オーク銀座歯科クリニック 医療法人社団 雄翔会 理事長 難波 郁雄 | 歯医者の選び方 | 歯医者がおすすめする歯科医院
2020年3月19日

日本補綴歯科学会 専門医 指導医

著書
「歯界展望」別冊クラウン・ブリッジの印象採得(共著)
日本補綴歯科学会雑誌50巻2号「インプラント支持と歯根膜支持の補綴装置による咬合再構成の1例」
ボンディッドレストレーション6~10巻+別冊セット(共著)

セミナー、講演実績多数

日本人特有の顎の動きや噛み合わせの接触点など特性に合わせた日本人型咬合論に基づく治療を実践されている難波先生。歯科治療を受けた後に噛み合わせの調子が悪くなってしまった患者さんも全国から来院されています。そんな先生に医院の特徴や今後についてなどインタビューさせていただいた。

―先生が歯医者を志したきっかけは?

中学、高校の時は、医者になりたいと思って勉強していました。高校2年生のときに美術を専攻していたのですが、その時の担当の先生が私に才能があるからと美術大学を勧めてくれました。私自身が気づいていなかった隠れた才能に嬉しくなって、母親に相談してみたところ、それでご飯を食べていく自信はあるのかと現実を突きつけられて、諦めました。そもそもモノ作りは好きだったので、歯科技工士もおもしろいのではと思い、技工士学校の試験を受けて、合格しました。そのまま歯科技工士の道に進もうと考えていたのですが、父の兄から歯科技工士もいい仕事だけど、私にはリーダーシップを張って上に立ってほしいと言われて、歯学部も挑戦することにしました。結果合格できたので、歯科医師を目指して歯科大学に進学しました。

―オーク銀座歯科クリニックの特徴を教えてください。

患者さんの8~9割はなんらかの歯科治療を受けた後に、噛み合わせに異常が出て、どこで噛んだらいいのか分からなくなってしまったと訴えて来院されています。
例えば、犬の片側の噛み合わせを削ると、身体全体が削られたほうに傾き、犬はバランスを崩して歩くようになります。4本足の椅子の足1本が短くなるだけで、ぐらぐらと不安定になります。人間も同様に、顎が前後にズレてしまうのを制御する手助けをしていた凸凹を歯科治療によって削ってしまうと、上と下の歯がしっかりと噛み合わないので、顎のズレにつながり、身体の他の部位に影響し始めます。不安定になると体幹が支えるのですが、体幹が弱い人だと首や肩に支障が出てきます。そして、首こりや肩こりのストレスによって、毛細血管の血管括約筋が閉じてしまい、例えば頭痛が起きたり、痛みが顔周辺に出てくるといった様々な不調が誘発されるようになります。
当院の噛み合わせ治療の特徴は、日本人型咬合論に基づく治療を実践していることです。そもそも欧米人と日本人は、食文化も、食べ方も異なります。欧米人はライオンやワニのように縦方向に顎を動かし、あまり奥歯を使わないで咀嚼しています。それに対して日本人は、牛や馬のように縦方向だけでなく、奥歯を横方向に動かしてすり潰すように咀嚼しています。これだけはっきりと咀嚼方法に違いがあるにも関わらず、日本で行われている噛み合わせ治療は欧米型咬合理論に基づいたものがほとんどです。欧米人の為の咬合理論に基づいて治療をした結果、噛み合わせに異常が出て、咀嚼がうまくできなくなったり、無理やり以前と同じように咀嚼しようとして、顎関節だけでなく首や肩にも負担がかかり、様々な症状が出るようになってしまうのです。なので、当院では、日本人の顎の動きや噛み合わせの接触点など特性に合った治療法を取るべきだと考えて、日本人型咬合論に基づく治療を実践しています。
いくら寝ても疲れがとれない人もたくさんいると思います。そんな人に対しては、通常のマッサージとは異なる理学療法士による筋膜に対するマイクロストレッチ療法で、噛み合わせや、全身の姿勢バランスを改善させます。詰まってしまった毛細血管を開かせて、頭痛も改善し、神経系、血管系、リンパ系も整うので、睡眠の質も改善されます。 精密な噛み合わせ診断を行い、患者さん一人ひとりが個別に抱えている噛み合わせの問題点を分析して、心理的なアプローチ、身体的なアプローチ、噛み合わせ的なアプローチ、筋膜的なアプローチなど色々な角度から問題を解決して体調を改善し健康に導いています。

―今後の歯科業界についてと展望を教えてください。

歯科技工士のなり手が少なくなっています。今はベテランの歯科技工士が頑張っていますが、その人たちがいなくなってしまったら日本の歯科医療はどうなってしまうのだろうかと危惧しています。最近は、3DプリンターやCAD/CAMで入れ歯やクラウンを作成しているところも増えています。きちんと機能する入れ歯が3Dプリンターで果たして作れるのか、CAD/CAMで作られたクラウンがきちんと機能するのか、それは、簡単なことではないと私は思っています。CAD/CAMで顎の動きまでは再現できませんし、顎の動きは人によっても違います。
ただ、AIが個人の顎の動きの記録をとって、AIが修正して、ビックデータ化して近似値に近いものができたとしたら、もっとクオリティが上がるかもしれません。そういう時代がくればCAD/CAMをより駆使していきたいと思います。CAD/CAMシステムは粉塵も出ないので、技工士さんにとっても安心安全の職場環境につながると思っています。
今後に関しては、本当の食育をしていきたいと思っています。今は、ブログで書いた記事を患者さんに発信したり、印刷して配ったりしています。 糖尿病の罹患率が高く小学生で血液検査を実施している県があります。そこには何が隠されているかというと胎児期の母親の食事が関わっていると考えています。であれば、生まれる前から妊婦さんに本当の食育をしていく必要があるわけです。
また、歯列が悪い原因もたどっていくと食事が影響しているかもしれません。例えばアメリカに1950年頃に入ってきたアフリカ系移民たちは自然の中で暮らし、伝統食を食べていたので、当然ながら綺麗な歯列を持っていました。それがアメリカの近代食が入ってきて次の世代のこどもたちの歯列は乱れました。特に精白した小麦、白砂糖、植物油がむし歯や顎の変形、歯列の乱れに影響していると言われています。その中でも、油は、心臓を通るので、オメガシックスなど体に悪い植物油を摂取していると血管が詰まってプラークとなり、それが心筋梗塞につながってしまいます。そういったことを今後はもっと伝えていきたいと考えています。そして、食事や噛み合わせや筋膜についてなど色々な角度から一人ひとりの患者さんを健康に導いていきたいです。

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