浜島歯科医院 院長 浜島 秀徳 | 歯医者の選び方

一人ひとりの患者さんとの時間をとても大切にされている浜島先生。患者さんの中には約30年も通われている方もいらっしゃるそうです。そんな先生に医院の特徴や今後についてなどインタビューさせていただいた。

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日本歯周病学会 専門医

先生が歯医者を志したきっかけは?

雇われて働くサラリーマンだと定年があります。自分で引き際を決められない定年のあるサラリーマンが嫌で、何か自分でできる仕事をしたいと思っていました。高校生になって、自分でできる仕事の中で何を選ぼうかと考えた時に、父親が医師だったので、医療関係の仕事がいいなと思って歯科医師の道に進みました。

浜島歯科医院の特徴を教えてください。

患者さんと一生のお付き合いをする気持ちで診療しています。いい加減な治療をしていては結果が出ないので、長い付き合いにはなりません。長い付き合いをすることで、患者さんが年齢を重ねた時に口の中がどうなっていくのかを見据えて治療ができるので、一生自分の歯で噛めるようにしてあげることができます。患者さんの中には、私が大学にいたときからの患者さんもいますし、開業当時、幼稚園、小学生だった子が今母親になって自分の子どもを連れてきてくれる方もいらっしゃいます。
治療が終わって、また悪くなってから来てくださいは無責任です。ちゃんと患者さんと向き合い、これから先の人生で、悪くなりそうな原因を1個1個つぶしていくことが大切です。自分でも気づいていない癖などが、若い頃は問題がなかったとしても、30年、40年、50年と経ったときに色々な問題が起こってきます。その問題が起こらないように、問題が起こるにしてもできる限り先になるように一緒に考えていくことを心がけています。
どんな症状の患者さんであってもお時間は約1時間とるようにしています。患者さんが口の中で今日はなにをやったのかをわかって帰っていただくためにしっかりと説明し、治療後のアフターケアやホームメインテナンスのアドバイスなどもしています。
なるべく削らない、いじらないことが1番です。極論歯科医師が治療しない状況であることの方が患者さんにとってもいいはずです。口の中に悪いところがない状態が最高なわけです。お口の中のケアは歯科医師がするのではなく、ご自身です。それができているのかを確認しに行くのが歯科医院です。ブラッシングだけでなくフロスなどのホームメインテナンスの重要性を患者さんに伝え、ご理解いただいた上で、患者さんに合った磨き方を一緒に考え、指導していくことにもしっかりと時間を取っています。

今後の歯科業界についてと展望を教えてください。

現状はメインテナンスだけでは食べていくのが簡単ではないので、今の保険制度の改正も考えうるところです。
A歯科医院とB歯科医院があったとします。A歯科医院に通っている患者さんはみんな悪いところはありません。むしろ良好です。B歯科医院に通っている患者さんはみんな歯に悪いところがあって治療のために通っています。どちらの歯科医院に通いたいですか。通っている患者さんの口の中が健康的な歯科医院の方が行きたいですよね。アメリカみたいな大きな国では、それぞれ州ごとに法律が違い、歯科の教育方針も違うので難しいと思いますが、日本は島国なので、法律は1つで、歯科の学校教育方針も1つです。だから、学校教育を変えて、どうやって患者さんが悪くないようにするのかみんなで考えて向かっていけば、国民にとってはすばらしくいいものになるんじゃないと思っています。
今後に関しては、これまでの患者さんの信頼を裏切らないように、一人ひとりの患者さんと向き合って、一生懸命治療していくだけですね。

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