金属アレルギーの方必見!保険で白い歯にしよう【平成28年度診療報酬改定】 | 歯医者の選び方 | 歯医者がおすすめする歯科医院
2017年2月8日

金属を使わないメタルフリー治療といえば、その多くが保険外での取扱のため、金属アレルギーの患者は金銭的な負担を強いられてきました。特に大臼歯などの奥歯の補綴物は金属のように耐久性のある素材でなければならず、保険適用でのメタルフリー治療は不可能でした。しかし平成28年度の診療報酬改定によって、金属アレルギーの患者に限り、保険でメタルフリーの白い奥歯を入れることが可能になったのです。

金属アレルギー

白くて強い歯、ハイブリッドセラミッククラウンとは

ハイブリッドセラミックとは、レジンにセラミックの粒子を混ぜることで強度を上げた素材です。レジンに足りなかった耐久性をクリアすることで、奥歯にも使用できるようになりました。
今回保険適用となったのは、CAD/CAM装置を使用して制作されたハイブリッドセラミッククラウン(ハイブリッドセラミックCAD/CAM冠)です。
CAD/CAM装置とは3Dスキャナーを使用した設計加工システムのことをいいます。これまで手作業で作られていたクラウンなどの補綴物を、コンピューター制御により一定の品質で作成することができるようになりました。作業の効率化も図られ、コストの削減が実現してします。

保険適用までの道のり

ハイブリッドセラミッククラウンは元々保険外の素材ですが、平成26年度に小臼歯への使用に限り保険適用が認められ、さらに平成28年度には金属アレルギー患者のみではありますが、大臼歯への使用も認められることになりました。ただしどちらもCAD/CAM装置使用に限られます。

金属アレルギー診断書が必要

保険適用での大臼歯のCAD/CAM冠を希望する場合、皮膚科などの医療機関から出してもらえる金属アレルギーの診断書が必要となります。金属アレルギーのパッチテストは保険適用で1000~2000円程度で受診できます。口腔内の金属アレルギーの症状は、主に手足に出ることが多いため気付かれにくいこともあります。疑いのある方は受診してみてはいかがでしょうか?なお、金属アレルギー診断書が必要なのは大臼歯の場合のみで、小臼歯については誰でも保険内での治療が可能です。

ハイブリッドセラミッククラウンのデメリット

ハイブリッドセラミックCAD/CAM冠は、金属アレルギーの心配がなく保険適用のため安価であることがメリットですが、時間が経つと着色が目立ってきてしまいます。またCAD/CAM装置を導入している歯科医院は限られており、保険適用には国の認可が必要なため、どこの歯科医院でも受診できるわけではありません。受診を希望する際には、素材のデメリットを理解し、受診する歯科医院が保険適用できるかどうか事前確認をする必要があります。