2022年11月20日から、FIFAワールドカップ2022カタール大会が始まりますね。普段からのサッカーファンだけでなく、非常に多くの人が日本代表チームの試合を楽しみにしているのではないでしょうか。そしてワールドカップの約2週間前、11月8日は「いい歯の日」があります。今年もこの季節がやってきました。歯の状態が気になるという方も、特に気ならないという方も、いい歯の日をきっかけに毎日の歯磨きについて見直してみませんか？そこで今回も「いい歯の日」にちなんで、歯科医師に「日頃から愛用している歯ブラシ・歯磨き粉」についてアンケート調査を行いました。第1回目では84人、第2回目では110人の歯科医師にご参加頂いた本調査ですが、第3回目となる今回は過去最多である146人の歯科医師からご回答頂きました。その貴重なアンケートの結果をもとに、歯ブラシ、歯磨き粉のそれぞれをランキング形式でご紹介します。

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＜調査結果サマリ＞

■歯ブラシ

• クラプロックスは、マイクロファイバーの布巾でテーブルを拭くように汚れをぬぐい取れます。
• タフト24は値段も手ごろで、形も良いので磨きやすいところがポイントです。
• 安価で使いやすい歯ブラシのCi702をリピートしています。
• プロスペックは使い勝手の良さだけでなく、毛の硬さや大きさも良かったです。
• コンパクトで持ちやすい歯ブラシならルシェロがおすすめです。
• 丈夫でカラーやヘッドのバリエーションも豊富なTepeは家族全員で使えます。
• システマはヘッドが小さめで歯間も磨きやすいです。
• 電動歯ブラシならソニッケアーを使っています。
• 毛先がやわらかく、歯肉が傷つきにくいタフト24が使いやすいです。
• バトラーは歯肉ケアもしやすい毛先やヘッドが気に入っています。

■歯磨き粉

• フッ素濃度が濃いチェックアップを使っています。
• ルシェロホワイトは使い続けていくと着色汚れがつきにくくなります。
• 高い殺菌力と研磨剤の入っていないコンクールを愛用しています。
• SP-Tは歯周病・虫歯予防に最適です。
• 低刺激で研磨剤や発泡剤が入っていないPG STOPが歯に優しいです。
• アパガードリナメルは着色予防と虫歯予防ができます。

歯科医師が使っている歯ブラシの第1位は「ルシェロ」

今回は、前回調査時よりもさらに多い146人の歯科医師に、「普段使っている歯ブラシは？」とお伺いしました。その結果、1位は「ルシェロ」、2位は「クラプロックス」、3位は「Tepe」というランキングになりました。

■手磨きの歯ブラシが上位を独占！

第1回、第2回の調査では電動歯ブラシの王道ブランド「ソニッケアー」がトップ3にランクインしていましたが、今回の調査ではベーシックな手磨きの歯ブラシが上位を独占。これまでの傾向とは異なり、順位の大きな入れ替わりが起こっています。

■「ルシェロ」が2年連続1位を獲得

前回も1位だった「ルシェロ」が今回も1位を獲得し、根強い人気のわかる結果となりました。ルシェロは毛先のカットや、植毛部の設計がバリエーション豊かな歯ブラシです。歯や口腔内の悩みは人それぞれ異なりますが、それぞれ特徴の異なる歯ブラシの中から、お悩みや歯・歯肉の状態に合わせて選べるという点が高い評価を得ています。

■「クラプロックス」と「Tepe」にも注目

前回、前々回とランクインはしていたものの、上位に躍り出ることはなかった「クラプロックス」が、今回は2位を獲得しました。クラプロックスを一目見て驚くのは、濃密な植毛本数です。細かく、当たりの柔らかな毛先を贅沢に5000本以上使用しており、愛用している歯科医師からは「まるでマイクロファイバーの布で歯を拭っているよう」と称されたほどです。この毛量の多さは一般的な歯ブラシと比べると圧倒的に多く、歯垢除去のしやすさや、歯や歯茎に優しい磨き心地が高い評価を得ています。

3位の「Tepe」は日本だけでなく、世界各国で50年以上愛され続けている歯ブラシです。歯科先進国であるスウェーデンにて、設計から製造までの全てを行っているという徹底っぷりや、使いやすい台形のヘッドと幅広なハンドルが特徴的です。

■電動歯ブラシや、歯ブラシの使い分けにも注目

惜しくもトップ3にランクインしなかった、電動歯ブラシの「ソニッケアー」は5位、ブラウンオーラルBは8位という結果になりました。しかし、電動歯ブラシを使っている歯科医師が減ったのではなく、電動歯ブラシと手磨きの歯ブラシを併用しているという方が複数人いらっしゃいます。また、手磨きの歯ブラシで2種類を使い分けているという方も。口腔内の状態に合わせて、電動と手磨きの併用が今後のトレンドになるかもしれません。

