歯のクリーニングが保険適用内に?かかりつけ歯科医とは【平成28年度診療報酬改定】 | 歯医者の選び方 | 歯医者がおすすめする歯科医院
2017年2月8日

平成28年度の診療報酬改定で、新たに保険適用となる項目が追加されました。中でも「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所」(以下かかりつけ歯科医)に関する改定は、地域医療の体制強化の他、これまで保険外とされてきた予防歯科診療の推進が伺える内容になっています。
どのような施設がかかりつけ歯科医にあたるのか、また今回の改定で新たに保険適用対象となった歯のクリーニングなどの予防治療の内容をご紹介します。

歯のクリーニングが保険適用

かかりつけ歯科医の認定条件

かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所は厚生労働省より認可を受けることができます。下記の条件に該当した診療所が認定を受けることができます。地域医療の歯科衛生士の在籍、医療設備の充実、人材の育成、地域医療施設との連携などが条件として定められています。

1.複数の歯科医師、1名以上の歯科衛生士が配置されていること。
2.過去1年間に歯科訪問医療、歯周病安定期治療、クラウン・ブリッジの保証を行った実績があること。
3.緊急時の対応・医療事故・感染症対策・高齢者の口腔機能の向上及び管理に係る研修を修了していること。
4.他の保険医療機関や保健医療サービス・福祉サービス担当者との連携体制が整っていること。
5.歯科訪問診療を担当する医師の連絡先情報が提供されていること。
6.口腔内で使用する医療機器等について徹底した感染症対策を講じていること。
7.歯科用吸引装置等により、治療の際に飛散する細かな物質を吸引できる環境を確保していること。
8.AED、パルスオキシメーター、酸素供給装置、血圧計、救急蘇生セット、歯科用吸引装置を設置していること。

かかりつけ歯科医でしか出来ないこと

かかりつけ歯科医に認定された診療所では、虫歯や歯周病予防に関する診療を保険適用で受診することができます。

初期虫歯予防

初期虫歯(エナメル質初期う蝕)への予防として、フッ化物歯面塗布を保険内で受診できます。同時に口腔内カラー写真の撮影を行い、必要に応じて、プラークコントロール、機械的歯面清掃又はフッ化物洗口の指導を受けることができます。

月1回の歯周病安定期治療

歯周病治療の安定期における各種治療(歯周組織の状態を維持するためのプラークコントロール、歯周病検査、口腔内写真検査、スケーリング、スケーリング・ルートプレーニング、咬合調整、機械的歯面清掃等の継続的な治療)を月に1回まで保険診療として受診することができます。

メインテナンスはかかりつけ歯科医で

かかりつけ歯科医は地域に寄り添う診療所として、住民の健康を口の中から守る役割を果たしています。保険内で定期予防診療が受けられるなど患者にとってもメリットのある診療所です。かかりつけ歯科医を利用して、予防歯科に積極的に取り組みましょう。