いしはた歯科クリニック 院長 石幡 一樹 | 歯医者の選び方 | 歯医者がおすすめする歯科医院
2017年2月23日
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顎関節症に関して、正しい噛み方、あごの使い方の原因療法を行っているいしはた歯科クリニック。現状取り扱いの少ないコーヌス義歯も扱い患者さんの選択肢を増やしています。そんな石幡先生に本日はインタビューさせていただいた。

―先生が歯医者を志したきっかけは?

父が東京医科歯科大学の勤務医時代で、私が5歳くらいの時に母の治療について行きました。普段の私服姿の父とは違い仕事の時の白衣姿がとてもかっこよかったのが記憶に残っています。
また、小学生の時に友達の家に遊びに行き、父親の仕事について聞かれて、ほかの友達がサラリーマンと答える中で、歯科医と答えたときに友達の母親の反応がよくて、歯科医という仕事に憧れました。
特に父から歯科医になるよう強制されたわけではないのですが、やはり父の影響が大きく歯科医を目指しました。 人として1番尊敬しているのも父ですね。

いしはた先生2枚目

―いしはた歯科クリニックの特徴を教えてください。

顎関節症に関して、正しい噛み方、あごの使い方の指導に力を入れています。歯が悪くなったのを治すのが歯医者の仕事ですが、そもそもその歯を悪くさせない考え方が、顎関節症を治す考え方とそのままイコールで派生していきます。
現状奥歯で噛むのが正しいと思っている人が多いのですが、それがそもそもの間違いです。
医科歯科大学にいたときに、私は部分入れ歯の科にいまして、父はそのOBなのですが、入れ歯になる人たちの噛み方がどうなっているかを調べてみたところ、奥歯ばかりで噛んでいて、その奥噛みした歯から壊れており、前歯だけが綺麗に残っていました。
私の父は博報堂の歯科診療所所長もしていました。博報堂は当時定年が60歳だったのですが、歯周病も虫歯も60歳までまったくない人がいて、そういう人がどういう歯の使い方をしているかと調べみたところ、前歯もきちんと使っていて、顎が右前方にも左前方にもスムーズに動き、噛む場所が偏っていませんでした。そのような人たちが1人や2人ではなく何十人もいました。
その両極端なところを見て、統計的にも、モノを噛む時に奥歯だけではなく前歯も使っている人が虫歯にも歯周病にもなりにくいという裏付けがとれました。
そして、その考え方と顎関節症の治療がイコールでした。
顎関節症を治す方法が下あごの使い方なのですが、まず頭蓋骨があって、上あごは頭蓋骨と地続きになっているので、上あごが右や左にずれることはありえません。下あごは顎関節を介して上あごにぶら下がっている状態なので右や左に自由に動きます。下あごの使い方が偏った人は、偏った側から悪くなっていきます。なので、あごを逆の方向に動かして、逆側で噛むように指導します。下あごの使い方を正しくすることで歯の長持ちにつながります。入れ歯にならないようにするための行動が前歯をうまく使うこととリンクしています。
今は浦和や所沢、流山、松戸、調布、八王子、1番遠いところですと山形などの遠方から顎関節症を治してほしくて、ネットで調べて、来院してくれる人がいます。15年間顎関節症でどの病院に行っても痛みがおさまらなかった人も来院いただきおさまりました。
自分のあごの癖を知り、癖がでないように下あごの使い方を覚えれば、再発もしません。今世の中に流通している顎関節症の治し方というのは、その場しのぎといいますか、対症療法であって、原因療法ではありません。
顎関節症は基本的に寝る時の姿勢やほお杖のつき方や、噛み方が原因です。その噛み方が偏るとあごがそっちにしか動かなくなってしまい、その時に痛みが出たり、音が出たり、口が開かなくなるという症状がでてきますので、その逆のことをすればいいいだけなんです。
患者さんに教育ではないですが、不適切な位置にある下あごを適切な位置に矯正する必要があります。あごの使い方の癖を患者さんに伝え、そうならないようにあごの使い方と正しい噛み方を説明します。基本的には対症療法のような痛み止めを処方せず、診療台に座った段階で、あごの使い方、正しい噛み方を教えると「先生痛みがとれました」と言っていただけます。そういった正しい噛み方、あごの使い方の指導をしているのは全国でもここだけと自負しています。
また、入れ歯に関しては、東京医科歯科大学の部分床義歯補綴学で、コーヌス義歯を学びました。
保険の入れ歯というのは歯にバネがひっかけてあるだけなのですが、それは本当に引っかかっているだけで簡単に外れます。例えば、おもちを食べると浮いてしまいます。まれにおもちを噛めるという人もいるのですが、それは入れ歯というのがそもそも道具なので道具をうまく使える方と使えない方がいます。そういったお話を必ず患者さんにしています。
コーヌス義歯のメリットは、金属と金属の摩擦力が強いので簡単に外れませんし、しっかり噛めます。おもちやアワビ、たこ、ステーキが噛めます。さらに長持ちもします。
私の父と医科歯科大学にいた先生方が1980年くらいに、来ていただいた400人くらいの患者さんに対して、部分入れ歯を何年間くらいで作り直しているか調べた研究があります。するとだいたい4年間で部分入れ歯は7、80%の人が作り直していました。ただコーヌス義歯だと10年~15年、父の時には30年もつケースもありました。
インプラントほどではないかもしれませんが、インプラントはやりたくても全身的な問題でできない人もいますし、インプラントに対してのネガティブな報道の影響によりやりたくない人が増えていたり、インプラントは外科処置なので、その外科処置をそもそもやりたくない人もいます。
そのインプラント登場前に最強だったのがコーヌス義歯でした。部分入れ歯をきちんと勉強していないとコーヌス義歯は扱えません。いい加減にやるといい加減な結果になるので、なかなか扱える人が少ないのが現状です。
当院ではコーヌス義歯も扱っており、インプラントだけを勧めるのではなく、インプラント、ブリッジ、保険の入れ歯、保険外の入れ歯、見た目のいい入れ歯、コーヌス義歯といったように選択肢を用意して、その患者さんに合わせてベストなものを提示するのも当院の特徴です。こうした方がいいとは思いますという話はもちろんしますが、金銭的な上限があれば相談の上、その中でベストなものを探っていきます。

