審美歯科とは | 歯医者の選び方 | 歯医者がおすすめする歯科医院

審美歯科

審美歯科では歯の治療や機能を回復するだけでなく、歯や口元の見た目を美しくすることに焦点をおいて治療を行います。例えば虫歯になった場合、一般的な歯科では虫歯になった箇所を削って、詰め物や被せ物を着ける治療をします。これらの治療は基本的に健康保険を適応できるので、安価な費用で治療することが可能です。しかし健康保険を適応した治療では、詰め物や被せ物に使える素材が基本的にレジンか銀合金(いわゆる銀歯)なので、見た目が不自然だったり、強度があまり強くなかったり、銀合金の場合は金属アレルギーを引き起こす可能性があります。審美歯科では、セラミックやジルコニアなど機能性と見た目の美しさに優れた素材を使って、詰め物や被せ物をしても見た目が自然できれいな治療を行うことができます。またこれらの素材は長持ちしやすく、食べかすや歯垢がつきにくいという特徴があります。ちなみに歯や口元の見た目を美しくするという観点からすると、歯の色を白くするホワイトニングや歯列矯正も審美歯科に含まれます。

審美歯科

審美とは

そもそも審美という言葉は、明治時代に森鴎外が「審美学」という言葉を多用して広まりました。審美学とは「美や芸術の根本を究める学問」のことです。また審美の「審」という文字には「つまびらか」という読みもあり、「詳しく、細かいところまで明らかにする」という意味が含まれています。審美とは単に見た目が美しいことを指すのではなく、「美を研究し、性質や詳細まで明らかにすること」ということを意味しています。

審美歯科の治療内容

審美歯科では主に以下のような治療を行います。

ラミネートベニア

歯の表面を少量削り、セラミックやレジンでできた板を接着剤で貼り付ける治療です。貼り付ける板は好みの色合いで作成できるので、ホワイトニング剤ではあまり白くならない歯もきれいな白色にすることが可能です。また色だけでなく形も変えることができるので、小さく欠けた歯を治したり、いわゆる「すきっ歯」を治すことも可能です。

オールセラミック

歯の詰め物、被せ物、ブリッジをセラミックのみで作ることをオールセラミックと言います。歯科で使うセラミックは主にファインセラミックスと呼ばれる素材で、優れた耐久・耐熱性を持ち、スペースシャトルや旅客機の外壁にも使われています。セラミックス自体に透明感や光沢があるので、天然歯のような自然で美しい詰め物や被せ物を作ることが可能です。またファインセラミックス以外にジルコニアを使うこともあります。ジルコニアは人工ダイヤモンドや包丁にも使われているセラミックの一種で、ファインセラミックスよりもさらに強度があります。オールセラミック治療では金属を使用しないため、金属アレルギーを持つ人でも安心です。

メタルボンド

金属とセラミックを使用して作成した被せものやブリッジをメタルボンドと言います。枠や土台はメタル(金属)でできており、外側はセラミックで覆われています。オールセラミックよりも比較的安価な費用で治療できます。

ダイレクトボンディング

セラミックとレジンを混ぜ合わせたハイブリットセラミックを使う治療方法です。小さく歯を削った箇所や、歯が少し欠けてしまったり、歯と歯の隙間が気になるといった場合にこの治療方法が適応できます。透明感のあるセラミックをレジンと混ぜることで、天然歯のような色味を再現できます。

ホワイトニング

歯の色を白くする治療です。ホワイトニングには様々な方法があり、歯科医院でホワイトニング剤を塗り、光を照射する「オフィスホワイトニング」や、マウスピースにホワイトニング剤を入れて自宅などで着ける「ホームホワイトニング」、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングのどちらも行う「デュアルホワイトニング」などがあります。また着色汚れなどを専用の機械で落とす歯のクリーニングや、ラミネートベニアなども歯を白くする治療としてホワイトニングに分類されることがあります。

歯列矯正

歯並びをきれいにする治療です。歯並びが悪いと見た目だけでなく噛み合わせも悪くなってしまいます。噛み合わせが悪いと食べかすや歯垢が溜まって虫歯や歯周病を引き起こしやすいだけでなく、体のバランスが悪くなり頭痛や肩こりがひどくなるなど様々な箇所に悪影響を及ぼします。歯列を矯正することで、噛み合わせも良くなる可能性が高まります。歯列矯正には、ワイヤーとブラケットを使った「ワイヤー矯正」と、マウスピースを使った「マウスピース矯正」があります。

この他にも医院によっては「歯茎の黒ずみ除去」「ガミースマイル治療」「ヒアルロン酸注射」なども審美歯科治療として取り扱っていることがあります。

治療費

審美歯科治療は基本的に自由診療であり、健康保険は対象外です。そして使用する素材によって費用が変動します。ですが治療する歯の位置や、先天性疾患と認められた場合は健康保険が適応できるケースもあります。

審美歯科のメリット

審美歯科の治療にはラミネートベニアやオールセラミックなど様々な種類があり、それぞれの治療にメリットがあります。例えば虫歯になり被せ物をつける場合、健康保険を適応した上での診療は基本的に銀合金を使用します。銀合金は銀色なので見た目が自然な被せ物にはなりません。また金属アレルギーがある人には使用できない素材です。審美歯科ではセラミックなどを使って、天然歯のような自然で美しい見た目の歯にすることができます。そしてオールセラミックを選択すれば金属を使わずに被せ物が作成できるので、金属アレルギーを引き起こす心配もありません。またセラミックは表面がツルツルしているので、天然歯よりも食べかすや歯垢がつきにくく、虫歯や歯周病になりにくいのが特徴です。審美歯科は見た目に美しい治療ができるだけでなく、健康面においてもメリットが多いのです。そして見た目が美しくなることは精神面にも良い影響を与えます。例えば歯並びが悪かったり、前歯の黒ずみが気になると、人前で歯を見せて笑うことに抵抗感を持つ人は多いです。そこで審美歯科治療によって歯並びが良くなったり、白くてきれいな歯を得ることができたら、歯のことは気にせず人前で笑えるようになれます。見た目の美しさを得ることは精神の充実も得ることができるのです。

審美歯科のデメリット

前述の通り審美歯科での治療は基本的に自由診療です。そのため治療によっては費用が高額になることがあります。また審美性の高い素材を使って治療しても、その後の口腔ケアがしっかりできないと変色してしまいます。そして詰め物や被せ物はどんな素材も永久的に使用できるものではありません。定期的に歯科医院を受診し、メインテナンスを行いましょう。

セレック治療について

セレック(CEREC)はCEramic REConstructionの略で、ドイツで開発されたシステムです。光学式3Dカメラを使用して口腔内を撮影し、コンピューター上で設計を行い、ミリングマシンという3Dプリンターのような物を使ってセラミックの被せ物を作ることができます。ミリングマシンはセラミックを削り出して形を作ります。通常、被せ物を作るときは型を取り、その歯型を元に歯科技工士が被せ物を作成するので、工数がかかります。そこでセレックを使用することで、被せ物の設計から作成までをセレック1つで完結することができ、工数を短縮することができます。また1回の通院で被せ物の装着まで完了することが多いので、患者さんの負担も減らすことが可能です。機能的にも優れており、セラミックの美しい被せ物があっという間に作成できるため、審美歯科を取り扱う歯科医院ではセレックを導入しているところがここ数年で増えています。

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