が原因の口臭も、病的口臭に含まれます。歯垢が原因の口臭は日頃の歯のケアで、それ以外が原因の口臭は治療をすることで改善されるので、気になったら早めに病院に行きましょう。

③食べ物や嗜好品が原因の口臭

臭いがする食べ物の代表格であるにんにくや、お酒、タバコは口臭の原因となります。これらは時間が経てば改善される一過性のものです。

④心理的なものが原因の口臭

ストレスを感じると口臭が強くなることがあります。人の体は心理状況の変化によって唾液量も変わります。ストレスを感じると唾液量は少なくなってしまうので、臭いが強くなるのです。ストレスが原因の口臭は唾液の分泌量を増やすことで軽減されるので、飴などを舐めるのがおすすめです。また、「自分の口臭や体臭がまわりに迷惑をかけているのではないか」と誤認することを自臭症と言い、これも心理的なものが原因です。

②の「病的口臭」の原因である歯垢は、歯と歯の間や、歯周ポケットに溜まりやすいです。そして溜まった歯垢が、口臭だけでなく虫歯や歯周病を引き起こす原因となります。また歯垢は時間が経過すると歯石になってしまい、歯石は簡単に落とせません。歯石になる前に歯垢を除去することが大切です。歯と歯の間にある歯垢は歯ブラシでは取り除きにくいのですが、フロスや歯間ブラシを使って取り除くことができます。しかし歯周ポケットはフロスも届きにくい場所なので、歯周ポケットのケアがしたいという人はジェットウォッシャーを使うのがおすすめです。強い水流を当てることで歯垢が落とせるので、歯周ポケットのような狭くケアがしにくい場所もきれいに保つことができ、口臭予防だけでなく虫歯や歯周病の予防にもなります。

ジェットウォッシャーで歯列矯正器具もきれいになる

矯正器具はワイヤーやブラケットなど細かいパーツが多く、隙間ができやすいです。また矯正をしている時に歯を磨こうとすると、矯正器具のせいで歯が磨きづらいため、虫歯にならないか心配になる人も多いようです。ジェットウォッシャーは歯列矯正器具の清掃や、矯正中の歯のケアにも適しています。歯ブラシではきれいにすることが難しいイヤーやブラケットも水流を当てて汚れを落とすことができます。歯列矯正は長期間、矯正装置をつけなくてはならないので、汚れが溜まるのが心配という人はジェットウォッシャーを使ってみてはいかがでしょうか。

まとめ

ジェットウォッシャーは一般的にあまり知られていない機械ですが、様々なメーカーから販売されており、ネット通販や家電量販店で手に入ります。そしてジェットウォッシャーを使い始めると、汚れがきれいに落とせる爽快感からやみつきになる人も多く、翌日の朝のネバつきがなくなった、口臭が気にならなくなったという人が多いです。とはいえジェットウォッシャーだけでは歯はきれいにならないので、歯磨き後にジェットウォッシャーを使って、歯全体の健康を保ちましょう。