【第3回】現役歯科医師に聞きました。歯科医師になった理由ランキング!2位「身近に医療従事者がいる」1位は? | 歯医者の選び方 | 歯医者がおすすめする歯科医院

4月には、「よい歯の日」という歯の記念日があるのはご存知でしょうか。これは、4月18日が語呂合わせで「4(よ)1(い)8(は)」と読めることから制定されました。季節の変わり目である4月は、心身ともに疲れが溜まりやすく、体のケアも疎かになりがち。歯の健康は全身の健康に繋がると言われているので、よい歯の日に向けて、オーラルケアに力を入れてみませんか?毎日の歯磨きはもちろん、「最近歯医者さんに行っていないな」という方は、検診で歯の状態をチェックしてもらいましょう。しかし、歯医者さんはなんだか苦手で行きづらいという方もいますよね。そこで今回は、よい歯の日に合わせて、現役歯科医師71人に「あなたが歯科医師になったきっかけは?」というアンケート調査を2年ぶりに開催しました。実は回答を頂いた歯科医師の中にも「幼い頃は歯科医院に行くのが苦手だった」という方がいるのです。どんなきっかけから歯科医師になることを決意されたのか、第3回目の調査結果と共にご紹介します。こちらの記事が読み終わったら、ぜひ前回の記事も御覧ください。
前回の記事はこちら→https://www.shikaosusume.com/28491/

歯科医師になったきっかけの1位は?

<調査結果サマリ>

  • 父も叔父も歯科医師で、患者さんに感謝されているところを身近で見ていて憧れました。
  • 幼い頃から虫歯に悩んでおり、治療が苦手な人の力なりたいと考えたのがきっかけです。
  • 手先が器用で、異業種の父から歯科医師になることを勧められました。
  • 歯医者に行くのが苦手な子供でしたが、とある小児歯科の先生が優しくて歯医者も大好きになり、先生のようになりたいと思ったのがきっかけです。
  • 仲の良い友人が歯学部を受験するというのをきっかけに歯科に興味を持ちました。

歯科医師になった理由・きっかけは?
【1位】親族に歯科医師がいる:38人
【2位】身近に医療従事者がいる:10人
【3位】医療分野の職業に興味があった:8人
【4位】幼い頃治療してくれた先生に感銘を受けて:7人
【5位】その他:4人
【6位】手先が器用で細かい作業が好き:2人
【6位】親や学校の先生から勧められた:2人
(アウトオブザボックス調べ)

現役歯科医師71人に「あなたが歯科医師になったきっかけは?」というアンケート調査を行ったところ、第1位は「親族に歯科医師がいる」という結果になりました。

親族の中でも、父や祖父、叔父が歯科医師という方が多く、患者さんから感謝されているところを見て憧れたという先生がたくさんいらっしゃいました。また、「医科や歯科の区別がない時代から代々続く歯科の家系」という方や、「両親共に大学に勤務している歯科医師で、研究室によく遊びに行っていた」という方、「父が歯科医師で、将来の夢は歯科医師と幼稚園の卒園アルバムに書いていた」という回答もありました。

歯科医師になったきっかけ:2位以下は?

歯科医師になったきっかけの第2位は、「身近に医療従事者がいる」です。医療に携わる人が身近にいると、幼い頃から自然と興味を持ち、進路を決める時のきっかけになったと回答した先生もいらっしゃいました。また、家族に医師がいて、自分も漠然と医療の道に進もうと調べていたら歯科の分野にたどり着き、面白そうだなと思って目指そうと決意した方もいました。

第3位は、「医療分野の職業に興味があった」です。子供の頃に病院に通っていたことから、将来は医療の分野で人の役に立ちたいと考え、歯科医師の道を選んだという先生や、出身の村に歯科医院が少なく、自分を含め住民が不便な思いをたことがきっかけで歯科の分野に進もうと決めた先生もいらっしゃいました。

第4位は、「幼い頃治療してくれた先生に感銘を受けて」です。子供の頃に歯科矯正をして、噛み合わせや歯の状態がとても良くなることを経験したのがきっかけという方や、「歯医者さんが嫌いな子供だったが、親に連れて行ってもらった小児歯科の先生がとても優しく素晴らしい先生で、通ううちに歯医者さんに行くのが大好きになった」という回答もありました。その先生とは、歯科医師になった今でも親しいお付き合いがあるそうです。

4位以下の回答もご紹介します。
「子供の頃から細かい作業が得意で、それを活かせる職業を探してたどり着いた」
「父が歯科医師を目指していたが事情により断念し、その思いを継ごうと決意した」
「子供の頃から手先が器用で、進路を決める時に学校の先生から歯科医師の道を勧められたことがきっかけ」

まとめ

子供の頃や学生時代は「将来の夢」や「進路希望」を書く機会が何度かありますが、現在歯科医師として活躍されている先生方は、家族や身近な人に歯科医師や医療従事者がいた事から、将来の夢や進路に歯科の道を選んだという方が多いようです。
そして、どの先生も「親から歯科医師の道を強いられたことはない」とのこと。患者さんや地域に貢献している親の背中を見て憧れたことから、自然と将来の夢になっていたそうです。また、子供の頃は歯科医院に通うのが苦手だったり、家族含めて歯医者が苦手だったことから、歯科の治療が苦手な人や家族の力になりたいと思っていたという回答もありました。

歯並びや噛み合わせが悪いとコンプレックスになったり、虫歯や歯周病が気になるけれど、歯医者に行くのが苦手で、ずっと先延ばしにしているという方も多いと聞きます。ですが、どの先生方も、お悩みや気になることは何でも話してほしいと、コミュニケーションを重視して診療している方ばかりです。そして、美味しくご飯を食べたり、楽しくおしゃべりをするには、健康な歯を長く保つことが大切。歯医者が苦手という方も、よい歯の日をきっかけに勇気を出して歯科医院に行ってみてはいかがでしょうか。

調査方法:訪問面接調査
調査対象:30~70代男女現役歯科医師71名
集計期間:2021年4月2日~2022年12月20日

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