かかりつけ歯科医がいるメリットとは | 歯医者の選び方 | 歯医者がおすすめする歯科医院
2019年9月9日

かかりつけの歯科医はいますか?歯について気軽に相談できるかかりつけ歯科医がいると、健康な歯を長く保ちやすくなります。かかりつけ歯科医が決まっていない方は、これを機に探してみてはいかがでしょうか。今回の記事では、かかりつけ医とはどんなものか、そしてかかりつけ歯科医がいるメリットについてご紹介します。

かかりつけ医とは

自分の健康や病気について、すぐに尋ねることができる医師をかかりつけ医と言います。病気になったり、体の調子が悪いと感じた時に最初に相談する、その地域にいる住民にとって一番身近な医師です。日本では、医療政策の1つとして診療所やクリニックがかかりつけ医の役割を担っています。ちなみにかかりつけ医が診察した結果、紹介状を書き、地域の中核病院や特定機能病院(大学病院など)に転院することもあります。これは患者さんの病状に合う治療や検査をするために行われます。

若年層ほど「かかりつけ医がいない」のが現状

日本医師会総合政策研究機構が2017年に実施した「第6 回 日本の医療に関する意識調査」によると、回答者の1200人中、かかりつけ医がいると回答した割合は55.9%でした。しかし年代別に見ると20~30歳代はかかりつけ医がいると答えた人が31.5%で、反対に70歳以上の人は81.6%がいると答えています。年代によってかなり差があり、かかりつけ医がいない若い人が多いということがわかります。実際に日本では若い人ほど病院に行かない傾向があり、「調子が悪い」「体調で気になることがある」と思っていながらも「面倒くさい」「お金がかかる」「忙しい」という理由からなかなか病院に行かない人が多いのです。しかし面倒だからと自己判断で放っておいたり、市販薬を飲んでいると、根本的な解決はできず、不調を持ったままになり、大病を招いてしまうかもしれません。
参考:http://www.jmari.med.or.jp/research/research/wr_622.html

かかりつけ医は必要?

健康な状態で長生きするためにもかかりつけ医は必要です。かかりつけ医がいると、以下のような患者さんの情報がかかりつけ医のもとに蓄積します。

・生活環境
・健康状態
・持病や病歴
・過去の検査結果

これらの情報はかかりつけ医との付き合いが長ければ長いほど蓄積します。そして万が一患者さんが病気になったり、体調が悪くなったときの参考になります。また医師が患者さんの状態を把握していれば、検査も最低限のもので済むので患者さんの身体的な負担も減ります。かかりつけ医がいることで病気の予防、早期発見もできるようになります。

かかりつけ歯科医とは

かかりつけ歯科医とは、歯の治療や歯の健康を保つだけでなく、体全体の健康や介護にも精通しており、生涯健康な歯や口腔環境を保つためにサポートをする歯科医師のことを指します。

歯の健康=全身の健康

現代人は虫歯が減っていると言われていますが、歯周病になる人は未だに多いのが現状です。特に歯周病は進行すると糖尿病や心筋梗塞など別の疾患にも影響することがわかっています。歯の健康は全身の健康に関わっているのです。特に歯周病は現代人が歯を失う最大の原因です。人が生きていくには食べ物を食べて栄養を取ることが重要であり、よく噛んで食べ物を食べるには歯を失わないように保ち続けることが大切です。野菜や肉、魚、穀物などをバランスよく食べて、栄養を取ることが健康な生活に繋がっているのです。また食べ物を噛むことで血の流れがよくなり、脳へ刺激が行くようになるので認知症の予防に繋がります。何より、しっかり噛んで食べ物を美味しく食べられることで生活の満足度が上がります。歯の健康管理は、高齢化社会と言われる日本で健康を保ち、満足度の高い状態で長生きするためにも重要なのです。

かかりつけ歯科医がいるとこんなメリットがあります

過去のデータを元に診察できる

かかりつけの歯科医がいることで、今までの診察や治療の情報に基づいて診ることができます。これにより不調の原因を発見しやすく、対応するスピードも上がります。例えば「歯が痛い」と言っても原因はいろいろなものがあり、レントゲンを撮っただけではわからない場合もあります。しかし過去にどんな病気になって、どんな治療をしてきたか、データが有ることでそれに基づいて診察することができ、原因を特定しやすくなります。虫歯や歯周病など歯の病気は早期発見、早期治療をすることで、歯を大きく削ったり、抜いたりする必要がなくなるので、歯を長く保ちやすくなるのです。

もしものときは適した医療機関を紹介してくれる

かかりつけ歯科医には「もしものときに適した医療機関を紹介する」という役割があります。歯科には「根管治療」「インプラント治療」「口腔外科」など、歯科医師がそれぞれ得意とする専門的な分野があります。これは私の実体験を例にしますが、私の歯は左下奥の親知らずが別の歯と重なって生えており、親知らず自体は歯肉に埋まっています。レントゲンを撮ってようやく発覚したくらいなので、特に痛みや異変はないのですが、この親知らずが見つかった時、かかりつけの歯科医師から「もし抜きたい場合、この親知らずは当院で抜くことができないので、専門の口腔外科を紹介します」と案内されました。複雑な親知らずを抜くのであれば、親知らずの抜歯を得意とする他の専門の医療機関にかかるべきだと判断されたようです。このようにかかりつけ歯科医は、専門性の高い治療が必要と判断した場合、その患者さんに合う医療機関を紹介してくれます。

気軽に健康についての相談ができる

かかりつけ歯科医がいれば、自分の歯の健康やケア方法を気軽に相談することができます。そしてかかりつけ歯科医も、その人の歯の状態や今までの病歴を把握しているので、その人に合うアドバイスがしやすくなります。専門家が身近におり、健康についてすぐに相談できることで、健康な歯を保ちやすくなるのです。

自分に合う歯のメインテナンスができる(予防歯科)

数ヶ月に1度、歯のメインテナンスをすることで虫歯や歯周病など歯の病気になりにくい歯を保つことができます。かかりつけ歯科医に定期的にメインテナンスをお願いすると、歯科医師は患者さんの口腔環境を把握できているため、常に最適なメインテナンスを行えます。虫歯や歯周病は進行してしまうと長期間の通院が必要になり、通院するたびに費用もかさみます。定期的に歯のメインテナンスを行っていれば、虫歯や歯周病になっても初期状態で発見できるので、すぐに治療ができ、費用も体への負担も少なくできるのです。

まとめ

かかりつけ歯科医がいると、歯の健康だけでなく、全身の健康も管理しやすくなるなど、メリットがたくさんあります。自分の体の管理者は自分自身です。健康な歯を保ち、健康的な生活を長く送るためにも、歯科医師との連携を取った上で管理していくことが重要になります。20~30代は忙しかったり、面倒になってしまい、歯が痛くなってから歯科医院に行く人が多いです。歯は痛みや異変がなくても虫歯や歯周病など病気になっているかもしれません。この記事を読んで「しばらく歯科医院に行っていないなあ」と思ったら、歯のメインテナンスをするためにも、かかりつけの歯科医院を見つけてみてはいかがでしょうか。