いしはた先生3枚目

―今後の歯科業界についてとその中での先生の展望を教えてください。

歯科業界は2極化すると思っています。
厚生労働省が国家試験の合格率を下げて、人数を減らそうとしていて、現時点でも流行っている歯医者と流行っていない歯医者の差が激しいのですが、それがもっと激しくなると思いますね。例えばラーメンを食べに行くときに空いているラーメン屋に入るかというとそんなことはないと思います。口コミがいいところ、有名なところに行くと思います。なので、ますます流行る医院は流行り、流行らない医院は流行らなくなっていくと思います。
また、超高齢化社会を迎えるので、今後は往診のニーズが増えていくと思います。私はまだ往診をやってはいないですが、来年あたりから訪問歯科をやっていきたいと考えています。ご家族に支えられて来院する人を見ると、自分から行ってあげる方が患者さんのためになることは明白なので、それはすべきだと思っています。
歯に関して1番言いたいことは、
「8万円の歯を入れたのに6年でだめになった」
「6年で」と言われる患者さんもいるのですが、それはとても残念です。
患者さんには「8万円の靴を買いました。毎日履きました。6年間もちますか?」
という話をしています。鞄だとそれが10万円だったとして、毎日使って5年間もったらすごいと思います。よっぽど鞄を何種類か持っていて使いまわしていれば、当然もちますが、1種類のものをそれだけをひたすら使い続けてしかも、口の中というのは歯ぎしりする人もいますし、食いしばったりする人もいて、けっこう過酷な環境なので、むしろ「6年ももってありがとう」という気持ちをもってほしいですね。日用品に例えて考えていただけるとわかりやすいと思います。
何に価値を求めるかは、その人の自由だと思います。ただ、元々綺麗な歯を持っている人に関しては、その歯を保つために、もう少し定期的に歯医者に通って、予防歯科を受診すべきですし、歯にお金なんかをという人もいますが、もう少しお口の中の健康に費用をかけてもいいんじゃないかなと思いますね。例えば、銀歯は適合が悪く、汚れもつきやすいです。定期検診で来た人だと、明らかにセラミックと銀歯を比べるとセラミックの方がツルツルで綺麗です。そこにお金の差が生まれるのは当然で、1泊3万円と1泊8,000円の旅館で同じサービスは受けられないのと同じです。さらに、銀歯は5年~7年で再治療が必要です。金額が許すのであれば絶対に歯の価値を考えた選択をして欲しいですね。
現状40歳で歯を失う人は虫歯、歯周病で失う人が多いです。 歯周病の怖いところは、歯がぐらぐらして固いものが噛めない、口臭がする、歯茎が膿んで痛いなどの症状が出てきた時には ある程度症状が進行してしまっていて、抜歯せざるをえない可能性があります。症状がなくて、口の中が綺麗だから自信があると言っている人こそ歯医者に行く方が、一生綺麗な歯が保てるということを伝えたいですね。

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