歯科医師が使っている歯磨き粉の第1位は「チェックアップ」

歯ブラシに続き、日頃から使用している歯磨き粉についてもお伺いしました。その結果、1位は「チェックアップ」、2位は「ブリリアントモア」、3位は「ルシェロホワイト」というランキングになりました。

■「チェックアップ」は2年連続1位！

第2回の調査でも1位だった「チェックアップ」は、今回も1位で21％という結果となり、2年連続1位を獲得しています。2位、3位の歯磨き粉との票差は圧倒的で、まさに歯磨き粉の王道と言えるのではないでしょうか。チェックアップは、虫歯予防に役立つフッ素の濃度が濃いところや、研磨成分が少ないところが歯科医師から高い評価を得ています。日常使いしやすく、コストパフォーマンス抜群なところも相まって、今後の調査でも1位を獲得するのではないでしょうか。

■美白歯磨き粉がトップ3にランクイン

今回の調査では、2位に「ルシェロホワイト」、3位に「ブリリアントモア」がランクインしています。どちらもステイン除去に力を入れた美白歯磨き粉で、虫歯予防のためにフッ素も配合されています。歯の白さを重視するだけでなく、機能性の高さも高評価のポイントとなっています。

■歯磨き粉にはこだわらなくてもOK？

今回の結果でも、歯磨き粉には特にこだわっていないという歯科医師は多いです。それはどんな歯磨き粉を使うかよりも、「磨き方が重要」だからとされています。高機能な歯磨き粉を毎日使ったとしても、歯が上手く磨けておらず、歯垢や食べかす等が歯に付いたままでは虫歯になってしまいます。つまり、自分の歯や口腔内の状態に合う歯ブラシを使い、1本1本しっかり磨くことが大切。毎回しっかり磨けていれば、歯磨き粉はなんでも良い、むしろ使わなくても良いということです。しかし、歯磨き粉には「フッ素による虫歯予防」や「着色汚れが落としやすい」「口臭予防」といった効果が期待できる成分が入っており、使うことでよりキレイな歯や口腔内を保ちやすくなることも。まずは磨き方や、上手く磨ける歯ブラシを使うということを重視し、歯磨き粉は毎日のブラッシングにプラスして効果を発揮するものと考えましょう。

2022年版：歯科医師の使っている歯ブラシランキング

【1位】ルシェロ

■歯科医師のおすすめポイント
ヘッドがコンパクトで持ちやすい。軽い。

【2位】クラプロックス

■歯科医師のおすすめポイント
マイクロファイバーの布巾でテーブルを拭くようなイメージで、汚れをぬぐい取れる。

【3位】Tepe

■歯科医師のおすすめポイント
丈夫でカラーやヘッドのバリエーションも豊富。

【4位】システマ

■歯科医師のおすすめポイント
ヘッドが小さめで歯間も磨きやすい。

【5位】ソニッケアー

■歯科医師のおすすめポイント
軽くて使いやすい電動歯ブラシです。

【6位】デント

【7位】タフト24

■歯科医師のおすすめポイント
値段も手ごろで、形も良い。磨きやすい。

【8位】ブラウンオーラルB

【9位】バトラー

■歯科医師のおすすめポイント
歯肉ケアもしやすい毛先やヘッドが特徴。

【10位】Ci702

■歯科医師のおすすめポイント
安価で使いやすい。

【10位】プロスペック

■歯科医師のおすすめポイント
毛の硬さや大きさも良い。

【12位】GVK MORNING

【13位】プリニアスマイルB

【13位】イオンパ

2022年版：歯科医師の使っている歯磨き粉ランキング

【1位】チェックアップ

■歯科医師のおすすめポイント
フッ素濃度が濃い。

【2位】ルシェロホワイト

■歯科医師のおすすめポイント
着色汚れがつきにくくなる。

【3位】ブリリアントモア

■歯科医師のおすすめポイント
着色汚れが落としやすい。

【4位】シュミテクト

【5位】リナメル

■歯科医師のおすすめポイント
着色予防と虫歯予防ができる。

【6位】コンクール

■歯科医師のおすすめポイント
高い殺菌力で研磨剤が入っていない。

【7位】SP-T

■歯科医師のおすすめポイント
歯周病・虫歯予防に最適。

【8位】Bプラス
ネット販売なし

【9位】PG-STOP

■歯科医師のおすすめポイント
低刺激で研磨剤や発泡剤が入っていない。

【10位】クリンプロ

【11位】Ora2

【11位】クリアクリーン

【11位】クリニカ

【11位】スーパースマイル

【11位】ペリオバスター
ネット販売なし

【11位】ポリリンジェル

【11位】リペリオ

調査方法：訪問面接調査
調査対象：歯科医師146名
集計期間：2021年10月21日～2022年10月24日

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