関口歯科医院 院長 関口 武三郎 | 歯医者の選び方

1975年に開業して以来、47年以上にわたって地域医療に尽力されてきた関口先生。「温もりの医療」を理念として、スタッフ全員がプロ意識を持って診療にあたられています。今日は院長の関口先生に医院の特徴や今後についてなどインタビューさせていただいた。

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スタディグループ「17会研修会」代表

著書:虫歯がいたい君に

先生が歯科医師を志したきっかけは?

私の祖父は私と同じ「武三郎」という名前で、明治の頃に新潟県で医師をやっていました。その息子である私の父親は医師ではなく別の道に進んだこともあり、私を祖父と同じ「武三郎」と名付け、医師になることを望んでいたようです。そういった経緯から、医師を目指していた時期もありましたが、様々なご縁があって日本大学の歯学部に進学し、歯科医師になりました。今となっては歯科医師になってよかったですし、天職だと思っています。

関口歯科医院の特徴を教えてください。

当院は「温もりの医療」を理念として、目の前の患者さんが自分だったら、家族や友人だったらどうするかということを常に念頭に置いて診療にあたっています。私だけでなく、スタッフ全員が同じ思いを持ってやっているので、誰が担当してもご満足いただけると思います。
院の近隣にも多くの歯科医院があり、患者さんもふらっと立ち寄るというよりは、他の患者さんから話を聞いたり、事前にインターネット等で調べた上で当院を選んでいただけているので、そのご期待に応える義務があると思っています。歯科なので多少は痛い思いをするかもしれませんが、少なくとも帰るときにはここに来てよかったなと思ってもらえることを大事にしています。患者さんのお話をよく聞くことはもちろんですが、言いたいことがあるけれど言えないという方もいるので、対等な立場でお話して、なんでも言い合えるような関係性を築けるように心がけています。
診療科目は矯正以外の歯科全般に対応しており、特に義歯に力を入れています。大学病院では口腔外科を学び、開業後に義歯のスペシャリストであった村岡博先生と出会い義歯が好きになりました。
義歯はとても高度な技術が必要で、高い費用をかけたり、良い材料を使ったり、金属床で作ったからといって良い義歯ができるというわけではありません。長年の経験、知識、技術を活かして、患者さんにピッタリ合う義歯を作製しています。
当院では親知らずの抜歯も行っていますが、難しい症例の場合は提携している病院がありますので、ご紹介させていただいています。
ご自身の歯に関心を持っていただくことが1番の予防と考え、当院では1978年から独自に院内新聞「はははの新聞」を毎月発行しています。毎月担当のスタッフがお口の健康を守るための様々な情報やスタッフの身の回りに起こった出来事などを掲載しており、今まで一度も休むことなく続けています。その甲斐もあってか歯科に対する意識の高い患者さんが増え、3人に2人は歯石取りなどのメンテナンスだけで通院していただけています。

今後の歯科業界についてと先生の展望を教えてください。

当院に来ていただく患者さんは先ほどもお話したように、歯が痛かったり、入れ歯が合わなくて来られる方よりも、歯石取りなどのメンテナンスで来られる方がほとんどです。歯科というのは、健康を守るための科です。健康志向が高まる中で、病気を治すために通うのではなく、予防のため、さらにはより健康になるために通うところと思ってもらえるようになれば、歯科医院は将来有望な医療機関として残っていけると思っています。

歯科が本当に好きなので、休診日で予定がないことが1番嫌です。休みの日にも医院に来ると落ち着きます。歯科医師は天職だと思っているので、目が見えて手が動く限り歯科医師を続けていきたいと考えています。

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