むとべデンタルクリニック 院長 六人部 慶彦 | 歯医者の選び方 | 歯医者がおすすめする歯科医院
2019年2月2日

大阪大学歯学部補綴学分野非常勤講師
日本歯科審美学会 認定医、評議員、理事
日本補綴歯科学会 専門医
長崎大学歯学部補綴学分野 非常勤講師
昭和大学歯学部 招聘講師

頭蓋骨サンプルに対して歯科医師として初めて最優秀賞受賞
(神奈川県歯科技工士会主催 「テクニカルコンテスト95’」において)
2000年度QDT of the Year、優秀論文賞、臨床論文賞受賞
優秀発表賞(DENTSPLY賞)受賞
日本歯科審美学会のロゴマークをデザイン
Quintessence出版株式会社より、2000年QDT of the Year 優秀論文賞、臨床論文賞受賞

講演、論文、メディア掲載多数

約20年の間、大阪大学で研鑽を積まれてこられた六人部先生は、著書や論文を多数執筆されており、現在も大阪大学歯学部補綴学分野非常勤講師としても活躍されています。そんな先生に歯医者としての仕事に対する考え方・姿勢、患者様への思いをインタビューさせていただいた。

―先生が歯医者を志したきっかけは?

私が歯科医師になったのは父親がきっかけです。中学生の頃からモノづくりや絵を書くことが好きだったので、将来は絵師になりたいと思っていました。映画館でよく見た写実的な看板に憧れを持っており、当時は部屋に閉じこもり、勉強もせず、絵ばかり描いていました。美術の先生から父親宛に手紙が届き、美術の世界にスカウトされたこともあります。父親に将来の相談をした時に、「絵が上手いだけではご飯を食べていけないよ」と言われ、絵は趣味として続けていくことにしました。
私の父親は、歯の治療から技工まで1人で行う、こだわりを持った歯科医師でした。そんな父の姿を見ているうちに、私が好きだった事と歯科医療に相通ずるものがあると気付き、歯科医師を目指すようになりました。今まで厳しく育ててくれた母親も歯科医師の道に進んだ私を見て、一安心してくれました。
6年間の大学生活を送った後、根の治療分野、歯周病分野、保存分野、被せ物などの補綴分野、どの専門分野に進めばいいのか分からずに悩みましたが、父親の勧めもあり、大阪大学歯学部第一補綴科に進みました。最低でも5年間は在籍するように言われ、その後は父親の医院で働こうと思っていましたが、1年2年と勉強を続けていると自分のやりたいことが明確になり、気が付けば約20年間在籍することになりました。歯を作る事や学生教育も好きでしたが、もっと臨床量が必要だと思い、開業する道を選びました。

―むとべデンタルクリニックの特徴を教えてください。

開業するときに決めたルールが2つあります。
1つ目は「キープクリーン」といって、朝・昼は必ずスタッフ全員で掃除を行うことです。
2つ目は「約束した時間を必ず守ること」です。1分でも遅らせない、待たせないと決めていますので、無理やり詰め込んだようなアポイントや、所定の時刻から遅れて診察が始まるようなことをせず、プロとしての自覚・姿勢を崩さず、患者様と向き合っています。
優秀な技工士さんが美しく良い歯を作り、患者様のお口に入れることは他の医院でも出来ますが、当院は審美・補綴治療を得意とし、長期的な安定と周りの組織・歯茎との調和を心がけた治療を行っています。
カウンセリングでお聞きした症状に合わせて治療計画を立案し、長年の成果で得た独自のテクニックを駆使しています。保険治療と自費治療で治療内容を差別化して診療する先生もいらっしゃいますが、当院ではそういったことを一切せず一人ひとりの患者様にしっかりと時間をかけています。
たくさんの情報がある中から当院を選んで頂き、ご来院頂いていますので、万が一、納得いただけない場合には何度でもやり直しを行い、アフターフォローまで患者様とお付き合いさせていただきます。
最近は、歯科医師の先生や、他医院の歯科衛生士や歯科助手など、歯科業界の関係者もご来院頂いています。一番近くで見ているスタッフが、自身の働いている医院の治療を受けたくないと思われないよう、信頼される治療を患者様にも行っていきたいと思います。

―今後の歯科業界についてと展望を教えてください。

現状、歯科医院の数はコンビニより多く、都内では、一日一件のペースで閉院していると言われている中で、残念なことに治療技術や勉強熱心な医院が閉院に追い込まれてしまっています。インターネットなどで情報が錯綜し、疑心暗鬼に陥っている患者様もいらっしゃいますので、今後は患者様側が相談できる情報機関が必要になってくるかと思います。
年に一度、大阪大学の非常勤講師として学生達に講義する機会があります。「歯医者になるために、なぜ模型実習が必要なのでしょうか?」と質問してみますがなかなか答えが返ってきません。歯の形を知らなければ、噛み合わせの治療はできませんし、根本的なことを知らずに、全て技工士に任せる歯医者にはなってほしくないので模型実習が必要なのです。歯科医師の仕事は聴診器を当てて診断を行い薬の処方をするような仕事ではなく、手を携えて治療が成り立ちます。これからの歯科医師はその中で他の医院との差別化を考えなければなりません。
現在デジタル化の流れが業界に広がっています。技工物を作る仕事のデジタル化が進みますが、治療がデジタル化することはありませんので、技術がなければこの業界で生き残っていくのは難しくなると思っています。 私たちの仕事にゴールはなく、常に研鑽を積み、患者様に合わせた治療計画を模索し続け、手を動かすことが大切だと思います。私自身も、楽をせず、一生勉強する姿勢で仕事に取り組んでいきます。この仕事が天職だと思っていますので技術を磨くアナログ人間で有り続けたいです。
『同業者に見られても恥ずかしくない仕事』をすべきと思います。

医院紹介はこちら