歯周病は家族や恋人にうつる!家庭で気をつけるべき5つのこと | 歯医者の選び方 | 歯医者がおすすめする歯科医院
2017年3月10日

生活習慣病の一つといわれる歯周病は、その名の通り生活習慣の影響により発症する病気です。そのため歯周病は生活を共にする家族単位でかかってしまう病気であるともされています。

この記事では、家族間でどのように歯周病が感染してしまうのか、すぐできる対策とともに紹介しています。

家族に感染る

歯周病は感染症?

歯科の二大疾患の一つである歯周病は、細菌が原因の感染症です。虫歯菌と同様、歯周病菌は生まれてすぐの母子感染(垂直感染)が多く、誰しもが持っている常在菌です。菌がいるだけで直ちに発症するわけではなく、プラークの増加や老化による免疫力の低下など、宿主原因で菌が増殖すると、歯周病を引き起こします。
しかし、侵襲性歯周炎(若年性歯周炎)は、プラーク量や年齢等関係なく発症する歯周病です。進行が早く、一般的な歯周病(慢性歯周病)治療で行われるプラークコントロールだけでは難しいとされます。
侵襲性歯周炎の患者からは、毒性の高い特異な細菌が検出されます。その感染経路は垂直感染だけでなく、家族や配偶者からの水平感染が多く、特に異性間での感染が見られることから性感染症の一種であるという見解もあります。

家族間で感染する理由

家族間は、垂直感染、水平感染ともに可能性があるため、感染のリスクが高くなります。どれか一つだけでなく条件がいくつも重なって感染してしまうのです。具体的には次の理由が考えられます。

遺伝による感染

歯周病自体が遺伝するわけではありませんが、身体の免疫力や歯並びや唾液の性質など、歯周病になりやすい条件が遺伝してしまいます。

唾液感染

長期間の生活をともにすることで唾液による歯周病菌の感染の可能性があります。特に夫婦や恋人間は唾液での感染が考えられます。

同じ生活習慣

同じ食生活や居住環境であるため歯周病になる可能性は家族間で近しくなります。また家族内に喫煙者がいる場合、受動喫煙により本人だけでなく全員が歯周病にかかりやすくなります。

気をつけるべきこと

歯周病治療により一度は症状が落ち着いても、家族間で菌が行き来している可能性があるため、再発の可能性が非常に高くなります。そのため家族が一人でも歯周病にかかってしまった場合、家族単位で治療を行わなければなりません。特に侵襲性歯周炎など重度の歯周病の家族がいる場合は、下記のことに気をつけましょう。

POINT
・プラークコントロールを徹底する
・回し飲み、回し食いをさける
・食器を使いまわさない
・同じコップに歯ブラシを入れない
・禁煙する

慢性歯周病の場合はここまで徹底する必要はありませんが、家族全員が歯磨きをしっかり行う、歯石の除去を定期的に行うなど、基本のプラークコントロールは欠かせません。

歯周病は自然に治る病気ではありません。発症防止、再発防止のためには、自分一人だけでなく家族全員での歯科医院への通院が必要です。