MIデンタルクリニック三宿池尻 医療法人社団 MIDC 理事長 岸川 隆蔵 | 歯医者の選び方 | 歯医者がおすすめする歯科医院

MI(ミニマル・インターベーション)の概念を大事に、東京医科歯科大学と同等の治療を三宿で提供している岸川先生に本日はインタビューさせていただいた。

岸川先生1枚目

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経歴
1999年3月 東京医科歯科大学歯学部歯学科卒業
2003年3月 東京医科歯科大学大学院博士課程修了 博士(歯学)
2003年4月 東京医科歯科大学 う蝕制御学分野 医員
2006年4月 東京医科歯科大学大学院 う蝕制御学分野 助手
2007年4月 東京医科歯科大学大学院 う蝕制御学分野 助教
2011年9月 東京医科歯科大学大学院 う蝕制御学分野 非常勤講師
2004年3月~2011年3月 日本銀行本店医務室 嘱託歯科医師

所属学会・団体
日本歯科保存学会 専門医
日本接着歯学会
日本歯科審美学会
日本レーザー歯学会
日本口腔インプラント学会
日本歯周病学会
IADR(International Association for Dental Research)

発表論文多数

先生が歯医者を志したきっかけは?

岸川先生2枚目

子どもの頃虫歯が多く、幼稚園から大学1年生まで、地元横須賀の近所にあった神奈川歯科大学付属の小児歯科に通っていました。幼稚園の時から長年通っていたこともあり歯科医の先生も衛生士さんも、私をとてもかわいがってくれました。そのおかげで、憧れの職業が歯医者さんになっていました。初めて来たときは、小さなお子さんであっても、その子が成長して、学生、社会人になって、結婚してもずっとその過程を見続けることができます。患者さんと共に年を重ね、お付き合いを通して健康のサポートを長くしていくことができます。そんな、人の役に立てていることを直接的に感じることができる仕事なのでとてもやりがいを感じています。

MIデンタルクリニック三宿池尻の特徴を教えてください。

私は13年間にわたって東京医科歯科大学歯学部のう蝕制御学分野という医局で、臨床、研究および学生教育に携わり、その後開業しました。その医局では「ダイレクトボンディング」という治療法を得意としており、それに付随して歯をできるだけ削らない歯科治療、最小侵襲治療MI(ミニマル・インターベーション)の概念を大事にしています。
「ダイレクトボンディング」とは、コンポジットレジンという白い樹脂を用いて歯の欠損を補う虫歯治療です。
昔は歯医者さんに虫歯の治療に行くと、銀歯にされてしまうことが多く、健康な部分まで削っていました。ダイレクトボンディングを用いると、虫歯のみを削った後レジンと同成分の接着材を歯にしみ込ませ、そこにペースト状の白い充填材を詰めて固めるので、余計なところを削る必要がありません。また、充填材自体が歯と一体化することにより強固に接着されることで、見た目的には、自然に仕上がり、治療していないかのようになります。また、最小限の侵襲で済むことも最大のメリットです。
現在、多くの歯科医院が行っていますが、口の中でレジンを歯と同じ形状にするのは、歯科医師の経験やスキルが大きく影響してきます。いわば名人芸。非常に高度なスキルが必要です。その点において、最新の研究データに基づいたベストな方法で日々修練してきましたので自信を持っており、一般歯科の開業医の先生に対しても講演をやらせていただいております。開業して5年が経ち、削らないことに対して関心を持っている患者さんが多く来院され、満足いただいております。

今後の歯科業界についてとその中での先生の展望を教えてください。

岸川先生3枚目

歯科業界は2極化していくと思います。自分のクリニックだけをしっかりとやる先生と分院展開を行い、自分の考え方、やり方を組織として広めたい先生に分かれていくと思います。私は自分の目が届く範囲でやりたいので、一つのクリニックだけをしっかりとやっていきたいです。
また、インターネットの情報を患者さんが得やすくなり、より専門的な分野で歯科を選ぶことができると思います。 その中で、私がやっていきたいと思うのは、患者さんのために、MI治療や接着の技術を活かした治療を追求し続けていくことです。
材料や道具の進化によって歯科治療というのは変わっていきます。その変化に対しての研鑽は常にしていかなければならないのですが、新しいものが出てきたからといって、すぐに飛びつくのではなく、自分の中でまず取捨選択しなければなりません。人がいいと言っていたから使うというのは、間違いだと思います。最終的に治療を選択するのは患者さんですが、患者さんが正しい選択をするために、歯科医師は正しい情報を与えてあげることも大事な仕事です。そのためにも自分自身が正しい情報を持っていないといけません。常に情報はアップデートされていくので、新しい流れに対応し、常に先端の技術に触れる機会や環境を保っていくために、大学とは常に連携し、勉強会や学会に積極的に参加することが重要だと考えています。
卒業後に大学の医局に残ったことも正解でした。医局に所属し初めて医局の考え方をしっかりと理解し、それを踏襲することによって、開業したときに形あるものが作れたのではないかと思っています。
また、このクリニックを大学病院時代の集大成とし、東京医科歯科大学とまったく同じレベルの治療を提供するという思いを持って開業しました。開業して5年が経ちますが、さらに10年後でも納得できる治療をするために、日々研鑽してまいります。

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