歯科医師になる理由・きっかけは?現役歯科医師92人に聞きました【第2回】 | 歯医者の選び方 | 歯医者がおすすめする歯科医院

入学や進級で新たな一年が始まる学生や、新たな世界へ一歩踏み出す新社会人など、春は様々な物事がスタートする季節です。そんな春真っ盛りの4月18日は、日本歯科医師会が認定した「よい歯の日」であり、この日は全国の歯科医院でよい歯にまつわる様々なイベントやPRが行われています。そこでよい歯の日に寄せて、現役歯科医師92人に「あなたが歯科医師になったきっかけは?」というアンケート調査を行いましたので、その結果をご紹介致します。こちらの調査は2019年に1回目を行っており、今回で2回目となります。前回と比較すると、2位以下の順位も変動しており、今回はとある項目が2位にランクインしています。こちらの記事が読み終わったら、ぜひ前回の記事も御覧ください。前回の記事はこちら→https://www.shikaosusume.com/19376/

歯科医師になったきっかけの1位は?

<調査結果サマリ>
・私の祖父も父も歯科医師で、子供の頃から歯科医院を身近に感じていました。
・歯科家系で、地域に対する使命感がありました。
・小さい頃から人の役に立ちたいという思いがあり、人をダイレクトに救う医療系の仕事に就きたいと思っていました。
・先祖代々医師の家系で、すごく尊敬していたので、私も同じ医療系の仕事に就きたいと思いました。
・私の自宅の近くにあった歯科医院の先生がきっかけです。
・幼少期から手先が器用で、叔父から歯科医師が向いているのではと勧められました。

アンケート結果を御覧ください。

あなたが歯科医師になったきっかけは?

【1位】親族に歯科医師がいる:44人
【2位】医療に興味があった:18人
【3位】身近に医療関係者がいる:13人
【4位】子どものときに治療を受けた先生に感銘を受けて:9人
【5位】細かい作業が好きだったから:4人
【6位】その他:4人
(アウトオブザボックス調べ)

現役歯科医師92人に「あなたが歯科医師になったきっかけは?」という項目でアンケート調査を行ったところ、第1位は「親族に歯科医師がいる」という結果になりました。父親や祖父が歯科医師だったという人が多いですが、「叔父が歯科医師だった」「兄弟が歯科医師になった」という先生もいます。幼い頃から身近な人が歯科医師として働いている姿を見て、自然と歯科医師を志すようになったという意見が多くありました。

歯科医師になったきっかけ:2位以下は?

歯科医師になったきっかけの第2位は「医療に興味があった」です。幼い頃から医療の分野に興味があり、様々な医療の仕事を知っていく中で歯科医師を選んだという先生が多かったです。また進路を決めるにあたって、工学や美術など別分野に進もうとしていたけれど、周囲の人に勧められて歯科医師という職業に興味を持ち、進路を決めたという回答もありました。

第3位は「身近に医療関係者がいる」です。両親や兄弟、家族ぐるみで仲の良かった友人の両親など、子どもの時から身近に医師や医療関係で働く人がいて、医療の仕事に興味を持ったという回答がありました。皮膚科医や内科医など、歯科とは分野が異なりますが、医師として働く家族が、多くの患者さんを救っている姿を見て自分も憧れたという先生が多かったです。

第4位は「子どものときに治療を受けた先生に感銘を受けて」です。幼い頃に通っていた歯科医院の先生が優しく、治療が怖いという気持ちを持たずに通い続けることができた過去から、自分も患者さんに優しい歯科医師になると決めたという先生がいらっしゃいました。幼少期にお世話になった歯科医師との思い出から、歯科医師という職業に興味を持ち、将来はお世話になった先生のような歯科医師になりたいと思ったという回答が多かったです。

第5位は「細かい作業が好きだったから」です。子どもの頃から手先が器用で、細かい作業が好きだったところ、両親や教師から歯科医師に就くのを勧められた、という先生が多かったです。また美術が好きな先生や、機械などの工学分野が得意だったという回答がありました。

まとめ

今回で2回目となる「歯科医師になったきっかけは?」というアンケート調査ですが、第1位の「親族に歯科医師がいる」は92人中42人という結果になりました。身近に歯科医師がいることで、幼い頃から歯科に興味を持ったり、将来は歯科医師になりたいと自然に考えるようになった先生が多いようです。第2位の「医療に興味があった」という回答では、治療をして、人を健康にするという「人のためになる仕事」に就きたいと考えたときに、歯科に興味を持ったという先生もいました。その他の回答には、「父から兄は医師、自分は歯科医師になるよう勧められた」「友人の兄が歯科大学の教授で、歯科大学を受験してみたら?とアドバイスをもらった」という珍しいエピソードもありました。また今回の結果から、家族の仕事をしている姿や、幼少期の歯医者さんの思い出が、将来の夢に関わっていることがわかります。今回のアンケートで回答を頂いたどの先生も共通して、患者さんの歯と健康を守るために、日々研究を続けられています。口は人が食べ物から栄養を取るために必要で、歯があることによって食べ物を噛み砕くことができ、体内へ栄養を取り入れられます。歯が弱ってしまうと、食事も楽しめなくなるかもしれないのです。歳をとっても生き生きと過ごすために、歯は生きていく上で重要な身体のパーツです。歯が痛くなくても定期的に歯科医院へ行き、検診やクリーニングを受け、健康なよい歯を保ちましょう。

調査方法:訪問面接調査
調査対象:30~70代男女現役歯科医師92名
集計期間:2019年3月20日~2021年3月31日

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