佐藤歯科医院 院長 佐藤 毅 | 歯医者の選び方 | 歯医者がおすすめする歯科医院

埼玉医科大学の歯科口腔外科で診療部長を務める傍ら、「佐藤歯科医院」の院長として専門性の高い治療を提供されている佐藤毅先生。日本口腔外科学会の指導医・専門医などの高度な資格も取得されています。そんな先生に医院の特徴や今後についてなどインタビューさせていただきました。

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歯学博士
日本口腔外科学会 指導医 専門医
日本顎関節学会 指導医 専門医
日本口腔科学会 指導医 認定医
日本歯周病学会 認定医
埼玉医科大学 口腔外科学教室 准教授
埼玉医科大学 歯科口腔外科 診療部長

先生が歯科医師を志したきっかけは?

私の父親がこの場所で、歯科医師をやっていた影響が大きいです。幼少期から父親が診療する姿を見てきたので、自然と歯科医師の道を志していました。

佐藤歯科医院の特徴を教えてください。

当院は私の母方の祖父が昭和10年頃に開業した80年以上の歴史がある歯科医院です。昨年父親が亡くなったことをきっかけに、通っていただいていた患者さんを引き続き診て差し上げたいという思いと受付をしている母親に会いに来てくれる患者さんもたくさんいたので、毎週水曜日と隔週土曜日午前中限定での診療になりますが、医院を継ぐことにしました。

私は現在埼玉医科大学の口腔外科に在籍して19年目になります。そこでは歯科口腔外科の診療部長をしています。長年臨床と研究を続けてきましたので、例えば、粘膜の病気から癌になる可能性があるかを早期発見できるなどの知識・技術を持っています。その裏付けとして、日本口腔外科学会の専門医と指導医の資格を取得しています。また、それ以外にも、顎関節学会の専門医・指導医、日本歯周学会の認定医の資格を取得しているので、当院で専門性の高い治療を受けていただけるところが特徴です。ただし、当院が現在毎週水曜日と隔週土曜日午前中限定での診療なので、大がかりな処置が必要なケースや、翌日の対応が必要な症例などは、適切な医療機関をご紹介させていただきます。

患者さんと接する際は、口腔外科での基本ですが、診断をきちんとすることを心がけています。痛みを訴えて来院された患者さんの痛みの箇所が本当に歯なのか、別の部位なのか、あるいは精神的なものなのかなど判別できるよう、しっかりとお話を聞かせていただき、病歴や身体所見、口腔内所見から総合的に診断しています。また、ご高齢の患者さんの場合、お薬を飲まれている方も多いので、内科の先生とお手紙のやりとりをさせていただいたりなど連携をとりながら診療しています。

今後の歯科業界についてと先生の展望を教えてください。

高齢化社会になり、全身的な病気を抱えられている方が増えたので、そこに対応できる知識がより重要になってくると思っています。昔は虫歯だけ治療していればよかったのですが、虫歯治療の際の麻酔一つとっても、麻酔薬を入れていい状態の身体なのか等の配慮も必要になってきます。また、患者さんが薬を飲んでいたことを把握しておらず、その薬剤の副作用で全然治癒しないというケースもあります。そういった細かい内科的な病気や薬についての知識があるかどうかも今後は求められていくと思います。

今後に関してですが、私は歯科衛生士の活躍できる場がもっと広がればと思っています。今の歯科衛生士は、例えば、歯ブラシ指導や歯石取りなど歯周病の治療がメインなのですが、顎関節の診療を歯科医師と一緒にサポートするというのも新しいテーマになってきています。また、歯科衛生士が麻酔もできるようにすべきという動きもあります。一般開業医だけでなく総合病院、大学病院などの色々な科があるところでも活躍できる歯科衛生士が増えることで、医療全体の底上げにもつながるので、そのお手伝いができたらと考えています。

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