日高歯科クリニック 院長 日髙 豊彦 | 歯医者の選び方 | 歯医者がおすすめする歯科医院
2017年6月27日
日高歯科クリニック1枚目

東京SJCD (Society of Japan Clinical Dentistry)顧問
鶴見大学総合診療科臨床教授
東京医科歯科大学歯学部口腔保健学科口腔保健工学非常勤講師
歯学博士

著書
『Solutions for Dental Esthetic』クインテッセンス出版株式会社
『基本歯冠修復治療』医歯薬出版株式会社
『メタルフリー自由自在』月刊日高豊彦 , デンタルダイヤモンド社
『インターディシプリナリーアプローチを円滑に』株式会社ジーシー
『患者さんとの対話から導く診療計画立案』株式会社ジーシー
『デンタルカラーマネージメント 』デンタルダイヤモンド社
『診断と治療方針のコンセンサス』医歯薬出版株式会社
『プリベンティブペリオドントロジー』医歯薬出版株式会社
『Implant Ultimate Guide』278-295 , 医歯薬出版株式会社
『コンベンショナル レストレーションVol.2』医歯薬出版株式会社
『コンベンショナル レストレーションVol.1』医歯薬出版株式会社

講演、論文、メディア掲載多数

川崎市にて高度な歯科治療を提供している日高歯科クリニック。院長の日髙先生は、著書や論文も多数執筆されており、日本だけではなく2~5カ国語に翻訳され海外でも出版されています。また、臨床を行う傍ら、歯科医師への教育にも力を注がれています。そんな先生に本日はインタビューさせていただいた。

―先生が歯医者を志したきっかけは?

アジア全体の風潮として、高校生の時に一生の仕事を決めなければなりませんでした。その頃は、医者が多過ぎて、歯医者が少ない時代背景もあり、なんとなく歯学部に進学しました。
大学では5年生の後半から臨床実習といって当時は実際に患者さんを診るのですが、患者さんが非常に多かったため学生に診られるということになにも抵抗がありませんでした。
学生と分かっているのに、痛いのが治ると、「ありがとうございます」と頭を下げられ、すごく責任を感じました。痛いのが治らないと言われると、どうしたらいいのだろうかと真剣に考えるようになりました。そこから歯医者のおもしろさにのめりこんでいきましたね。

日高先生2枚目

―日高歯科クリニックの特徴を教えてください。

私が開業した頃の町の臨床はヨーロッパやアメリカからするとすごく遅れている状況でした。そこで、ヨーロッパやアメリカ並の臨床を日本でもちゃんとやろうと考えました。
ただ、アメリカと違って、当時の日本では、根管治療の専門医院や口腔外科の専門医院などはありませんでした。専門医院だと、開業しても食べていけないので、そもそも専門医院では開業できない状況でした。
私が作る病院では、矯正の先生、根管治療の先生、口腔外科の先生、それぞれ専門の先生を集めて総合歯科治療をやっていくことが開業の際の目標でした。それを実現し、今も変わらず高度歯科治療を患者さんに提供しています。
開業当初は、資料を集めて患者さんに現在の状況をお伝えし、どういった治療が妥当か説明をしても、ほとんどの患者さんが受け入れてくれませんでした。手術をしなければならない時も「歯医者が手術?」というのがほとんどの患者さんの反応でしたね。 それでも、中には歯を残したいから手術をしてくれという人もいましたが、当時は本当に少なかったです。しかし、説明をずっと続けていくうちに、驚く人は徐々に減っていきました。一般の患者さんの知識が増えたのと、当院が口コミで広がり、手術を含めた高度歯科治療を行う歯科医院という評判になったからだと思っています。

―今後の歯科業界についてとその中での先生の展望を教えてください。

保険制度は国民にとってはいいものです。
どこへ行っても日本人で保険証を持っていれば、同じ材料で、同じ治療が、同じ値段で受けられます。掛け金も生活を圧迫するほど高いものではないので、このような医療制度は世界中どこにもないと思います。ただ、そのせいである程度治療の内容が決められてしまっています。こういうケースにはこの治療法といったように、臨機応変な治療がなかなかできません。その枠の中で歯科医師も治療をやっていると、幅広い治療計画を立てられないシステムが根付いてしまっています。そういうところで、日本全体として欧米レベルの歯科治療ができているかという疑問はあります。
ただ、欧米レベルの歯科治療を完全に抜いている先生方も非常に増えてきたと思います。日本人は非常に優秀なので、欧米人のようにオリジナルで考えることは少ないのですが、技術をマスターするスピードもはやく、それ以上にうまく仕上げます。それは日本人の伝統だと思いますね。自動車もカメラも元々日本で生まれたものではないのですが、その技術をマスターしてくると世界でもトップクラスの商品を作っていることと同じだと思います。そういう先生たちがどんどん増えているので、世界トップクラスの歯科治療が日本でも受けられるところも増えていると思います。
では、その次に何がくるかというと、私が歯科医師になった時は、10年から15年は町の臨床は欧米から遅れていたのですが、遅れていた分だけ勉強する先生がいて、追いついて、追い越してきました。ただ、追い越してしまった以上、次の歯科治療はどういうところが大事なのか、どこまでやるのか、次はこうしようということを考えなければならないところまできています。歯科治療の技術的なところでオリジナルを考えなければなりません。多少オリジナルではなくても、やらなければならないことの1つとしては、介護を含めた高齢者歯科治療ですね。超高齢社会になっているわけですから、そのニーズが歯科にはあると思います。患者さんにどういう口腔内のケアをすればよいのか、世界の誰もすばらしい提案をしていません。すぐに日本から世界に発信できることなので、高齢者、体の不自由な方のQOLの実現が1つのキーワードになると思います。
歯科治療は、前歯の治療であれば自分が思い通りに綺麗になるというところで患者さんでも判断できるのですが、歯が痛いやうまく噛めないという部分は、痛みがとれさえすれば、良い治療を受けた気持ちにはなると思います。
でも、歯科医師側からすると痛みをとるだけの治療と痛みをとった後、その状態が10年、20年続く治療なのかは少し違うというのがあります。そういう意味で、この先生の仕事は安心していいということが分かる「歯医者の選び方」は大変意義があることだと思いますね。
今後の展望は、スポーツ選手でいうところの、現役から退きコーチ、監督をやれよと言われている状況ですが、最初はこういう職業なので生涯現役の選手でいたかったので、そういう役職をもらうことに私は抵抗感がありました。ただ、考えてみると私が一生懸命知識を増やして、技術を伸ばして、患者さんの望みを叶えられる治療をマスターしたとしても、1人で診ることのできる人数には限界があります。私と同じような知識を持ち、同じレベルの診療ができる人が増えてくれば、もっともっとたくさんの患者さんの希望を叶えてあげられるので、そういう指導者になることも意味はあるのかなと今は思っています。

医院紹介はこちら

日高歯科クリニック